床下バックロードホーンシステム、4月16日に設置しおよそ1ヵ月経過、音も馴染んで初期エージング終了である。
5月2日に山積みだった段ボール15箱を開梱し、中の本を棚に配しやっと満足な空間ができた。何より、音の響きが全く違い驚いた。まさにbefore,afterでいかに段ボールが悪さをしていたかよくわかった。
620Bとの比較だが正直、聴きたくなくなるほど違う。ALTECだかJBLだTANNOYだの問題ではなく、箱型スピーカーの限界。バスレフでも密閉でも同じこと。バックロードホーンは以前長岡式のD70を所有していたが、同一形式とは言え、ホーン長4Mとの違いは明らかで方式自体の利点が、最大限生かされたようだ。
一番の違いは音の伸びやかさ。
全帯域伸び切っており、楽々音が広がる感じである。よりライブに近い音、自然な感じがする。もちろんボリュームはかなり、デカい。(笑)No26Lで10時から11時の位置。建替える前や実家ではどんなにボリュームを上げても9時が限界だった。といってもMC500のメーターとにらめっこしてもせいぜい5W程度の入力。(VUメーターで)
響きの良さは「木」ならではの質感かもしれない。コンクリートの響きとは違う気がする。さほど広くないので鉄筋コンクリートでの造作も考えたが、好みの問題で木造にしたが正解だった。単価(坪単価)は結果的にほぼ同じになったが。
カートリッジの違いが余りにハッキリでてこれまたビックリ。常用はaudio-TechnicaのATR-1という旧いMC、これを2,3年前に買ったSHURE M44Gに替えたら音が太く、濃くなった。ならば、とTypeIIIも試してみるとHiFiだが音が軽すぎて、「ありゃこんな音だっけ。?」と即取り外し。以前、某JAZZ喫茶のマスター曰く「M44G以外使いません。DL103、そんな高いモノ買わないよ。」と言われていたが、今になってなるほどなぁ、と納得。当時拙者103大好き人間、なんでかな?と不思議だった。
いわば、M44GはカートリッジのAlfaRomeo。わかる人にはわかるでしょう。(爆)で、1週間M44Gばかり聴いている。ただATR-1に比べると癖が強すぎるかなぁ、と感じ始めている。性能的、オーディオ的にはイマイチかな。?やはりM44Gだとレンジが狭く、ATAR-1に戻した。
今日は久々にClassic。(笑)
これが意外、いや大いにいける。ダイナミックレンジがJAZZとは比較にならないほど広く、オーケストラのティンパニー、チューバ、バスクラリネット等の凄まじい低音、弦楽器の分厚いユニゾンに圧倒される。
オペラに至ってはホールの大きさが想像できるほどだ。