SX11導入にちなみ、今日はCDのレビュー。山下洋輔トリオの、「clay」レーベルはEnja。録音は1974年6月2日、New jazz Festival in Mores Germany。ライブ録音である。山下洋輔トリオが意気揚々とヨーロッパ遠征し、観客の度肝を抜いてやろう、という意欲満々の演奏ですごい迫力である。ときおり、キースのような山下の唸り声が入るが、ほとんど怒号に近い。圧倒される思いだ。坂田のclとasも強烈。バリバリと空間を切り裂く。とりわけasが鮮烈。森山のdsは二人から一歩引いた感じだが高速連打が圧巻。Free Jazzは苦手だがこれは違和感なく聴けた。
録音は優秀。ライブでここまでの音、聴いたことがない。ピアノのアタックも余すところなく収録、混濁感がなく綺麗に再生。
SX11を導入一週間経過、毎日10時間のエージングで音質改善、より生々しい出音に変化した。願わくば厚みと色気、かな。?まあ、この辺りはないものねだり。さらなるアップグレードかな。?いえいえ、セッティングでもっと追い込めるはず。まだまだポテンシャルはあると睨んでいる。
1 Mina's Second Theme
2 Clay
山下洋輔(piano)
坂田明(as,piano)
森山威男(ds)