めっきり日が短くなった。
今夜は甘美な色彩の日没と同時に、銀色の星が幾つも上がった。
私は小学5年生の頃から夜型だ。当時、ラヂオの深夜放送を聴きたいがために、
こっそり夜更かししているうち、「夜」とすっかり親しくなってしまったのだ。
(だから身体の成育がタテもヨコも中学生レベルで止まってしまったのかもしれないが…)
編集関連の輩は夜型人間が多い。pm3時フレックス出社の朝帰りが連日みたいな人もいる。
深夜に編集者やデザイナーさんにメールをしても、即レスが帰ってくることも珍しくない。
私が7年前、フリーランスになった理由のひとつは、情けないことに朝に弱いから。
否、朝は嫌いじゃないのだ。恐ろしく低血圧ではあるが、朝はむしろ大好きなのだ。
特に今朝のように、おろしたての白いリネンのシーツみたいな 凜と清浄な肌触りの朝は。
ただし、それは長い長い夜から地続きの朝なのだが…。
ここ何年も、朝の打ち合わせや取材などがない日は、たいてい朝寝て昼ごろに起きる。
夜が明けても原稿が終わらず午後にもつれ込んだ日は、夕方寝て深夜覚醒することも。
闇に目を閉じ、闇に目を開ける。まるで深海魚みたいだ。
知り合いの編集者さんも、朝やむを得ず私に電話してくる時は「ごめんねまだ昼前なのに」と
申し訳なさそうだったりして…恐縮です。「大丈夫。もう起きてたから」と寝ぼけ頭で必死に
しゃきっと答えるものの、明らかに今しがたまで寝ていたことは電話でもばればれなんだそう(恥)。
なんとか朝起きて夜寝るという“まっとう”な人になりたくて いろいろ試みてはみたものの、
気を抜くといつの間にかバネがびよよんと元に戻るように、朝陽と共に眠りに堕ち、
夕陽が沈むと共に絶好調になってくる という生活に舞い戻るのが常なのだ。
今朝は驚くかな、11月も半ばというのにまたベランダの朝顔が2つばかり咲いたのだが、
この夏は、朝顔の開花を見てから眠るのが日課だった。
しかし、そんな“まっとうでない”生活ゆえに、ふと心にとまる風景というものもまたある。
↓夕暮れの井の頭通りの先に、東京ジャーミーの尖ったシルエット。
↓夜明けの富ヶ谷交差点(永久工事中?)。
夕刻に同じ場所に来た時、眼下の富ケ谷交差点から立ち上ってくる車の轟音が、
ふと東京という生きものの咆哮のように聴こえた。
↓夜明けの「火の鳥」(今年の夏至の翌朝)
blogでは画像が小さいので分かりにくいけれど
この薔薇色の空は、夜明けの一瞬、まさに火の鳥の如し。
人類の体内時計に反した夜型生活は、さながら夜の魔物のようだが、
真夜中や夜明けにしか見つけられない宝ものもあるのだ。
そろそろ、おやすみなさい。
BGMは、Everything But The Girlの「Night and Day」♪
まさに朝も夜も、一番よく聴いている曲かもしれない。
今夜は甘美な色彩の日没と同時に、銀色の星が幾つも上がった。
私は小学5年生の頃から夜型だ。当時、ラヂオの深夜放送を聴きたいがために、
こっそり夜更かししているうち、「夜」とすっかり親しくなってしまったのだ。
(だから身体の成育がタテもヨコも中学生レベルで止まってしまったのかもしれないが…)
編集関連の輩は夜型人間が多い。pm3時フレックス出社の朝帰りが連日みたいな人もいる。
深夜に編集者やデザイナーさんにメールをしても、即レスが帰ってくることも珍しくない。
私が7年前、フリーランスになった理由のひとつは、情けないことに朝に弱いから。
否、朝は嫌いじゃないのだ。恐ろしく低血圧ではあるが、朝はむしろ大好きなのだ。
特に今朝のように、おろしたての白いリネンのシーツみたいな 凜と清浄な肌触りの朝は。
ただし、それは長い長い夜から地続きの朝なのだが…。
ここ何年も、朝の打ち合わせや取材などがない日は、たいてい朝寝て昼ごろに起きる。
夜が明けても原稿が終わらず午後にもつれ込んだ日は、夕方寝て深夜覚醒することも。
闇に目を閉じ、闇に目を開ける。まるで深海魚みたいだ。
知り合いの編集者さんも、朝やむを得ず私に電話してくる時は「ごめんねまだ昼前なのに」と
申し訳なさそうだったりして…恐縮です。「大丈夫。もう起きてたから」と寝ぼけ頭で必死に
しゃきっと答えるものの、明らかに今しがたまで寝ていたことは電話でもばればれなんだそう(恥)。
なんとか朝起きて夜寝るという“まっとう”な人になりたくて いろいろ試みてはみたものの、
気を抜くといつの間にかバネがびよよんと元に戻るように、朝陽と共に眠りに堕ち、
夕陽が沈むと共に絶好調になってくる という生活に舞い戻るのが常なのだ。
今朝は驚くかな、11月も半ばというのにまたベランダの朝顔が2つばかり咲いたのだが、
この夏は、朝顔の開花を見てから眠るのが日課だった。
しかし、そんな“まっとうでない”生活ゆえに、ふと心にとまる風景というものもまたある。
↓夕暮れの井の頭通りの先に、東京ジャーミーの尖ったシルエット。
↓夜明けの富ヶ谷交差点(永久工事中?)。
夕刻に同じ場所に来た時、眼下の富ケ谷交差点から立ち上ってくる車の轟音が、
ふと東京という生きものの咆哮のように聴こえた。
↓夜明けの「火の鳥」(今年の夏至の翌朝)
blogでは画像が小さいので分かりにくいけれど
この薔薇色の空は、夜明けの一瞬、まさに火の鳥の如し。
人類の体内時計に反した夜型生活は、さながら夜の魔物のようだが、
真夜中や夜明けにしか見つけられない宝ものもあるのだ。
そろそろ、おやすみなさい。
BGMは、Everything But The Girlの「Night and Day」♪
まさに朝も夜も、一番よく聴いている曲かもしれない。