アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

続IAN GILLAN BND(Clean air turbulence)

2015年08月31日 00時00分58秒 | ロック
引き続きIAN GILLAN BANDの巻き。progressiveなアルバムの証がB面冒頭のOver the hill、rockの乗りが徐々にレゲエ風になり、コーラスはケチャ如くとなる。左右、センターにタカタッタ~、タカタッタ~、タカタッタ~と声が鳴りわたる様は思わず耳を欹てられる。この一節を聴きたくて何度も針を落としたものだ。魅かれる音作りでツボに嵌った感あり。


1978年か1979年だった、と思うが生でどうしてもこのバンドが聴きたくなり武道館に出かけた。レコードそのまままの音でいたく感動した記憶がある。おもしろかったったのはアンコールで、High way starでなくSmoke on the waterを演奏したこと。IAN GILLANといえば、当時はまだまだDeep purpleのイメージが強く、払拭したくてClean air turbulenceをリリースしたのに旧くからのファンはどうしてもシャウトするIANに期待してしまうのだな、と感じた。High way starを演奏しなかったのは彼の矜持だろうな。


side A

1.Clean air turbulence

2.Five monn

3.Money lender

side B

1.Over the hill

2.Goodhand liza

3.Angel manchenio


(personnel)

Ian Gillan(vocal)

Colin Towns(Key&fl)

Mark Nauseef(drums&percussions)

Ray Fenwieck(guitar&vocal)

John Gustafson(bass&vocal)




IAN GILAN BAND(Clean air turbulence)

2015年08月29日 11時28分52秒 | ロック







週末はRock dayなれど先週末は一泊二日でボサノバライブを楽しみ余韻に浸っているうちに、Blogはすっかり疎かに。つれて今週は夏の疲れが出たのか安楽椅子で4,4時間も惰眠を貪り、Blogの更新ができず。LPは聴いていたのだが、気が付くと深夜いや早朝の時間帯。いやはや、なんとも情けない。

さて、今日の一枚はIAN GILAN BANDのClean air turbulence。録音は1977年、レーベルはIALAND。好きなアルバムは数多あれどこのアルバムはベスト5から外れない。プログレ(プログレッシブロック)的な、形式的な意味ではなく文字通りprogressiveな音作りで何度聴いても新鮮。guitar、keyboard、bassどれをとってもワクワクするほどに上手い。vocalとのバランスも絶妙でバンド全員が良くまとまり、完成度が非常に高い。IAN以外は当時ほとんど無名だったがスタジオミュージシャンの腕利きばかり、納得のプレイだ。

録音も素晴らしい。マルチ録音の厭らしさが少なく自然のバランスである。




この項続く

Eagles(Eagles live)

2015年08月23日 23時21分46秒 | ロック







今宵の一枚はイーグルスのライブ、録音は1976年と1980年のライブから収録。レーベルはアサイラム・レコード。アメリカンを代表するロックバンド、イーグルス。カントリーべスのロックで初期の曲は牧歌的な趣きがあった。「呪われた夜」でヒットを飛ばし、日本でも知られることとなり、「ホテルカリフォルニア」で大ブレーク、アメリカンロックのスタンダード、いや1970年代を代表する曲となった。曲だけでなく歌詞が比喩に富みいろいろな解釈がなされ、話題になったことでも有名。

ライブの録音だが音が良い。たいへん巧みな録音でナチュラルさが素晴らしい。スタジオ録音のように弄り倒されることもなく、音の厚み分離が実に自然。ボリュームを上げて聴いても煩く感じない。各楽器の粒立ちが良く、とりわけギターの音色が手に取るようにわかり興味深い。ジョー・ウォルッシュのアグレッシブな演奏が楽しい。ドン・ヘンリーのボーカルそしてコーラスのハモりの再生も見事。

side A

1.Hotel California

2.Heartache tonight

3.I can't tell you why

side B

1.The long run

2.New kid in town

3.life's benn good

side C

1.Seven bridges road

2,wasted time

3.take it to the limited

4.Doolin-dalton

side D

1.Saturday night

2.All night long

3.Life in the fast lane

4.Take it easy



(personnel)

Don Felder(guitar,vo,key,cho)

Glenn Frey(vo, cho, guitar, key)

Don Henley(vo, cho, ds)

Joe Walsh(guitar)





Bill Evans(Memory of Bill Evans)

2015年08月19日 23時31分52秒 | ジャズ






今宵の一枚はBill EvansのMemory of Bill Evans。録音は1959年12月、1961年2月、6月、レーベルはRiverside。このアルバムはベストアルバム、複数のLPから選曲されている。B面はご存じVillage Vanguardでのライブ。驚かされるのは音源によるサウンドの違いである。CDやSACDとはまるで音が違うのだ。ステレオ録音だが、モノーラルのように音が厚い。Billのピアノがこんなも厚く、濃かったかと唖然。繊細さより、厚み、太さが際立つ。もちろん、リリカルではあるが、枕詞的に使えない。Scottのドラム、Paulのドラムも同様に音が厚い。それでいて、演奏の上手さ独自性が手に取るようにかわる。CD、SACDはSN比は確かに高く、クリアではあるがここまでティールの違いを描けていない。

一押しはA面3曲目のISRAEL。Paulのドラムソロが素晴らしい。BillやScottほどには注目されない?がやはり名手である。


side A

1.Autumn Leaves

2.Some day may prince will come

3.Israel

4.The boy next door

5.Nardis


side B

1.Waltz for Debby

2.Porgy

3.My foolish heart

4.Gloria's step

(personnel)

Bill Evans(piano)

Scott Lafaro(bass)

Paul Motian(drums)

Miles Davis(E.S.P.)

2015年08月19日 01時41分20秒 | ジャズ






今宵の一枚はマイルスのESP。レーベルはコロンビア、録音は1965年。マイルスのアルバムは斬新でエポックなモノばかりで何を聴いても素晴らしく、「どれが好き。?」と言われると迷ってしまう。中でもRound about midnightと本LPが個人的な一押し。前者はコルトレーンのtsが圧倒的な存在感を示し、心が揺さぶられ感情移入しやすく、以前も書いたが落ち込んだ時の回復剤となる。こちらは、全体的にクールで斬新。エモーショナルな度合いは減るものの、何度聴いても聴きたくなる楽曲自体の魅力がある。個人的な前期クインテットと後期クインテットの代表作で、サウンドの違いはもちろん、マイルスの考え方の違いもよくかわる興味深いアルバムだ。

イントロのマイルスが印象的なE.S.P.にも魅かれるがLittle oneが一番好き。ご存じハービー・ハンコック自身のアルバムのMaiden Voyageに収録された曲と同じ曲。


side A

1.E.S.P.

2.Eighty one

3.Little one

4.R.J.

side B

1.Agitation

2.IRIS

3.Mood

(personnel)

Miles Davis(ts)

Wayne Shorter(ts)

Herbie Hancock(piano)

Ron Carter(bass)

Tony Williams(drums)








Rolling Stones(Black and Blue)

2015年08月16日 12時56分38秒 | ロック






今日は夜ではなく、昼。夏フェスの季節ですから。引き続きRock dayにてRolling StonesのBlack and Blue、1975、76年の録音。レーベルはEMI。StonesはZeppelinばかり聴いていた時分はあんまりピンと来なかったけど、Some girls辺りから俄然興味が湧き、新譜がリリースされるといそいそとレコード屋に。このアルバムも発売当時ではなく、2,3年たってから購入したと思う。

10CCと比較すると同じロックなのにずいぶんとサウンド、音作り違うことに驚かされる。前者が多重録音の極致で歪が時に耳触りだが、こちらはclear。なるべく多重録音を避けたシンプルなレコーディングなのだろう。楽器の分離が素晴らしい。各メンバーの音の違い、とりわけゲストのHarvey MandelとWave Perkins(両者ともにguitar)とKeithの音色の違いがおもしろい。全8曲どれも完成度が高く、すべてシングルヒットが狙える曲。たしかA面冒頭のHot stuffがシングルヒットした記憶がある。アルバム全体ではアメリカで初のPlatina disc。

このアルバムからRonnie Woodが参加。太く切れのあるbass guitarは当然ながらStonesのSoundにピッタリ。

個人的な一押しはB面の頭、Hey Negrita。keithとRonの絡みそしてCharlieのdrumが圧巻。それぞれの音が重なり合い、「うねり」つまりグルーブが際立っている。渾然一体となったサウンドが押し寄せてワクワクする。ご存じStonesのバックボーンは黒人音楽。アルバムタイトルからしてこのLPはコテコテ振りが鮮明で気持ちの良いほどである。


side A

1.Hot Stuff

2.Hand of fate

3.Cherry oh baby

4.Memory motel

side B

1.Hey Negrita

2.Melody

3.Fool to cry

4.Crazy mama

(personnel)

Mick Jagger(vocal)

Keith Richard(guitar)

Charles Robert Watts(drums)

Ronald David Wood (bass)Ron Wood


THE ORIGINALS SOUNDTRACK(10CC)

2015年08月15日 23時47分48秒 | ロック








週末はロック特集、今宵の一枚は10CCのThe Original Soundtrack録音は1975年、レーベルはマーキュリー。先週のホール&オーツ同様とにかくかっこいい。男性コーラスの多重録音のお手本のようなサウンドで、あたかも洪水のように音が溢れかえる。1950年代、60年代の音質の優れたJazz Soundに慣れた耳には正直不自然に聴こえてしまうが、これはこれでありだ。歪んだ音、エレキのサウンドをどう料理するかがロックの歴史だから。架空のサウンドトラックという設定でアルバムが創られていて初めて聞いたときは、ハイセンスな音作りにいたく感心した。A面最後のI'm not in Loveはシングルカットされ大ヒット、全米No1を獲得した。日本でもたしかCMソングで使われていた。なんのCMかは失念。

個人的にもI'm not in Loveが好き。畳みかけるギターサウンドが凄い。これでもか、と波のようにそれも大きな波が押し寄せる。B面冒頭のThe Second sitting for the last supperも好みだ。終始一貫ハイスピードかつ切れの良いサウンドが響き渡る。ギュとロックのエッセンスが詰め込まれたサウンドに浸ると気分が高揚する。ぜび大音量で聴きたいLPだ。

620Bの定位と中域の厚さに改めて魅せられた。0.1W程度の入力でも十分で103dbの圧倒的な高能率の素晴らしさに改めて脱帽である。


side A

1.UNE NUIT A PARIS

a.One night in Paris

b.Some Night in a Paris

c.Later the Same Night in Paris

side B

1.The Second sitting for the last supper

2.Brand new day

3.Flying junk

4.Life is a Minestrone

5.The film of my Love

(personnel)

Graham Gouldman(bass,vocal,guitar)
Eric Stewart(vocal,guitar,key)
Lol Creme(vocal,Guitar,gizumo)
Kevin Godley(vocal,drums)

WES MONTGOMERY(MOVIN' ALONG)

2015年08月11日 23時58分29秒 | ジャズ







今宵の一枚は、Wes MontgomeryのMOVIN' ALONG。レーベルはRIVERSIDE、録音は1960年10月。PRESTIGEばかり聴いているのでRIVERSIDEを聴くと音の違いつまりはエンジニアのハッとさせられる。Van Gelderのオンマイク録音に対しバランス重視かな。ちなみに、このアルバムはステレオである。

WESのギターはとにかく力強い。一音一音刻み付けるような奏法である。A面4曲目のbass Guitarの音はアコースティックとはにわかに信じがたい。エレキかもしれないが、Sam Jonesのbassとの掛け合いが素晴らしいのだが、音量厚みともまったく遜色がない。互角である。参加メンバーが伸び伸び演奏してリラックスしている様子がレコードから読み取れる。みんな上手いのだが、bassのSam Jonesが抜群だ。存在感が際立つ。


side A

1.Movin' Along

2.Tune-up

3.Ghost of Chance

4.Sandu


side B

1.Body and Soul

2.So DO It!

3.Says You

(personnel)

WES MONTGOMERY(guitar and bass guitar-on side #2&4,side B #1)

James Clay(fl,ts)

Victor Feldman(piano)

Sam Jones(bass)

Louis Hayes(drums)




CIRCLE IN THE ROUND(MILES DAVIS) RECORD I

2015年08月09日 23時19分50秒 | ジャズ






今宵の一枚はCIRCLE IN THE ROUNDの1枚、RECORD Iだ。週末はRockを聴くのが常だが、やはりこのアルバムを聴かねばなるまい。ドラムの違い、すなわちフィリー・ジョー・ジョーンズとトニー・ウィリアムスの違いに言及したが、まさにA面で二人の違いが手に取りようにわかり、たいへんおもしろい。A面2曲目のBLUES NO.2はフィリーがソロを2回も取りかつ長い。実に良い。ライブだったら迷わず、「イェー。」と合いの手を入れたくなる演奏である。典型的なハードバップ時代のドラミングだ。マイルスのtpともの絡みも素晴らしい。JAZZの醍醐味が詰まったテイクだ。B面はCIRCLE IN THE ROUND1曲だけ。26分に及ぶ長い演奏だが、サウンドは多彩で飽きることがない。聴いたこともない楽器が奏でられ、楽しい限り。中でもトニーのドラムは、音が塊となって迸り面で押し寄せ、フィリーとはまったく別物。もちろん優劣はなし。「違う」としか形容しがたい。どちらも魅力的で好みの問題だろう。

アルバム4曲中気に入ったのはROUND MIDNIGHT。ライブ録音だが、驚くほど音が良い。哀愁帯びたマイルスのtp、パワフルなジミー・コブのドラムが印象的である。アルバム、ROUND ABOUT MIDNIGHTとはずいぶん、趣が違う。tsがコルトレーンでないせいか、ピアノはウィントント・ケリーだからなのか全体のムードが寂しげで、前へ前へ明るいものとばかり思っていた曲が逆のイメージである。でもこれはこれでたいへん魅力的。


side A

1.TWO BASS HIT

2.BLUES NO.2

3.ROUND MIDNIGHT


side B

1.CIRCLE IN THE ROUND

(personnel)

Miles Davis(tp)

John Coltrane(ts)

Red Garland(piano)

Paul Chambers(bass)

Philly Joe Jones(drums)

Hank Mobley(ts)A2,A3

Wynton Kelly(piano)A2.A3

Jimmy Cobb(drums)A3

Wayne Shorter(ts)B

Harbie Hancock(celeste)B

Ron Carter(bass)B

Joe Beck(guitar)B

Tony Williams(drums)B

CIRCLE IN THE ROUND(MILES DAVIS)

2015年08月06日 23時55分50秒 | ジャズ






今宵の一枚はマイルスのCIRCLE IN THE ROUND。レーベルはCBS。このアルバム、未発表テイクを2枚にまとめてもので、録音年月日がバラバラだが1955年1月から1970年2月までの録音である。今日はRecordII、1968年2月から1970年1月まで。ターンテーブルに乗るのがこれまた20年ぶりぐらいで、本当に久々だがこれはすごいアルバムではないか。聴いて驚いた。第2期クインテットのメンバーの充実した演奏でとりわけ、トニーウィリアムスのドラムが素晴らしい。圧倒的なパフォーマンスで、全編を覆い尽くす。奔放で力強くメンバーを鼓吹しかつ自らの存在感を強く主張する。寄り添う演奏、合わせる演奏では、ない。初期クインテットのフィル・ジョー・ジョーンズと聴く比べるとおもしろい。

興味深いのは、A面3曲目のSide CarIIギター、ジョージ・ベンソンである。Breezinのイメージが余りに強烈で、フュージョンギタリストの旗手としか記憶にない。考えてみればMiles in the Skyにも参加していた。すっかり失念。少し緊張気味、このメンバーだと萎縮しても不思議ではない。もう少し溌剌としたプレイが聴きたいところだ。4曲目のSPLASHもおもしろい。ジョー・ザビエルがピアノで、チックがエレクトリックピアノなのだ。どう考えても逆な気がするがこの辺りがマイルスのアイデアだろうか。さすがである。

B面2曲目のGUINEVEREは完全に記憶がない。インド的なサウンドでこれもおもしろい。ロックの要素もタップリ取り込まれいるが、やはりマイルスが料理すると素晴らしくオリジナルなJAZZになるから不思議だ。


初期クインテット中心のRecordIが聴きたくなった。LP2枚組、全部聴くのたいへん。


side A

1.TEO'S BAG

2.SIDE CAR I

3.SIDE CAR II

4.SPLASH

side B

1.SANCTUARY

2.GUINEVERE


(personnel)

Miles Davis(tp)

Wayne Shorter(ts)

Herbie Hancock(piano)

Ron Carter(bass)

Tony Williams(drums)

George Benson(guitar)

Chick Corea(Electric piano)

Joe Zawinul(piano)

Dave Holland(bass)(A4,B2)

Bennie Maupin(bass,clarinet)(B2)

Harvey Brocks(electric bass)(B2)

Jack Dejonette(drums)(B2)

Billy Cobham(drums)(B2)

Airto Motreira(perc)(B2)

Khalit Balakrishra(sitar)(B2)


セシル・ペイニー&デューク・ジョーダン(BROOKLYN  BROTHERS)

2015年08月04日 23時27分39秒 | ジャズ






今宵の一枚はCECIL PAYNEとDUKE JORDANのBROOKLYN  BROTHERS。レーベルはMUSE、録音は1973年3月。昨日に引き続きMUSEレーベルである。ターンテーブルに乗るのは実に25年ぶりだろうか。子供のころから親交があるCECIL PAYNEとDUKE JORDANを兄弟と評したのがアルバムの由来?。ライナーノートの冒頭に、二人の関係はローストビーフと、ヨークシャープリのようだ、と記されている。

CECILの吹くバリトンサックスはJAZZノ吹奏楽器としては地味な存在だろう。ビックバンドでこそ真価を発揮するがコンボではなかなかお目にかかれない。このアルバムではバリバリと吹かれているが、音域が低いので優しい感じ、tsのように迫ってこないのがおもしろい。JORDANのピアノは実に特徴的な、以前にも書いたが非常に特徴あるピアノで硬質な感じだ。CECILと息が合っているのがよくわかる演奏でリラックスした雰囲気が伝わってくる。SAMJONESのbasとAL FOSTERのdrumsも素晴らしい。特にALのdrumsは、聴きもの。よく考えればこの4人、なかなか凄いメンバー」である。

side A

1.EGG HEAD

2.I SHOULD CARE

3.JORDU

4.JAZZ VENDOR

side B

1.CU-BA

2.I WANT TO TALK ABOUT YOU

3.CERUPA

4.NO PROBLEM

(personnel)

CECIL PAYNE(bs)

DUKE JORDAN(piano)

SAM JONES(bass)

AL FOSTER(drums)


ジョアン・ドナード(Joao Donato)

2015年08月03日 23時02分56秒 | ジャズ







今宵の一枚はジョアン・ドナードのJoao DONATO。名前がそのままタイトルである。レーベルはMuse、録音は1973年3月、4月。それにして暑い、エアコンレス派でおよそ就寝時に1時間程度ほど使うだけだったが、さすがに疑似とはいえ、A級パワーアンプのA-3。そしてそして思いほかPRA-2000ZRが熱を持ち、室温30度さすがに耐えられずエアコン使用である。

ジャケット表面のタイトル脇に、arranged and conducted by DEODATOとクレジットがある。名前からわかるように、ジョアン・ドナード、デオ・ダードともブラジル人。後者はブラジルのクインシー・ジョーンズと謳われたアレンジャーで70年代大いに活躍した。ご機嫌なサウンドで、jazzにうまくRockやVosanovaを取り込んだ音作り。ジョアンのキーボードは非常にスピード感があり、聴いていて爽快である。今聴いても古さは微塵も感じず、音全体が塊になって、面として寄せてくる。ハードバップ時代のアドリブソロ、そしてバンド全体のサウンドの一体感とはまた違った、音の提示の仕方で一種独特。

個人的にはB面冒頭のtbのサウンドが印象的ないかにもVosanova的な乗りのnightripperが好き。ハーモニカソロが楽しい。ランディー・ブレッカーがかすがの貫録。濃いtpだ。


side A

1.Whistle stop

2.Where's J.D?

3.Capricorn

side B

1.Nightripper

2.You can do

3.BatuQue

(personnel)

EUMIR DEODATO(key)

JOAO DONATO(key)

RANDY BRECKER(tp)

MICHAEL CIBSOn(tb)

ROMEO PENQUE(fl,Whistle)

MAURICIO EINHORN(harmonica)

BOB ROSE(guitar)

ALLAN SCHWARTZBERG(drums)

RAY BARRTTO(congas)

AIRTO(misc,percussion)

ホール&オーツ(H2O)

2015年08月02日 00時01分20秒 | ロック






今宵の一枚はホール&オーツのH2O。週末はロックを聴く。1982年のアルバム、レーベルはRCA。とにかくカッコいい。どの曲もハイセンスでダリル・ホールのvocalは秀逸。あんなハイトーンでよくあれだけ唄えるものだと感心する。ブラスやキーボードの使い方もにくいほどにツボを心得え、ワクワクする。今、聴いても少しも古く感じない。Maneaterなんて曲名ドキリとしますぜ。どの曲もシングルヒットしてもおかしくない。個人的には、A面4曲目のone on oneが好き、keyboardが効果的に使われ、イントロで引き込まれる。

どこか10CCを髣髴させる音作りな気がする。

side A

1.Maneater

2.Crime pays

3.Art of heartbreak

4.one on one

5.Open all night


side B

1.Family man

2.Italian girls

3.Guessing games

4.Delayed reaction

5.Go Solo

(personnel)

Daryl Hall(vocal&keyboard)

John Oates(vocal&guitar)