今宵の一枚はOscar PetersonのEloquence、録音は1965年5月。レーベルはMercury。ライブのアルバムである。実に良く唄うpianoだ。軽やかにして華麗、そして滑らか。まさにEloquence(雄弁)なアルバムである。ライブにしては音が良い。演奏を楽しんでいる様子が手に取るようにわかる。Ray Brownのbassが強力無比。力強くブンブン唸る。Ed Thigpenのdrumsはいつも通りの渋さ。いぶし銀の渋さである。
B面冒頭のMoanin'が素晴らしい。
すでに記したように録音は驚くほど良い。ライブの臨場感タップリは当然として、各パート音が綺麗に分離し明確。
personnel
Oscar Peterson(piano)
Ray Brown(double bass)
Ed Thigpen(drums)
side A
1.Children's Tune
2.Younger Than Springtime
3.Misty
4.Django
side B
1.Moanin
2.Autumn Leaves
3.THE Smudge
4.Lovers' Promenade