アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

2019.11.24夕暮れのウードと太鼓Live in 音や金時

2019年11月25日 00時35分49秒 | ライブ
今週3本目のライブ。「夕暮れのウードと太鼓」と銘打ち仁子さんと若手期待の星、本間さんのDUOである。ちょうど1週間前もタブラッカ(太鼓)とoudの組み合わせ。今日はどんな音色が響くのか興味津々だった。会場はお馴染み西荻「音や金時」。

本間さんのタブラッカは優しい。創さんが鋭角的に切れ込むのに対し、音がフワリと拡散するイメージ。二人の掛け合いで熱気を帯びた曲もあったが、ヒタヒタと面でグッと迫ってくる感じ。創さんと個性の違いが際立ち、奏者によって違いが鮮明になりおもしろかった。







仁子さんはいつもの安定した演奏だったが今日は、全体的にタッチが力強く感じた。二人の掛け合いが盛り上がり丁々発止の場面での演奏は圧巻。気迫漲りヒシヒシと音が迫ってきた。唄もしかり、ライブな空間に溶け合い凛とした響き。








今週は音楽のシャワーをタップリ浴びてリフレッシュ。

Fretless Tunes Experimental Arab Music TRIO in カラビンカ目黒

2019年11月24日 11時02分20秒 | ロック
2本目は拙者の大師匠にして日本のoudの元締め始祖である常味さん率いる音楽ユニットのライブレポート。


11月18日は師匠、仁子さんの師匠すなわち大師匠の常味さんのライブに参加した。場所は目黒のカラビンカ、エスニック料理美味し。oud、bass、打楽器のトリオ編成でバンド名はFretless Tunes。文字通りで、なんとbassもフレットレス。








2部構成で1部は伝統的な中近東音楽、2部はRockそれもZeppelinと、アラブ音楽をRock風にアレンジしての演奏で常味さんのoudがelectric oudになり、立岩さんがほぼドラムセット(バスドラが箱)を叩く。bassの福田さんは奏法を替えての演奏。








大師匠の演奏をきちんと聴くのは実は初めて。アラブ音楽祭は別だが、あくまで総帥の立場でゲスト的に演奏されていたから。1部のoud演奏はとにかく力強く、それでいて滑らかで一音一音切れが凄い。さすがと唸るしかない。日本のoudの始祖である。

2部の演奏は冒頭からガツンとやられた。!!いや鳥肌が立った。!!Dazed and confusedである。拙者の音楽原点はHard RockそれもLed Zeppelin。もう最高である。続く曲もどれもギンギン、ノリノリのRockアレンジのアラブ曲。最前列で合いの手入れまくりである。大師匠のTシャツはZeppelinというオマケつき。噂では聞いていたが常味さんのZep好きは相当なものとお見受けした。嬉しい限り。!!

立岩さんはMC時にDeep purple好きでbass?を演奏されていたとか。凛としてタブラッカを演奏される立岩さんからは、想像もできない熱気あふれる演奏でカッコよかった。!!スティックを縦横に操る姿が見られるとは。

福田さんのbassは前に出ることなく、一歩引いてoudと打楽器をback upする演奏で的確にリズムを繰り出していた。キャリアを感じさせるいぶし銀のplayである。

Suranさん(常味夫人)とAYUMIさんのベリーダンスも素晴らしかった。妖艶でしなやかな。踊りが入ると場の雰囲気がグっ和む。





大師匠とタップリお話しできたし最高な一夜だった。






仁子&創Live in Chabee

2019年11月24日 10時13分30秒 | ライブ
久々の更新。まずは嵌っている中近東音楽のライブレポート2本。1本目は11月18日に開催されたduo liveから。






門前仲町に出没。仁子さんと創さんのジョイントライブである。珍しく昼間、13時半のスタートだ。会場は古い鉄工所の跡地を改修したレトロなスペース、chaabee



今回は満員。マイナーな中近東音楽には珍しく盛況で末席に位置する者としては嬉しい限り。しかもなぜか女性が圧倒的に多く、ビックリ。ライブ終了後にお話しを伺うと、みなさんダンス(ベリーダンス)をされ、太鼓(レクやタブラッカ)を演奏されるそうな。ライブ共演者の創さんが打楽器奏者のため知り合いの方が多くこられたようだ。

ライブスペースは演奏者に近いat homeな雰囲気。oudと太鼓のduoはありそうでない組み合わせで新鮮だった。仁子さんの声が何時にも増して艶と伸びがあり、聴き応えがあった。創さんのレクとタブラッカは、力感溢れ若さ迸る演奏で響きが心地よかった。







演目は
Sephardi~紡ぐ唄たち~と題し、かつてスペインに在住した彷徨える民ユダヤ人、saphardiの音楽にフォーカスした内容である。

当然だがロドリーゴのアランフェス交響曲の一節を彷彿とさせるフレーズなどスペインの香りを想起させられた。いや逆だろうか。?今我々が知るスペイン楽曲のベースこそがSephardi音楽かもしれない。個人的にはLos guisados de la berenjena(ナスの七つの料理法)が面白かった。

演奏終了後、打ち上げに混ぜて頂きインド料理店へ。門前仲町のイメージ(下町)からすると、ちょっとアンマッチだがなかなかどうして、料理はたいしたもので本格的なもの。何を食べても美味かった。とりわけ、激辛のカレーがスパイシーそのもので辛さを旨味が凌駕。絶品だった。要、チェックである。