アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

ELOQUENCE/OSCAR PETERSON TRIO

2017年01月27日 01時57分34秒 | ジャズ







今宵の一枚はOscar PetersonのEloquence、録音は1965年5月。レーベルはMercury。ライブのアルバムである。実に良く唄うpianoだ。軽やかにして華麗、そして滑らか。まさにEloquence(雄弁)なアルバムである。ライブにしては音が良い。演奏を楽しんでいる様子が手に取るようにわかる。Ray Brownのbassが強力無比。力強くブンブン唸る。Ed Thigpenのdrumsはいつも通りの渋さ。いぶし銀の渋さである。

B面冒頭のMoanin'が素晴らしい。

すでに記したように録音は驚くほど良い。ライブの臨場感タップリは当然として、各パート音が綺麗に分離し明確。


personnel


Oscar Peterson(piano)

Ray Brown(double bass)

Ed Thigpen(drums)


side A

1.Children's Tune

2.Younger Than Springtime

3.Misty

4.Django

side B

1.Moanin

2.Autumn Leaves

3.THE Smudge

4.Lovers' Promenade

久々の新顔登場

2017年01月26日 00時52分38秒 | オーディオ





左がCD、右がSACD。とはいえ外観はまったく同じで判別つかず。


ボケてしまい見にくいが右がSACD。DSDの刻印が見えるだろうか。

今宵はオーディオ話。拙宅のオーディオ機器の中ではデジタル系の再生能力が今一つなところがあり、SACD/CDプレーヤーのアップグレードを考えていた。とりわけSACDの良さを再現できず悩んでいた。同一ソースで比べても違いがあまりわからなかったのだ。なんとなく違うなぁ、といったレベル。ソフトとしての将来も危なく、ハイエンドの機種はもはやSACD対応機種はほとんどないSACDプレーヤ。完全に見切られているようだ。DVDオーディオも全滅。おそらく5年もすると市場からSACDは姿を消す可能性、大である。

20~30枚しかSACDのソフトは持っていないが、十全に活用したい思いも募り、今回の導入となった。機種はESOTERICのSA-60。セパレート型や最新機種を買えるほど懐具合は豊かではなく、若干古いが当該機に落ち着いた。ESOTERICはSACDのソフトもリリースしており、製造中止になった機種とはいえ、まだメンテナンスに応じてくれるはず、と踏んだのも購入動機の一つだ。VRDSに代表されるメカ部分を製造する数少ないメーカーで、CDプレーヤーに関しては他社に比べてノウハウ豊富で専門メーカーとしての信頼度も高い。

で、肝心な音。これがたいへん。電源投入後2時間はダメダメで大枚叩いたのに、えらいモノ買ってしまったなぁ、と後悔頻り。音がコチコチで、スピーカーの周りしか広がらず固く冷たい音。電源ケーブルを3種類替え、2時間経過そして、3時間たつころには前任者(DENONのDCD SA10)と同等か上回る音になった。左右いっぱいに音が広がり、なにより奥行きが出て、ガッツのある暖かい血の通った音になった。やれやれ一安心。DENONとの一番の違いはSACDとCDの差が明確なこと。まったく同じソース(Wartz for Debby,Bill Evans Trio)、同一音量での比較だから間違いない。やっとSACDの真価が理解できた。物理的な容量の違いが明らかに音に反映している。

ピンケーブルは1,000円/M程度のカナレだし、電源ケーブルもさほど高級ではない。セッティングも煮詰めないといけないし、外部clockを使った音質向上もトライしてみたいな。
やること、やるべきこと山積みである。

FEELIN' RED/RED GARLAND

2017年01月24日 23時49分14秒 | ジャズ







今宵の一枚は、Red GarlandのFeelin' Red。録音は1978年5月、レーベルはMUSE Records。Red GarlandはChickやHerbieほどではないにしろ、日本で根強い人気があるpianistである。マイルスのクインテットに在籍していたことは余りに有名で、俗に言う「左手のブロック・コード+右手のシングル・トーン」奏法はシンプルで誰が聴いてもわかりやすい。Jazz pianoの醍醐味を端的に味わことができる。このアルバムは一時引退し復帰後に録音されたもの。スピーディーで躍動感があり、聴く者をグイグイと引っ張る。溌剌さと勢いがあり、息もつかせず畳みかけるのだ。bassのSam JonesはGarland同様ベテランで渋い演奏。drumsのAl Foster、今でこそ大御所だが当時は34歳、若手である。二人のベテランに負けじと、煽りまくる様子がよくわかる。

録音は普通。面として大雑把に聴くと大きな不満はないが、どうも個々の楽器の分離が悪い気がする。もう少し鮮明さが欲しい。



personnel

Red Garland(piano)

Sam Jones(bass)

Al Foster(drums)


side A

1. It's All Right With Me

2. You Better Go Now

3. On A Clear Day

side B

1. Going Home

2. The Second Time Araound

3. I Wish I Knew

4. Cherokee





Lugar Comum/Karen

2017年01月22日 23時26分27秒 | ジャズ




今宵の一枚はKarenのLugar Comum、録音は2016年9月~10月?。レーベルはBrisa RECORDS。久々にボサノバ、それも去年リリースされたばかりのアルバムである。カレンさんは2003年の山中湖ボサノバオフにサパトスと参加されて以来のファンである。失礼ながらヘタウマな歌唱で、暖かくほのぼのする感じの脱力系vocalである。(^^);今回のアルバムは日本語の歌詞と、バタやん(Jazz Guitar)との共演が目玉。日本語で聴く彼女のVocal、一層哀愁を帯び、どこか寂しげ。ずいぶんと雰囲気が違う。新境地である。

今回のアルバムはJazz guitaristのバタやんこと小畑和彦が参加。二人のguitar奏法の違いが興味深い。特筆すべきは音の良さ。過去の2枚のアルバムとは別物。





personnel

Karen(vocal,guitar)

Kazuhiko Obata(guitar)

Kosuke Kamishin(guitar)

kaoya Kawamitsu(fl)

Matsumonica(Chromatic Harmonica)

RINDA(Perc)


Lugar Comum

2:DoraliceKare

3:羽根

4:Gatota de Ipanema

5:A Chuva ~interlude

6:しあわせのたね

7:Ipê-roxoKaren

8:Baiãozinho

9:明日へのうた

10:Bossa na Praia

SECRETS/HERBIE HANCOCK

2017年01月18日 23時55分52秒 | ジャズ







今宵の一枚はHerbie HancockのSecret、録音は1976年6月。レーベルはColombia。Sound Systemに比べると随分とスッキリした感じだ。fusionではなく、crossoverと言われていた時代のアルバムでまだacousticな香り濃厚で違和感なく、聴ける。Rockのようでいて、しっかりJazzである。一種独特の浮遊感があり心地よい。B面3曲目のSwam Rat、Keybordとbassの絡みに、ポッと浮かぶguitarの音色がなんとも面白い。それにしてもメンバーの息がよく合い、グループ全体として音がグングンと前に出てくる。

録音は優秀。音に厚みがあり、楽器の分離も良好。空間にポッと浮かぶguitarが秀逸。


Personnel

James Gadson ((drums)

Herbie Hancock (piano, electric piano)

Bennie Maupin (soprano sax, tenor sax, saxello, lyricon, bass clarinet)

Ray Parker Jr. (guitar, backing vocals)

Paul Jackson(bass)

James Levi(drums)

Kenneth Nash (percussion)

Wah Wah Watson –(guitar)



side A

1.Doin' It

2.People Music

3.Cantelope Island


side B

1.Spide

2.Gentle Thoughts
3.Swamp Rat

4.Sansho Shima

OFF HUMAN FEELINGS/ORNETTE COLEMAN

2017年01月17日 23時47分35秒 | ジャズ






今宵の一枚はOrnette ColemanのOff human feeling、録音は1979年4月。レーベルはAntilles。Ornette Colemanといえば何といっても「ジャズ来たるべきもの」が何を置いても思い浮かぶ。Free Jazzの旗手にして盟主。とっつきにくくて、わかりにくい代表のような存在だが、このアルバムは比較的聴きやすい。不協和音の連続ではなく、ちゃんと楽曲の態を成している。一聴fusion?か、と思うが違う。やはり紛うことなきjazzであろう。それにしてもOrnette Colemanのasは不思議な音色である。単独で聴くとなんとも「変」だがバンド全体、面として音を聴くとちゃんと、ハモっているのだ。bass guitarの存在感が際立っている。asとの掛け合いが凄い。

B面3曲目love wordのas、bass-guitar、guitarの絡みが秀逸。バラバラなようでいてさにあらず。これはお勧め。


録音はまずまずか。各パートキチンと分離。厚みもある。




asとのコラボが凄い。

personnel

Denardo Coleman(drums)

Ornette Coleman(as)

Charlie Ellerbee(guitar)

Bern Nix(guitar)

Jamaaladeen Tacuma(bass guitar)

Calvin Weston(drums)


side A

1.Sleep Talk

2.Jump Street

3.Him and Her

4.Air Ship


side B

1.What Is the Name of That Song?

2.Job Mob

3.Love Words

4.Times Square

SONG FOR SISYPHUS/THE PHIL WOODS QUNTET

2017年01月16日 23時49分36秒 | ジャズ






今宵の一枚はPhil WoodsのSong for Sisyphus、録音は1977年11月。レーベルはRCA。Philは大変人気のあるSAX吹きで、ダウンビートの人気投票でトップに輝いたこともあり、根強い人気がある。このアルバムも存分に吹きまっくており、まるで複数の菅楽器奏者がいるかの如く、分厚い音で埋め尽くされる。いわゆる濃い、ファンキーな演奏だ。熱狂的といっても過言ではあるまい。一本調子なところもなきにしもあらず。何を聴いても同じ調子なのだ。また周りを固めるメンバーがどうも印象が薄い。御大にスポットが当たるのは致し方ないが、なにか足りない気がする。

録音は平凡、いや悪い。とても70年代後半の録音とは思えない。音像が真中に集まり、分離が足りない。まるでモノーラルのような録音。もっと左右に広がりがあれば、ぐっと印象が変わるのだが。録音のせいで今一つな演奏に聴こえる。残念。



personnel

Phil Woods(as,ss )

Steve Gilmore(bass)

Bill Goodwin(drums)

Harvey Leahey(guitar)

Mike Melillo(piano)



side A

1.Song For Sisyphus

2.Last Night When We Were Young

3.Nuages

4.Change Partners

side B
1.Monking Business

2.Summer Afternoon

3.When My Dreams Come True

4.Shaw Nuff




THE MAESTRO/CEDAR WALTON

2017年01月15日 23時49分18秒 | ジャズ






今宵の一枚はCedar WaltonのThe Maestro、録音は1980年12月。レーベルはMuse records。Cedarは好きなpianistの一人で派手さはないが、リリカルで清々しい演奏が魅力的だ。このアルバム、盟友のBilly Higginsとの息もピッタリでこの二人で組んだアルバムが数多くリリースされている。歌伴も得意とすることで、Abbey Lincolnのvocalを見事に盛り立てている。笠井紀美子との共演でのCedarの演奏も良かったなぁ。Abbey Lincolnは声がたいへん特徴的で一聴してわかる。失礼ながら決して美声ではないが、心に残る歌手である。個人的には「We insist!」のイメージが強烈。かつての夫君、Max Roach共々熱心な黒人解放運動家としても有名。B面最後、On the trailのDavid Williamsのbass soloが圧巻。

録音は優秀。非常にダイナミックかつ、音が厚く粒だちも素晴らしい。定位も抜群。こんな演奏を聴いてしまうと、CDヤSACDそしてハイレゾなんて必要ない。


personnel

Cedar Walton(piano)

Abbey Lincoln(vocal)

Bob Berg(ts)

David Williams(bass)

Billy Higgins(drums)



side A

1.THE Maestro

2.Rhyhm・a・ning

3.Not in love

4.Sabia


side B

1.In a sentimental mood

2.Blue MONK

3.Castles

4.On the trail





EIJI KITAMURA/SOPHISTICATED LADY

2017年01月14日 16時15分11秒 | ジャズ






今宵ではなく、まだ今日の一枚は北村英治のSophisticated lady。録音は1978年8月。レーベルはユピテルレコード。このアルバム、まず驚くのが録音が素晴らしいこと。これには本当にビックリ。ここ1,2か月で聴いたLPの中ではぴか一。群を抜く素晴らしさである。あたかも2トラ38の生録の音を聴いているかのようだ、と言えばお分かり頂けるだろうか。要は生の音を録音したオープンリールテープの再生音である。CDやSACDがどんなに優秀でも所詮缶詰。生の食材ではない。すなわち、鮮度抜群、生き生きとした音のこと。初めて聴いた時は椅子から転が落ちそうになったほど、衝撃を受けた。あいにく手元にもはやオープンデッキはないが、ソフトだけはまだ残してある。いつかまた聴いてみたい、とそんな気にさせるアルバムである。

御大、北村英治はもちろん他のメンバーも実に楽しそうに演奏している。失礼ながら、vibの増田一郎とdrumsの須永ひろし以外存じ上げないPlayerだが、なかなかどうしてみんな上手い。特にpianoの秋満義孝が素晴らしい。日本のJAZZ Musicianのレベルの高さを改めてし知らされた思いだ。

冒頭に記したように、とにかく音が良い。SNが高くノイズレベルが異様に低く、レンジ広大。まさにテープサウンドの如くシャープで鮮明な音。これはもう満点でしょう。!!



Personnel

北村英治(cl)

増田一郎(vib)

秋満義孝(piano)

池沢行生(bass)

須永ひろし(drums)


side A

1.The world is waiting for the sunrise

2.Sophisticated lady

3.Sweet sue just you

4.Rosetta

5.Undecided



side B

1.Stompin' at the savoy

2.I want to be harry

3.Poor butterfly

4.Someone to watch over me

THE MEETING/JACKIE McLEAN featuring DEXTER GORDON VOL1

2017年01月13日 23時38分31秒 | ジャズ






今宵の一枚はJackie Mclean&Dexter Gordon、録音は1973年7月のライブ。レーベルはSteeple Chase Records。このアルバムもなかなか豪華な顔合わせだ。JackieとDextorのsax群だけでなく、pianoにKenny Drew、bassにNield-Henningを従えての演奏である。tsと共演だからして、当然ながら吹きまくりである。これでもか、と畳みかける二人の絡みが熱い。盛り立てるKennyのpianoが憎いほどにツボを得たプレイで好き者にはたまらない。ストップホルムのライブスポット「Montmarrte」でのライブ感そのままに、雰囲気、ニアンスが伝わっくるようだ。こんな演奏を聴くとアルコールが欲しくなるのは、拙者だけではあるまい。

残念ながらライブとはいえ、録音はイマイチ。ダイレクト感が希薄で、ちょっとベールを被ったような音。A面よりB面の方が音が良い気がするがなぜ。?


personnel

Jackie Mclean(as)

Dexter Gordon(ts)

Niels-Henning(bass)

Alex Riel(drums)


side A

1.All clean

2.Rue De La Harpe


side B

1.Sunset

2.On the trail


SOUL JUNCTION/The red garland guintet featuring John coltrane and Donald byrd

2017年01月12日 23時43分52秒 | ジャズ






今宵の一枚はRed garland Quintet、録音は1957年11月、レーベルはprestige。好きなpianistは数多いるが、1番はこの人Red garlandかな。とにかくよく唄う。実にリラックスして演奏で、グッと寛げるのだ。Coltrabeを筆頭に、Danald byrd、Arthur tylorと脇を固めるメンバーも豪華。bassのGeorge Joynerだけちょっと格が落ちるが、演奏は素晴らしい。ここまでブンブンと鳴って存在感を主張するbassは、あまり聴いたことがない。A面冒頭のGarlandとの掛け合いは見事。
B面2曲目のColtraneとDonald byrdの掛け合いも聴きごたえタップリ。しかし圧巻はやはりColtraneのソロ、とりわけB面最後のHallelujah凄い。

録音はVan Gelderながら今一つかな。不思議とスピーカに接近して聴くより離れた聴いた方が良く聴こえる。ちょっと音の分離が物足りない気がする。


personnel

Red Garland(piano)

John Coltrane(ts)

Donald Byrd(tp)

Arthur Taylor(drums)

George Joyner(bass)


side A

1.Soul junction

2.Woody'n you



side B

1.Birk's works

2.I've got it bad

3.Hallelujah


HERBIE HANCOCK/SOUND -SYSTEM

2017年01月11日 23時08分07秒 | ジャズ






今宵の一枚はHerbie HancockのSound system。録音は1983年10月~12月、レーベルはcolumbia。「処女航海」や「Water melonman」に馴染んだ耳には戸惑いを憶えるほどの「音造り」である。Miles band在籍時代からelectric soundにも才能を発揮していたHerbieにしてみれば違和感など微塵もなかったのだろう。嬉々として、音の万華鏡よろしく縦横無限にsynthesizerを駆使する様子が目に浮かぶ。しかし何度聴いてもスクラッチは苦手。ガチャガチャと煩い。

お勧めはA面最後のKarabali、アフリカを想起させShorterのSSが心地よい。


personnel

Herbie Hancock(piano, synthesizer, keyboards)

Bill Laswell:(electric bass, drum programming, tapes)

D.S.T.:(turntables, "FX")

Nicky Skopelitis:(guitar, electric drums)

Henry Kaiser:(guitar)

Bernard Fowler:(vocals, vocal arrangements)

Wayne Shorter:(soprano saxophone)

Toshinori Kondo:(trumpet)

Anton Fier:(drums, percussion)

Daniel Poncé( percussion)

Foday Musa Suso( percussion, guitar, various instruments)

Aïyb Dieng:(percussion)

Hamid Drake:(cymbals)




side A


1.Hardrock

2.Metal Beat

3.Karabali


side B

1.Junku

2.People are Changing

3.Sound System

ROUND MIDNIGHT/CLAUDE WILLIAMSON

2017年01月10日 21時26分41秒 | ジャズ






今宵の一枚はClaude WilliamsonのRound Midnight、録音は1956年2月、レーベルはBethlehem。Round Midnightといえば、Milesのアルバムが余りに有名だが、こちらはpianoに焦点を与えた一枚だ。ClaudはBud Powel直系の人といわれ、事実よく似た奏法である。とにかくノリが良く、良く唄う。前へ前と音がせりあがってくる感じである。非常に気持ちが良いplayで、思わず身を乗り出してしまう。bassのRed Mitchellがこれまた渋い演奏で、脇をきっちりサポート。drumsのMel Lewisも控えめながら、確かなりズムを醸し出している。

隠れた名盤かもしれない。


録音は優秀、各楽器の音色が素晴らしい。モノーラルながら全く気にならない。


personnel

Claude Williamson(piano)

Red Mitchell(bass)

Mel Luis(drums)


side A

1.Stella by Starlight

2.Somebody loves me

3.I'll know

4.The surrey with the fringe on top

5.Polka dots and moonbeams

side B

1.The for two

2.Stompin' at the savoy

3.Round Midnight

4.Just one of those things

5.Love is here to stay

6.The song is you



McCOY TYNER/Live at NEWPORT

2017年01月09日 23時35分30秒 | ジャズ






今宵の一枚はMcCOY TYNERのLive at Newport。録音は1963年7月、レーベルはimpulse。ライブ盤でだが、音が良い。躍動感あふれる演奏の熱気を余すところなく捉えた素晴らしい録音である。こんな録音を聴いてしまうと、やはり50年代から60年代の「音」こそが一番と改めて感じる。McCOYといえば、コルトレーンのバンドに在籍していたことで有名である。彼の演奏は流麗ではあるけれど、Oscar Petersonのそれとは随分と違う。後者は余りに上手すぎてちょっと鼻につく感がなきにしもあらずだが、こちらはどこか人間臭さ、よりemotionalな味わいが感じられる。

MAcCOY以外のメンバーはご機嫌な演奏だがとりわけ、Clark Terryのtpが凄い。A面の冒頭のNewport ROMPのソロが圧巻。


personnel

McCOY Tyner(piano)

Bob Cranshaw(bass)

Mickey Roker(drums)

Clark Terry(tp)

Charlie Mariano(as)


side A

1.Newport Romp

2.My funny Valentine

3.All of you


side B

1.MonK's blues

2.Woody's you



ERIK SATIE L'OEUVRE POUR PIANO/YUJI TAKAHASHI

2017年01月08日 23時37分51秒 | ジャズ






今宵の一枚は高橋悠二が弾くErik Satie、録音は1976年1月、レーベルは日本コロンビア。JAZZではないけれど、どこかClassicらしからぬSATIEの音楽。正月でもありちょっと取り上げてみた。久々の日本人音楽家でもある。Satieの音楽は映画やドラマで良く取り上げらるので、みなさんどこかで聴いているはず。もっともポピュラーなClassicのひとつ、と言っても過言ではあるまい。アバンギャルドな響きでどこかJazz的な香りがするのではないだろうか。?物悲しい調べは日本人の感性によく合う気がする。

高橋悠二はClassicの作曲家、pianistで、御年78歳。拙者があれこれ言える御仁ではないの詳しくは公式サイトをどうぞ。JAZZ界では富樫雅彦と親交が深かった記憶がある。JAZZplayerとの共演も数多くあり。

一聴して上手い、と実感。流れるような演奏ではないが一音一音明晰でかつ力強い。


録音は優秀。DENONが開発したPCM録方式で収録。digital録音の走りである。非常にダイナミックレンジが広く、Digital to AnalogながらCDやSACDが不要なほど素晴らしい録音である。PCN録音初期の作品でDENONの気合とエンジニアの緊張感がハッキリと解り、興味深い。


personnel

高橋悠二(piano)

side A

1ジムノペディI/II/III

2.グノシエンヌ I/II/III

3.天国の英雄的な門からの前奏曲

4.ジュ・トゥ・ヴゥ

side B

1.ジュ・トゥ・ヴー

2.冷たい小品(逃げださせる歌)I-II-III

3.冷たい小品(ゆがんだ踊り)I-II-III

4.ノクチュルヌ I-II-III-IV-V

5.ラグ=タイム・パラード