アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

A-3試聴

2015年02月26日 23時31分39秒 | オーディオ
いやはや、驚いた。すごく、すごく良い。正直ここまで音質が良いとは嬉しい誤算である。先入観とは恐ろしいものでオーディオ評論家同様特性重視のクリアーなアンプかなぁ、という思いがまず頭に浮かんだ。たしかにSNが良くスタティックな面もあるが、鮮明で力強いサウンドはちょっと聴いたことがないほどである。個人的なリファレンスはLuxmanのB-10IIの濃厚で力強いサウンドだが、A-3は濃厚さこそないものの、力強さは十分。たしかに押し出しではさすがに重量と電源の違いで劣るが、なかなかどうしてこれはこれで納得が行く。M-4との比較では明らかにA-3がパワフルさ、押し出しでは上回る。

細かい音をよく再生するのにも驚いた。XLS-402やM-4では聴き逃していた、あるいはれレベルが低く気にならなかった音が俄然気になってきた。「Waltz for Debby」、Paul Motianのdシンバルワークの繊細さと曲全体に与える影響の大きさを認識、新たな発見である。これには本当に驚いた。CDではなくSACDだったから、より違いが明らかになった、とも考えられるがおそらくCDでも違いはハッキリ判るはず。

アナログを聴いてもサウンド全体の骨格の違い、つまりプロデューサーやディレクター、ミキサーの音楽的、音質的な意図が理解できて、たいへん興味深い。ここまで音が違うのか、とこれまた唖然とするほでである。


いやはや、このアンプとんでもない掘り出し物で優れもの。我ながら「目利き」の素養があるのかもしれない。(笑)