アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

いやはや、とんだ結末に

2017年02月27日 22時51分16秒 | オーディオ
件のM-08、梱包も済み後はラックスへ発送するだけとなり、玄関で待機中となったのだが。パワーアンプをMZ-1に切り替え、カートリッジもShure V-15TypeIIIに替えLPを聴いていると突如スピーカーから異音発生。なんとパワーアンプではなく、C-5が原因だった。いやはや、関係各位にはご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ない。この場を借りてお詫びしたい。去年完璧に整備したはずなのだが。さっそく主治医に相談すると、モジュールのトラブルだろうとのこと。エポキシで固められたディスリート半導体が、モジュール化して6つ装備されているのだ。割れていない限り、目視では劣化の識別はできない。

しかもモジュールパッケージは代替品がない。一から新規作成となり、お値段もそれなりである。目の玉飛び出るほどではないが、プリメインアンプは買える程度の金額である。120,000円也。非常に微妙な金額で、たいへん悩ましい。C-5以上のアナログ回路を持つ、プリアンプは現在入手な機種はアキュフェーズのC280、C290系のみ。サンスイの2301という選択肢もあるが、こちらは極端に珠まずが少なく、まず手に入らない。DENONのPRA2000系やAurexのSY88系もあるがひとランク、いやふたランクは性能が落ちる。

やはりC-5を直して遣いづけるのが得策の様だ。

来週末、パイオニアの世田谷工房に持ち込むとしますか。

M-08トラブル発生

2017年02月25日 11時42分52秒 | オーディオ
先週到着したM-08、二日目から異音が発生し、四日目には使えなくなった。メーカーメンテナンスから1年も経過しておらず、Luxmanに問い合わせるもそんなことが、と困惑していた。どうやら、輸送途中にトラブルが発生したようだ。このアンプ、42Kgとかなりのヘビュー級。外箱に凹みやキズはないものの、ドスンと置いた場合に自重さが災いし基板が損傷するケースは十分考えられる。運送会社に連絡、見積もりを要求されたものの、先方費用負担で合意。明日、修理に出す。

いやはや、とんだ結末に。重さはやはりネック、35Kgまでなら持ち上げて運んだり一人でもなんとかなるが、さすがに40Kgオーバーはしんどい。若かりし頃は平気で持ち上げたり、片チャン46Kgモノーラルアンプをセッティングしていたことをもうと、年は取りたくないもの。ラックに鎮座しているので引っ張り出すのも億劫。MZ-1に入れ替えもできない。


音出ししてエージング不足とはいえ、あまりに冴えない音。これがM-08、Luxmanのかつてのフラッグシップアンプとは思えずだった。
悪い予感が的中してしまった。

また買ってしまった

2017年02月19日 23時13分35秒 | ジャズ



以前から気になっていたアンプを発見。昨年5月にメーカーでフルメンテナンスを受けた機種で、写真で見る限り外観の程度もまずまず良さげな様子。リーズナブルな価格もあって即決価格のみの出品ながら、迷わず、プチッ。お買い上げだ。機種はLuxmanのM-08である。C-06α、M-06αそしてB-10II、C-10wp愛用した元Luxmman党としては一度は手元に置いてみたかったのだ。

B-10IIの糞力はなく、パワフルさではむしろMZ-1の方が上回る感さえする。不思議なものだ。重量もM-08は42Kg、MZ-1は38Kg(モノーラルアンプにて19Kg×2)、出力も200W+200W VS 60W+60Wである。もちろん、まだ今日火を入れたばかりで、まったくもってエージング不足。評価は最低でも1週間ぐらい経過しないと下せない。

それにしても同じ曲を聴いてもまったく違う。やはり、オーディオは楽しいですな。止められません。

CRYSTAL SILENCE/CHICK COREA &GARY BURTON

2017年02月12日 23時25分57秒 | ジャズ







今宵の一枚はChick Corea&Gary BurtonのCrystal Silence。録音は1972年11月、レーベルはECM。このアルバムpianoとVibといういたってシンプルな組み合わせだが、実に音色豊かで多彩かつ繊細な素晴らしい演奏である。いかにもECMらしい繊細な録音で、とにかく録音が素晴らしい。こんな音を聴いているとSACDやCDはもちろん、ハイレゾなんぞ聴く気がしなくなる。明るくワイドレンジ、フワッと包み込むような音場が目の前に現れる。音楽に浸りきることができる、そんな感じである。


1972年と言えば、Chickが「Return to forever」をリリースした年でもあり、本アルバムタイトルも同一アルバムに収録された曲から取られている。おなじ奏者とは思えないほどpianoのタッチが違う。比較するとたいへんおもしろい。こちらの方がより純化したサウンドだろうか。Garyのvibもリリカルで、包み込むような、広がるようなサウンドに魅了される。pianoと拮抗し一歩も引けを取っていない。

録音はすでに書いたように素晴らしいの一言。音場が左右、上下一杯に広がり、奥行きも十分。これぞステレオ録音と喝采を送りたくなる。音の粒立ちも良く、非常にリアル。


personnel

Chick Corea(piano)

Gary Burton(vib)




side A

1.Señor Mouse

2.Arise, Her Eyes

3.I'm Your Pal

4.Desert Air

side B

1.Crystal Silence

2.Falling Grace

3.Feelings And Things

4.Children's Song

5.What Game Shall We Play Today


HORIZON/MOCOY TYNER

2017年02月05日 23時52分06秒 | ジャズ








今宵の一枚はMCCOY TYNERのHORIZON、録音は1979年4月。レーベルはMilestone。Jazzらしくないアルバムかもしれない。一聴するとfusionか軽めの現代音楽的な響きがする。段々聴き込むに従いやはりJazzと納得。Violinの音が新鮮で勝手知ったるJazz violinとはずいぶんと、趣が違う。saxとの絡みが印象的なB面3曲目Just Feelin'が心地よい。solもご機嫌でマッコイ節が堪能できる。なんだかホッとする。アルバム全体では来たるべき80年代のための助走であり、70年代の総括だろうか。

録音はまずまず、やや真中に音が集まる傾向だがか各パートの粒立ちは良好。鮮明さは今一つかな。



personnel

MCCOY TYNER(p)

JOHN BLAKE(vln)

JOE FORD(fl,ss,as)

GEORGE ADAMS(fl,ts)

CHARLES FAMBROUGH(b)

AL FOSTER(ds)

GUILHERME FRANCO(conga,per)


side A

1. HORIZON

2. WOMAN OF TOMORROW

side B

1. MOTHERLAND

2.ONE FOR HONOR

3.JUST FEELIN'

Dave digs DISNEY/The Dave Brubeck Quartet

2017年02月02日 01時27分36秒 | ジャズ






今宵の一枚はDabe Brubeckのdave digs Disney、録音は1957年6月。レーベルはColumbia。Dave Brubeckと言えば、take 5が余りに有名だが、負けず劣らずA面冒頭のAlice in wonderlandも名高い。Keith Jarrettのように引き込まれるような耽美的な可憐さ、Oscar Petersonのような流れるように流麗で、思わず唸ってしまう上手さはないけれど、Brubeckの演奏は体が弾む。自然とリズムを取りたくなるのだ。これは彼の演奏だけでなく、Paul Desmondのasとの相乗効果である。いや、むしろPaulのasこそ、なんとも言えない心地よさの源泉かもしれない。とにかく理屈抜きに楽しい。これぞJazzの醍醐味である。

録音は可もなく不可もなくだが、各楽器の音色は魅力的だ。当然と言えば当然だがやはりpianoの音が出色。


personnel

Dave Brubeck(piano)

Paul Desmond(as)

Norman bates(bass)

Joe Morello(drums)


side A

1.Alice in wonderland

2.Give a little whistle

3.Heigh-ho


side B

1.When you wish upon a star

2.Somebody my prince will come

3.One song