アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

山下洋輔トリオ CLAY

2020年05月10日 14時22分11秒 | ジャズ






SX11導入にちなみ、今日はCDのレビュー。山下洋輔トリオの、「clay」レーベルはEnja。録音は1974年6月2日、New jazz Festival in Mores Germany。ライブ録音である。山下洋輔トリオが意気揚々とヨーロッパ遠征し、観客の度肝を抜いてやろう、という意欲満々の演奏ですごい迫力である。ときおり、キースのような山下の唸り声が入るが、ほとんど怒号に近い。圧倒される思いだ。坂田のclとasも強烈。バリバリと空間を切り裂く。とりわけasが鮮烈。森山のdsは二人から一歩引いた感じだが高速連打が圧巻。Free Jazzは苦手だがこれは違和感なく聴けた。

録音は優秀。ライブでここまでの音、聴いたことがない。ピアノのアタックも余すところなく収録、混濁感がなく綺麗に再生。

SX11を導入一週間経過、毎日10時間のエージングで音質改善、より生々しい出音に変化した。願わくば厚みと色気、かな。?まあ、この辺りはないものねだり。さらなるアップグレードかな。?いえいえ、セッティングでもっと追い込めるはず。まだまだポテンシャルはあると睨んでいる。


1 Mina's Second Theme

2 Clay

山下洋輔(piano)
坂田明(as,piano)
森山威男(ds)

DENON DCD SX11見参

2020年05月03日 22時11分06秒 | オーディオ




コロナ禍で在宅勤務や自粛を強いられ、憂さ晴らしについネットでポチリが常態化。極め付きがCDプレーヤーの交代となった。(笑)言い訳としては新しいメディアへの対応だ。パッケージメディアこそが音楽鑑賞の王道と考えるものの、そろそろハイレゾやPCオーディオにも備えようかな、というもの。音的にはDENONの伝統に乗っ取ったSA11には十分満足しなんの不満もなかった。音色的にはかくてのフラッグシップであるSA1に食指を大いに動かされた。お値段も十分こなれていたから。SX11は20年ぶりの新品購入。モデル末期のせいかかなりお得な値段とはいえ、SA1に比べればかなり高価。迷いはしたがCDプレーヤーだけは新しいものにメリットあり、と考えた。

火を入れて5時間。まだまだ音は固いが、縮こまっていた出音がグッと重心を下げかなりアナログライクなサウンドに変わってきた。SA11と一番の違いは分解能。細かい音をよく拾う。意外にボーカルがいい感じ。1週間ぐらい鳴らしこまないと、実力を発揮しないだろうから、これからが楽しみ。