アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

ああ、凡庸

2023年11月04日 15時53分03秒 | ロック

ダイレクトカット録音ということで、買ったこのLP。とても凡庸で、どこがダイレクトカットかというレベル。その割のライナーノートにはえらそうな録音論が、これまた駄文で延々と書かれていて心底、癖癖した。TOM NISHIDAとクレジットがあるが、何者だ。アルバムはJVCの制作だがNISHIDAはJVCの人間か。?

リーリトナーの所謂Fusionだが、なんだがアルバム全体に生気がない。







GENTLE THOUGHTS

SIDE A
01. Captain Caribe
02. Getaway
03. Chanson
04. Meiso

SIDE B
01. Captain Fingers
02. Feel Like Makin' Love
03. Gentle Thoughts


1977年5月28,29日録音。ロサンゼルスワーナーブラザーズスタジオにて。

Fretless Tunes Experimental Arab Music TRIO in カラビンカ目黒

2019年11月24日 11時02分20秒 | ロック
2本目は拙者の大師匠にして日本のoudの元締め始祖である常味さん率いる音楽ユニットのライブレポート。


11月18日は師匠、仁子さんの師匠すなわち大師匠の常味さんのライブに参加した。場所は目黒のカラビンカ、エスニック料理美味し。oud、bass、打楽器のトリオ編成でバンド名はFretless Tunes。文字通りで、なんとbassもフレットレス。








2部構成で1部は伝統的な中近東音楽、2部はRockそれもZeppelinと、アラブ音楽をRock風にアレンジしての演奏で常味さんのoudがelectric oudになり、立岩さんがほぼドラムセット(バスドラが箱)を叩く。bassの福田さんは奏法を替えての演奏。








大師匠の演奏をきちんと聴くのは実は初めて。アラブ音楽祭は別だが、あくまで総帥の立場でゲスト的に演奏されていたから。1部のoud演奏はとにかく力強く、それでいて滑らかで一音一音切れが凄い。さすがと唸るしかない。日本のoudの始祖である。

2部の演奏は冒頭からガツンとやられた。!!いや鳥肌が立った。!!Dazed and confusedである。拙者の音楽原点はHard RockそれもLed Zeppelin。もう最高である。続く曲もどれもギンギン、ノリノリのRockアレンジのアラブ曲。最前列で合いの手入れまくりである。大師匠のTシャツはZeppelinというオマケつき。噂では聞いていたが常味さんのZep好きは相当なものとお見受けした。嬉しい限り。!!

立岩さんはMC時にDeep purple好きでbass?を演奏されていたとか。凛としてタブラッカを演奏される立岩さんからは、想像もできない熱気あふれる演奏でカッコよかった。!!スティックを縦横に操る姿が見られるとは。

福田さんのbassは前に出ることなく、一歩引いてoudと打楽器をback upする演奏で的確にリズムを繰り出していた。キャリアを感じさせるいぶし銀のplayである。

Suranさん(常味夫人)とAYUMIさんのベリーダンスも素晴らしかった。妖艶でしなやかな。踊りが入ると場の雰囲気がグっ和む。





大師匠とタップリお話しできたし最高な一夜だった。






SATORI/Flower travelin' band

2018年09月03日 23時53分46秒 | ロック






久々足掛け3か月ぶりのblog更新である。なぜか新たな記事を書いていないのに、アクセスが多く、100pv/day前後の細やかなblogだったのが400pv/day前後となり、不思議なり。それだけ見て頂いている方がいらっしゃわけで、ありがたい限り。ガンバってできる限り日々更新目指します。(^^);

で、今宵の一枚はFlower travelin' bandのSATORI。リリースは1971年4月、レーベルはATLANTIC。偶然amazonでCDを見つけ思わずポチリ。日本のRockの草分け的存在で初めて海外で評価されたbandである。(カナダではチャートイン)従ってレーベルはATLANTICと当時としては破格の扱いかな。?rockを本格的に聴き始めた1975年頃にはすでに廃盤で当時はプレミア付きで入手できなかった記憶がある。ジョー山中が角川映画でブレークした頃だ。なんとも懐かしい。

ブラックサバス的な一種オドロオドロシイサウンドながら、どこか東洋的な響きを伴う音造りはたいへんユニーク。とりわけ石間秀樹のguitarが素晴らしい。重いのだが、グイグイと引き込まれる。ジョー山中のvocalも凄い。音域の広さもさることながら、bandのサウンドと見事に合いこれまた素晴らしいパフォーマンス。録音も良い。もちろんHi-Fiではないが、まるでダイレクトカッティングのような緊張感があふれ、音が生きてる感じ。各楽器、vocalの存在感が際立つ。

日本のRockを代表する名盤。ぜひ、聴いて欲しい。


SATORI PART 1

SATORI PART 2

SATORI PART 3

SATORI PART 4

SATORI PART 5


personnel

Joe(vocal)

Hideki ISHIMA(guitar)

Joji Wada(drums)

JHUN Kowzaki(bass)


JAZZ喫茶は招くよ

2018年05月11日 22時04分13秒 | ロック






定期便の如く毎週1度はお邪魔するJAZZ喫茶がある。保谷駅北口徒歩2,3分の住宅地にある「Bunca」(バンカと読む)である。人の良いマスターとのJazz談義が楽しいのだ。

オーディオはプリアンプ(UESUGI)、パワーアンプ(SUN AUDIO)とも真空管コンビで、JBLの4343を鳴らしている。アナログ系はYAMAHAのGT2000、カートリッジはシェアのMG44。デジタル系はTEACのVRDS20かな。?

ウエットでリアルな真空管サウンドは、実に魅力的で一度聴くと虜になる。この4343鳴らし込みが十全で、モニタースピーカーらしく録音の良し悪しがよくかわる。総じてCDの再生音は平板でおもしろくない。生き生きとしたプレーヤーの息吹が感じられるのは、断然LPである。

音が良いのは再生機器だけでなく、空間が大きな要因だ。無垢の木材を多用し、床材はチーク。なんでも不動産屋だった物件を、店長自らコンクリートを打ち、設計は高名な建築家に依頼された、とのこと。通りでおしゃれな空間なわけだ。

特筆すべきは珈琲が美味いこと。自家焙煎で苦みの効いたビターなブレンドは、数多あるJAZZ喫茶の中でも1,2である。

また驚くべきはお客さんが絶えないこと。
いつも15時ごろ伺うのだがかならず先客がいて、時に満員になる。なんでもあの吉祥寺の新生MEGでさえ、お昼の時間はお客さんがひとりのことあり、とのblogを拝見。失礼ながら保谷の地ででこれだけ集客があるのは、にわかに信じられない。何ぜマスターはアナログ人間を自称し、フェースブック、ブログはもちらんホームページすらないのだ。すべて口コミというわけだ。

WEATHER REPORT/TALE SPINNIN

2016年12月16日 00時17分13秒 | ロック





今宵の一枚はWEATHER REPORTのTALE SPINNIN。録音は1975年、1月~2月。レーベルはCBC SONY。WEATHER REPORTはジャズフュージョンを代表するグループ、いやNO1だ。ZawinulとShorterの二人が織りなすアンサンブルは万華鏡のように変幻自在で、多彩な音色を醸し出している。とにかく多彩で複雑。他のジャズフュージョンの音造りはもっと単純で、聴きやすいものの、すぐに飽きてしまうが、WEATHER REPORTは聴けば聴くほど味が出る。B面の方が断然おもしろい。このアルバムには、まだJacoは参加していない。

2度ライブを聴いたことがある。1978年の新宿厚生年金会館、1991年の斑尾である。ZAWINULの独裁者振りとJacoの強烈なbass soundに圧倒された記憶がある。とりわけ後者は強烈で、音量の大きさも半端なく、厚生年金会館の壁がブルブルと共振、度肝を抜かれた。

録音は優秀。音の重なり、分離が見事で色彩感が良く捉えられている。




Personnel

Joe Zawinul (el-p, Acoustic Piano, Synthesizer)

Wayne Shorter(ss)

Alphonso Johnson(el-b)

Leon Ndugu Chancler(ds)

Alyrio Lima(perc.)


side A

1.Man In The Green Shirt

2.Lusitanos

3.Between The Thighs

side B

1.Badia

2.Freezing Fire

3.Five Short Stories



PAL JOEY/ANDRE PREVIN &HIS PAL

2016年12月10日 16時32分07秒 | ロック





今宵の一枚はANDR EPREVINのPAL JOEY/ANDRE PREVIN &HIS PAL。録音は1957年、レーベルはCONTEMPORARY。PREVINといえば高名な指揮者。ロンドンフィルの桂冠指揮者とその名を馳せ、ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団督、オスロ・フィルハーモニー管弦楽団などで音楽監督、首席指揮者などのポストを歴任し後にNHK交響楽団の首席指揮者にも就任。というくらいに、華々しい経歴の持ち主である。JAZZとは無縁の人の様だが、どっこいこのこの人、元来JAZZ Pianistとして10代のころからプロとして、活躍していたのだ。親父さんもpianistでベルリン国立音楽院、パル音楽院でタップリとclassicの素養を身につけた才人である。また映画音楽も数多く作曲しアカデミー賞の候補にも幾度となくあがるほどで、まさに天才と言っても過言ではない。

このアルバムビックリするほどに音が良く、ついついボリュームを上げたくなる。PREVINの演奏が素晴らしい。タッチの強靭さが圧巻。それでいて流れるようなプレイは呆れるばかりに上手い。一音一一音が明晰で、浸透力が凄い。彼をささえるSHELLY MANNEのdrumsがまた、たまらない。憎いほどにツボを押さえたプレイだ。bassはRED MITCHELLE。これまた名手。

とにかくすごいトリオである。
ぜひ聴いて欲しい。


personnel

ANDRE PREVIN(piano)

SHELLY MANNE(drums)

RED MICHELLE(bass)


side A

I Could Write a Book

That Terrific Rainbow

Bewitched

Take him

side B

Zip

It's a Great Big Tow

What Is a Man?

I'm talkin' with My Pal

Do It the Hard Way



Daydream

2016年08月01日 00時17分02秒 | ロック








今宵の一枚は、日野皓正のdaydream。録音は1980年、レーベルはFlying disk。フュージョン全盛時代、大いにヒットしたアルバムである。メンバーが豪華だ。Steve Gadd(ds)、Anthony Jackson(bass)、John tropea(guitar)そして1曲だけだがBob James(piano)が参加している。だが目玉は盟友ともいうべき菊池雅章(piano、synthe-bass)。個人的にはあまり好きではないフュージョンだが、聴き込むにつれ、「これもありだな。」と思えてくる。軽快なサウンドの連続だが、個々のplayerのソロが聴かせる。日野のcornetが翳むほどだが、tpではないからか。録音バランスの問題かもしれない。意図的に全体の音を聴かせるかのようなミキシングだろうか。フュージョン サウンド特有?の音録りかな。

全員達者な演奏だが、とりわけJohn tropeaのguitarが凄い。まるで彼のリーダーアルバムか、と錯覚するほどだ。
A面最後のLa hora azulがいかにもdaydreamを想起させ、印象深い。他のメンバーとの掛け合いも楽しいが、やはりプーさんとの共演となるとしっくりくる。アレンジも日野皓正、バタ臭いアルバムの中で日本的な情緒が感じられる一曲だ。

録音は普通。ややオフ気味でちょっと鮮度、ライブ感が薄い。いかにもスタジオ録音と言った感じだろうか。



side A

1.Still be bop

2.Late summer

3.Sweeter&Sweeter

4.La hora Azul

side B

1.Antigua boy

2.Gently

3.Goin' for the gold

(personnel)

Hino Terumas(tp,cornet)

John Tropea(guitar)



Anthony Jackson(bass)

Steve Gadd(ds)

Nana(perc)

Bob James(piano)

Masabumi Kikuchi(piano,synthe-bass)

他多数。






にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村



SANTNA(Zebop!)

2016年05月22日 23時38分30秒 | ロック









体調不良でblogを更新する気力がなかったが、やっと回復。再開なり~。で、週末にてRock、今宵の一枚はSANTNAのZebop!。録音は1981年1月?(リリースが1981年4月)、レーベルはcolumbia。ラテンのノリよりRockのノリが強いアルバム、全体的にスピード感があって気持ちが良い。泣きのguitarはもちろん健在、B面4曲目のI love you much to much、5曲目のBrightest Starで堪能できる。余り粘らずサラッとしている感じだろうか。vocalが好感触。Rock色濃厚なアルバムによく合っている。

オーディオ的にはClearなサウンドで聴きやすい。バランス良好。ボリュームを上げても煩くならない。が、音が「軽い」気がしないでもない。C5+A-10IIIでの評価にてC5+MZ-1で聴けばもっと重量感があるのかもしれない。



Side one

1.Changes" (Cat Stevens)

2.E Papa Ré" (Carlos Santana, Richard Baker, David Margen, Orestes Vilató, Alex Ligertwood)

3.Primera Invasion" (Lear, Margen, Alan Pasqua, Santana)

4.Searchin'" (Ligertwood, Santana, Chris Solberg)

5.Over and Over" (Rick Meyers)

6.Winning" (Russ Ballard)

Side two

1.Tales of Kilimanjaro" (Pasqua, Armando Peraza, Raul Rékow, Santana)

2.The Sensitive Kind" (J.J. Cale)

3.American Gypsy" (Ballard, Lear, Ligertwood)

4.I Love You Much Too Much" (Alexander Olshanetsky, Don Raye, Chaim Tauber)

5.Brightest Star" (Ligertwood, Santana)

6.Hannibal" (Ligertwood, Pasqua, Rékow, Santana)


Personnel

Alex Ligertwood (vocals, background vocals)

Carlos Santana (guitar, percussion, producer, vocals, background vocals)

Chris Solberg ( guitar, keyboards, vocals, background vocals)

Alan Pasqua (keyboards, vocals, background vocals)

Richard Baker (keyboards, organ, piano, synthesizer)

David Margen (bass)

Graham Lear (drums)

Armando Peraza (bongos, percussion, vocals)

Raul Rekow (congas, percussion, background vocals)

Orestes Vilató (percussion, timbales, background vocals)





にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村


Jeff Beck(The best of Jeff Beck)

2016年04月24日 23時39分48秒 | ロック









なんだか週一の更新が定着しつつあり、反省頻り。で、例によって土日はRock。今宵の一枚はJeff Beckのbest盤。録音はbeat盤にて1967年から1976年までのアルバムから収録。レーベルはRAK record。?珍品、かなりのいレアなJeff BeckモノのLPである。なんと、彼のvocalが聴ける。(A面1曲目、2曲目)。なんとも珍妙、ギンギンの溢れんばかりに攻撃的で多彩なサウンドを奏でるJeffの声といったら---。B面のRodと比べれば、いやそれはかわいそうというもの。逆にRodのVocalistとしての豊かな才能に改めて気が付かされた、その程度の技量。もっともJeffに唄わせること自体間違いだろう。

さらに極めつけはA面3曲目、なんとLove is blue(恋は水色)を演奏しているのだ。いやはやなんとも奇妙。もちろん歌ったり変な?曲の演奏はレコード会社の都合。商業的な、要するに金になるかも、との思惑で世に出た訳。打って変わってB面はTruthやBeck-OLAに収録された曲が並びホッとする。ヘビーなサウンドのB面目はLove id blueのB面というから、笑ってしまう。まるで傾向が違う。

ある意味貴重なアルバムである。


side A

1.hi ho silver lining

2.Talyman

3.Love is blue

4.Rice pudding

side B

1.Rock my plimsoul

2.I'Ve been drinking

3.Shapes of things

4.I ain't superstitious

5.Plynth



(personnel)

Jeff Beck(guitar,A-1,2 vocal)

Rod Stewart(vocal)

Ron Wood(bass)

best盤にて他多数上記は代表的なplayer




にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村







Rolling Stones(Led it bleed)

2016年04月18日 03時09分03秒 | ロック







最近更新さぼり気味、週一と化していしまい、週末はRockにてJazzではなくRockネタになってしまい、反省頻り。
今宵の一枚はRolling stonesのLed it bleed。録音は1968年~1969年、アルバムリリースは1969年12月5日(UK)。レーベルはDecca。余りに有名なBrian Jones(guitar)の脱退謎の死後リリースされた最初のアルバムである。脱退後直後にプールで溺死、以後録音が中断し、11月に完成。Rock好き、Stones好きには耳タコな曲ばかりだが今聴いても新鮮で少しも古さを感じない。印象に残るのは2曲。1曲目のGimme shelterはライブ盤とはだいぶ趣が違う。一番好きな曲はB面頭のMidnight rambler、ライブで聴くと野性味が溢れスピードがあり、爽快。来日公演でも演奏した気がする。Mick Jaggerのvocalがまだ若々しくおもしろい。acousticなguitarの演奏が多くblues臭さが強く感じられ、Stonesの出地が嫌でもわかる。

旧い録音でレンジ狭いが多演奏の熱さは十分伝わってくる。意外に楽器の定位が良い。左右への広がりは普通。奥行きも悪くない。rockの録音としては優秀な部類だろう。


side A

1.Gimme shelter

2.Love id vain

3.Country honk

4.Live with me

5.Let it bleed

side B

1.Midnight rambler

2.You got the silver

3.Monkey Man

4.You can't always get what want you want


(personnel)

Mick Jagger(vocal、harmonica)

Keith Richards(guitar)

Brian Jones(perc-B1、auto harpB-2)

Bill Wyman,(bass)

Charlie Watts(drums)

Mick Taylor(electric guitar、A-3,A-4)




にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村





Bad Company(Bad Company)

2016年04月10日 23時42分04秒 | ロック










今宵の一枚はBad CompanyのBad Company、デビューアルバムである。録音は1973年レーベルはisland (swansong?)。Zepほどではないけれど好きなバンドで20代はよく聴いた。Hard rockの範疇か、というといささか異論はあるものの、drumsの存在感があり、芯のあるサウンドだ。スーパーバンドではないが?(十分スーパーな気もするが)、準じるメンバーとサウンドでずいぶんとヒットした。Can't get enoughはたしか日本でも流行った記憶がある。いやRock steadyの方かな。この辺りは記憶が定かではない。前身のFreeよりタイトな音創りでいて、メロディーが覚えやすく上手い曲作りでhitしたのだろう。Paul Rodgersのvocalも聴きやすく、伸びがありバンドのサウンド、とりわけMick Ralphsのguitarと相性抜群。bassは元King CrimsonのBoz Burrell堪りませんなぁ。特筆すべきはSimon Kirkeのdrums、John Bonhamほどではないが、魅力的な音をたたき出している。Zepに比べると疾走感はなくテンポはグッと落ちるものの独特の味がありBad Companyたる所以だろうか。

オーディオ的には良好。Rockの録音にしては分離も良く、各楽器の切れも文句なし。左右に良く広がり聴いていて心地よい。大音量で聴くと痛快、爽快。620BをモニターSPに使ったのかな、と思うほどだ。


side A

1.Can't get enough

2.Rock Steady

3.Ready for love

4.Don't let me down

side B

1.Bad Company

2.The way I choose

3.Movin' on

4.Seagull


(personnel)

Paul Rodgers(vocal)

Mick Ralphs(guitar)

Boz Burrel(bass)

Simon Kirke(drums)






にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村

Madonna with Otto von Wernherr(Cosmic Climb)

2016年04月09日 19時11分19秒 | ロック











週末はrock。今宵の一枚はMadonnaのCosmic Crime。録音は1982年?レーベルは不明(発売元はpolydol)。珍品中の珍品である。45rpmレコードで3曲しか収録されていない。Madonnaのデビュー前のリリースである。わけのわからない、意味不明なMadonnaの叫び声とOtto von Wernherrという人物の呟き(ラップ?)がA面を埋めB面はA面1曲と同じ曲。いやはや、いったいこのアルバムは何を意図しているのか。理解に苦しむ内容である。一山いくらで買ったLPの中に紛れ込み、針を落としたのは初めて。なんとも摩訶不思議。

おもしろいの音創り。モロにYMOの影響がみられる。(Rydeenに似たフレーズあり)。とはいえ、中途半端でシンセサイザーはしょぼいし、やたらdrumsの録音レベルのみアンバランスに高いだけ。所謂打ち込み系な作り方である。音像も真中に集まり、凡庸で奥行き左右の広がりは皆無。いやはやダメダメなrecordingの典型である。内容も内容なら音も音。

リリースされたこと自体謎。


side A

1.cosmic climb

2.We are the gods

side B

1.Cosmic Climb(extended dance mix)


(personnel)

Madonna(vocal)

Otto von Wernherr(vocal?)

他不明



にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村



アンリ大野&モーゼス(Super Street Car)

2016年03月28日 23時53分58秒 | ロック







今宵の一枚はアンリ大野&モーゼスのSuper Street Car。録音年月日は不明、レーベルは東芝EMI?。珍品である。アンリ菅野はJazz vocalistとして有名だがさて、アンリ大野とはいったい誰。?直観でターンテーブルに乗ったこのLP。なんと、アンリ菅野がJazzに転向する前に所属していたRock groupがモーゼス。つまりアンリ大野=アンリ菅野だったのだ。この人抜群に歌が上手い。なにより、センスが抜群で素晴らしい。ちょっと日本人離れした感覚である。とりわけA面冒頭のBlack devil Knightは凄い。彼女は音楽一家で育った人で、父親は日本のjazz vocalの草分け、梅山勤。母親はピアニスト。サラブレットなわけで、思わず納得である。このアルバム、歌詞がなかなか魅力的だ。大半はモーゼスのメンバーによって書かれている。なぜか見本盤。

モーゼス、残念ながらまったく知らなかった。このアルバムで知った。twin guitar、bass、drumsの編成でguitarがなかなか聴かせる。drums、bassは平凡。


side A

1.ブラック・デビル・ナイト

2.悲しみのインターチェンジ

3.失われた抱擁

4.夜

5.ウ・ウー


side B

1.海へ

2.ひんくれ者

3.雨の中に

4.いつの日からか

5.スーパー・ストリート・カー


(personnel)

アンリ大野(vocal)

宮田剛(leader,guitar)

藤井義照(lead guitar)

小代和雄(bass,vocal)

池田 孝(drums)





にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村

Led Zeppelin(Physical Graffiti)

2016年03月27日 23時19分54秒 | ロック







週末はRock、1週間空いてしまったのでなんだか久しぶりな感じ。今宵の一枚はLed ZeppelinのPhysical Graffiti。録音は1974年(発売は1975年)、レーベルはSwan song。Presenceも好きだがこの2枚組のアルバムも好きだ。ZepはMy favoriteなRock groupでこのアルバムがリリースされた年に大学入学、Hard Rock漬けの日々を送り始め、とにかくZepなしには何も始まらないほど、のめり込んだ。当時のhard rock小僧はDeep purple派と派Zep派があり、どっちが良いか論争になったもの。今考えるとアホみたいだが、当時は真剣だったなぁ。

翌1976年にはPresenceが発表されるのだが、余分なモノを削り落として純化した、ある意味究極のhard rockな作品でZepのベストだが、このアルバムは対照的に様々な可能性をもつバンドとしてのZepが表現され、負けじと傑作である。2枚組にて聴き通すと80分を超える大作、でも全く飽きない。side AのIn may time of dyingはhardさでは当時一番で、この曲だけ何回となく針を落とし大音量で聴いたもの。side BのKashmirもエキゾチックでよく聴いた。

特筆すべきはJohn Bonhamのdrum今聴いても圧倒的な迫力でとにかくpowerful。音がデカく独特のノリが素晴らしい。改めてZeppleinの核はJohn Bonhaと確信した。


side A

1.Custard pie

2.The Rover

3.In my time of dying

side B

1.House of the holly

2.Tramp led under foot

3.Kashmir

side C

1.In the light

2.Bron-yr aur

3.Ten year gone

side 4

1.Night flight

2.The want on song

3.Boogie with stu

4.Black country woman

5.Sick again

(personnel)

Jimmy Page(guitar)

Robert Plant(vocal)

John Paul Jones(bass,keyboard)

ohn Bonham(drums)






にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへ
にほんブログ村



Rolling Stones(Undercover of the night)

2016年03月13日 23時56分47秒 | ロック








今宵の一枚はRolling StonesのUndercover of the night。録音は1982年~83年、レーベルはRolling Stones。一風変わったアルバムだ。A面はレゲエ風なsoundとアレンジだがB面はBlues baseの所謂Stonesぽいsoundでアルバムとしての統一感がない。音創りの点でも腑に落ちない。全体にclearで聴きやすいのだが、粒立ちや楽器ごとの明晰さは影を潜め、逆に面白みがない。薄味なのだ。意図的にこうした音創りをしたとした、とは考えにくいのだが。本来であればバランスを崩してでもワザとドンシャリにして低域にフォーカスしたり、もっと中域をクローズアップしたほうが、曲やアレンジが生きると思うのだが。一説によると、MickとKeithの確執があり、アルバム意に彼らの対立が反映しチグハグな構成になった、らしい。

当時タイトルのUnder cover of the nightが日本でもヒットしラジオから良く流れていた。不思議とラジオで聴くとそれっぽい(レゲエ風)音になるから不思議なもの。当時はあまり熱心に聴き込まなかったがこうして改めて聴いてみるといろいろな気づきがあって興味深い。

B面冒頭のtoo much bloodはパリ人肉事件(日本人によるフランス女性殺害、食人事件)にショックを受け着想した曲。

side A

1.Undercover of the night

2.She has hot

3.Tie you up

4.Wanna hold you

5.Feel on baby

side B

1.To much blood

2.Pretty beat up

3.Too tough

4.All the way down

5.It must be hell

(personnel)

Mick Jagger(lead vocal,guitar,harmonica)

Keith Richards(guitar,vocal)

Chrlie Watts(drums)

Ron Wood(guitar,backing vocal)

Bill Wyman(bass)



にほんブログ村 PC家電ブログ ピュアオーディオへにほんブログ村