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プリンセス或いは妖精

2008-04-29 04:35:07 | Event
土曜の夜は、東京日仏会館のレストラン「ラ・ブラスリー」でVonちゃんのwedding party。
シック&キュートなラウンドブーケがまさに妖精系のvonちゃんらしく。

クラシックなジュリエット風ドレスに花冠のvonちゃんが現れた瞬間、会場中が「おお~!!」

アンティークなオルゴールの中に棲んでいるお人形のよう。

会場でひときわヴィヴィッドに発光していた司会のkumiさん。

たとえるなら、バービー人形inベニスビーチ。

さすがvonちゃんなチョイスのワイン&シャンパンをわいわいいただき
えとさん&ふくちゃんをはじめ、いろんな懐かしい面々とお喋り三昧。
会場はお子さま率が微妙に高く、これまたお人形さんのよなバンビーニが
あちこち よちよち徘徊。

たとえるなら、夜の森で妖精と出逢ったチルチル ミチル。

花嫁感涙の挨拶の余韻もなんのその、
DJブース前でハッスルするおしめバンビーノに
思わずはしっと駆け寄る“美しい母性”えとさん。

*DJが最後にかけてたスタンリー・カウエルと
アコースティックなジャミロクワイにじーん。

盟友えとさんの愛娘りんちゃんは早寝習慣のため、残念ながらパーティには来られなかったけど
りんちゃん画伯肉筆のガーリーなプリンセス画をいただき。

4歳児とは思えないエレガンスに脱帽っ。

引き出物はかまわぬの粋な「まめぐい」。
いろんな柄があって迷った末、青い千鳥柄をチョイス。

どこまでもvonちゃんらしい心遣いが心憎いっ。

☆☆
ニキ、おうちで療養中。
退院後はしばらく仔猫みたいに甘えん坊。

日曜は楽しみにしていたみっちゃんちのBBQパーティに行けず至極残念。。
ニキを看ながら、積読本を濫読。敬愛する動物学者 日高敏隆の
「動物にとって社会とは何か」に溜飲下る。
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兎と梟と猫

2008-04-26 03:57:12 | Art
取材&原稿〆切続きに、ニキの緊急入院も加わり、悪童日記も一週間空洞に。。
さくっとプレイバック。

日曜は、ふくちゃんとIIID Gallery で5/11まで開催中のグループ展「Aurora」へ。

イチオシイラストレーターあさみさんの兎スケッチにノックダウン↑
このGalleryは廃校を利用した世田谷ものづくり学校内にあり、スペース自体も面白い。
(5/3にGallery内で興味深いライブがあるので、その時に詳細を。。)

あさみさんのパートナーの作ったミニアルバムをいただいた。
ジャケットにもあさみさんの味わい深い兎くんが。

この綿菓子のような兎の感触にも似て、ほのかな体温を感じるスウィートなギターポップ。

あさみさん兎が描かれたピンクのうさTもうちに連れ帰ってきた。

うさ、かわいいぞ。

AURA展ではなぜか展示してなかったのだけど、DMに出ていたHIMMAさんの白梟。
このつらがまえに、このたたずまい。食べられても、いい。
このシロフクロウのTシャツとかあったら即買うので。



兎、梟、猫は、なぜか昔から魅かれてやまないとくべつな存在。

↑BBC「Five Owl Farm」より。梟の生活を追ったDVDは、うちのヘビロテBGV。
去年レイさんにもらった白梟もベッドサイドにいつも居る。

水曜にインタビューしたエドツワキ氏は、アトリエにコノハズクを放し飼いにしているのだとか。
取材場所はエドさんのブランドnakEd bunch の展示会場だったのだけど、かわいいアイテム満載で。

以前も新宿のペットショップで遇ったワシミミズクの話を書いたけど、
月曜にまたパークタワーでの打ち合わせ帰りに同じペットショップの軒先で梟を目撃。
カメラがなくて撮れず残念。種類は失念したけど「あけみちゃん」という名が…。
(あけみちゃん=90万円也。「車よりたけーっ」と高校生の一団)
ちなみに前述のワシミミズクは既に売れたのだそう。

☆☆
火曜、ニキの具合がまた急変し、入院。
今度は点滴痕に、青い包帯。。

そして、昨日再入院。。また、毛布を見失ったライナス状態。
年老いた猫と過ごす幸福の深さをいたく思い知る。
でも、無闇に悲嘆はしない。少しずつ衰えていく生命も愛しい生の営みのうちだから。
兎も梟も猫も人も、いつかは等しくその生を閉じる。
かなしいけど、かなしむことじゃない、ほんとは。

ベランダの小手毬が満開に。

春風にゆさゆさゆれる白くまるい花房が愛おしい。
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YMOエイジ

2008-04-20 12:28:42 | Music
週末、恵比寿のスタジオにて この方↑をインタビュー。
『NODE』編集部の方からこのおシゴトの依頼を受けた時、思わず「わーい♪」と口走った私(笑)

私が初めてYMOを知ったのは、まさにこの(↑)`79海外公演時の演奏。
レコードショップで流れていたライブビデオがあまりにかっこよすぎて、少女放心(四半世紀前ね)
当時はこんなCFも↓ テクノポリスの旋律が流れると、いまでも条件反射でみぞおちわくわく。
(フジカセットTVCF「テクノポリス編」より)

「この人たちの音楽からはもはや永遠に逃れられないな」と悟ったのは、’81年の『BGM』以降。


↓YMOをちゃかぽこラテンカバーしたこんなアルバムも含めて、快い呪縛は今も続き。。
プレイズYMO(初回限定生産)
セニョール・ココナッツ・アンド・ヒズ・オーケストラ,マウス・オン・マーズ,バーント・フリードマン,細野晴臣,コンスタンツァ・マルティネス,ダンディー・ジャック,テイ・トウワ,アクフェン,高橋幸宏,リサ・カーボン,坂本龍一
インディーズ・メーカー

このアイテムの詳細を見る


で、近年のお三方はというと。。
(「細野晴臣イエローマジクショー」より)
2001年に放映されたNHKの企画ながら、駱駝シャツ&股引に波平風着流し姿の3人が
「RYDEEN」を生演奏するシーンは、リプレイする度、放心(笑) 
しかも、幸宏さんの真剣な眼差しがすごい。お爺ちゃんヅラをかぶってることも、
叩いているのが実はお子様用ドラムであることも、思わず忘れてしまう迫真性。

(昨日、帽子から靴までさりげなくも粋なことこの上ない着こなしの幸宏さんの撮影風景を眺めつつ、
この駱駝シャツシーンが時々フラッシュバックしてしまったのだった)

インタビューでは、とても誠実にお話いただき、YMOエイジが耳ダンボになる話題もいろいろと。
幸宏さんらしいピュアな屈折っぷりも、肩の力が程よく抜けた感じも、素敵でした。
詳細は、6月20日発売の『NODE』vol.3をぜひ。(テキストはこれから着手するんだけど)
インタビュー記事以外にも幸宏さんがあっと驚く姿で登場する企画があるよう。たのしみ!
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wind and window

2008-04-18 05:03:44 | Art
昨日、新宿の三井ギャラリー東京で始まったキムナオさんこと木村直人氏のphoto exhibition

「wind and window」(4/17~30)
に行ってきた。

入口のコーナーには、今回、新たに制作したというポスターがずらり。
間近で観ると、和紙のテクスチャーが実に味わい深く。同じ写真でもまた違って見える面白さがある。

ポスターを含め、会場内の作品はすべてスタジオトリコでプリントしたそう。
キムナオさん&キムリエさんの あ・うんマニュファクチュアのたまもの。

私が特に気に入ったのは、この全面レースカーテンの写真ポスター(中央)。


会場には写真家 高木由利子さんのお姿も。超ロングの三つ編みからもオーラが。。
馴れ馴れしくもモエを片手にオリーブをつまみながら一緒にお話できて光栄でしたー。


広い会場には、この20年位の間にパリやアントワープ、イタリアなどで撮影したという
密度の濃いキムナオワールドが集結。プリントがまた繊細!
旅のふとした余白のような瞬間を捉えた写真には、キムナオ調ともいうべき独特の魅力があり、
私自身の遠い旅の記憶をもかきたてられる。恐らくそうなるのは、私だけではないはず。

僭越ながら、「wind and window」の会場の一角に拙文を寄せさせていただいたので引用します。


窓の彼岸 旅の風紋

大仰な放浪でもなければ 
生き急いだ迷走でもない。
貪欲な探検でもなければ 
センチメンタルな彷徨でもない。

歩を止めた瞬間 ふと囁く風のように
瞼を上げた瞬間 燐と閃く光のように
次の瞬間 もうそこには いない。
決して繋ぎとめておくことのできない旅の風紋を
光の粒子の裡に 永遠に包みこむ。

ここに在るのは、そんな一瞬の風紋を映しこんだ
無限の窓なのかもしれない。
風を誘い、風を拒み、風と戯れ、風と交わる 窓。

Wind and Window
窓の彼岸と此岸を行き交う
モノクロームの風を見つけに―
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チュニジア回想

2008-04-15 04:37:40 | Travel 国内外猫の目紀行
先日、代々木上原の小さなGalleryで開催していたチュニジア雑貨さらはさんの期間限定 雑貨展へ。

チュニジアといえば、10年ほど前、当時ローマに住んでいた姉と小旅行で行った国。
ものすごーく懐かしくなって、アルバムを開くと遠い地中海の空気がふわっと。

↑カーテンが風でふわんと膨らんだ瞬間みたいな造形のチュニジアンウィンドウ。
↓街の至る所に、こんな鮮やかな地中海カラーのチュニジアンドアが。


首都チュニスの旧市街メディナの外れですれ違った学校帰りの少年少女たち。

もし旅先で満面の笑顔の子供の写真を撮れたなら、
その瞬間その旅人は胸の底から幸福なのだと思う。
なぜなら、異国の子供たちの瞳は、何よりも正直な<鏡>だから。

☆☆
チュニジア雑貨展には、スタジオトリコのキムリエさんと、
妖怪&小鳥好き(どんな組合せだ)なエディター カッシーの3人で遊びにいった。
3人集まれば女子雑貨天国。私が選んだのはこちら。

い草みたい素材でできた星型の籠と、ひとつとして同じ形のないハンドメイドの木製匙。
匙にはもう実がならなくなったオリーブの古木を利用しているのだそう。
たしかに、上質なヴァージンエキストラオリーブオイルを思わせるふっくらいい香りがする。
ベランダに茂っているオリーブの小枝を手折ってきて並べてみたが、小枝はまだまだ青二才な感じ。
テーブルクロス代わりに敷いている布は、フータというチュニジア布。涼しげストライプに一目惚れ。
「さらは」を主宰しているパリ在住の美波さんいわく、海辺でパレオみたいに巻いたり、
ビーチマットみたいにして使っているそう。すてきー

雑貨展の奥には厨房があり、やはり期間限定のチュニジアレストランに。
ヘルシーな前菜に、牛肉の煮込みとオーガニック野菜を添えたクスクス。


締めはデザートとチュニジア特有のほのかに甘いミントティー。美味しくて無限におかわり。

↑これはカルタゴ遺跡からそう遠くない、美しい海辺の町シディ・ブ・サイド(Sidi Bou Said)にある
世界最古のカフェ「Le Cafe des Nattes」で、その昔飲んだミントティー(the a la menthe au pignon)。
そのあまりの美味しさに、瞳孔が見開いている写真もアルバムにあった。。(載せないけどね 笑)

ああ、地中海行きたい熱がまたつのっちゃったなあ。。

☆☆Information!
スタジオトリコの木村直人さんが、写真展「Wind and Window」を開催!
2008.4.17~30 10:00-19:00@新宿「三井ギャラリー東京」

必見!
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福井利佐の切り画と影絵考

2008-04-13 19:10:48 | Art
                       ⓒ risa fukui/phil

週末、水天宮での打ち合わせ後、浅草に足を延ばし、
昨年末インタビューした切り画作家 福井利佐さんの個展へ。(↑案内葉書より)
最終日目前になってしまったが、駆けつけた甲斐あり。
江戸末期築の重厚な二階建て土蔵を改装したGallery efのずっしりした空間に、
細密かつ生命力漲る福井ワールドが怖いほど合致していて、ある種の妖気すら呈していた。

迷路のように入り組んだ「切り画」の原本を目の当たりにすると、“鶴の恩返し”みたいに
篭って作業に没頭すると云っていた彼女の息遣いが聴こえてくるような気がした。
切り画を駆使した幻想的なアニメーションも新鮮で、
アイヌ民謡を採り入れたという音楽と相俟って、土蔵全体を霊妙な空気が満たしていた。

彼女をインタビューした記事が掲載されている『モダン・インテリア』vo.11

会場では福井さんご本人ともまたお話できて幸い。
この人はたぶん、海外でブレイクするのでは、という気が。

☆☆☆
前にblogキリコ的影法師の誘惑でもちらと書いたけど、
私は昔から影をよく撮影しており、影絵的な表現に魅かれる傾向がある。
きりりと際立った鋭角の影、何かを際立たせる静謐な影、どこまでも深い暗黒の影。。

たとえば中原淳一のこんな画。(昭和23年発行「ひまわり2月号」より)
 ⓒJUNICHI NAKAHARA 
お菓子の家に誘われるヘンゼルとグレーテル(画の原題は「ハンセルとグレテル」)
ディテールが黒く塗り潰されているゆえ、かえってわくわく想像力をかきたてられる。
ふたりの顔の造作は? 森にはどんな生きものたちが潜んでいる? お菓子の家の素材や造形は?

影絵とは異なるが、楳図かずおの画も、想像力をじわじわ刺激する
黒の面積が圧倒的に多い。
ⓒ楳図かずお/小学館 「蝶の墓」より
学生時代、卒論の一環で楳図かずおの表現を採り上げていた先輩のアーティストタケミさん
「楳図かずおの描くコマの多くは隅々が黒く、ギャグマンガでも怖い印象を与えるのはそのせい」
といった指摘をしていて、なるほどーと思った記憶が。
ちなみに、本人には否定されたけど、彼は楳図かずおに少し風貌が似ている(笑)
(あ、余談ながら、話題になっていた楳図かずおの赤白ストライプハウス、かわいいけどなぁ??
景観を壊すというなら、空を覆う超高層マンションをむしろ規制すべきじゃないのかなぁ??)

少々飛躍するけど、影絵的な表現で大好きなのが、ブルーノ・ムナーリの『霧の中のサーカス』。

これは、その昔、児童書の編集をしていた時、飛び出す絵本みたいなポップアップを作るのが
天才的に上手な先輩むらかみさんからいただいたもの。見れば見るほど、美しい絵本。

霧で視界が曖昧になる情景を、トレーシングペーパーみたいな半透明の紙と
モノクロームの影絵的な手法を用いて、非常に映像的に表現している。

飛翔する鳥の向こうにバス、バスの向こうに車、車の中に猫、その向こうにバイク、
そしてサーカスのカラフルなページが挿入され、再びモノクロームの霧にけぶる影絵で終わる。

その曖昧模糊とした霧の影絵模様は、今日みたいにくぐもった花曇りの日曜、
なかなか起きられずにみる夢にどこか似ている。                      サバラ
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ジャンクな壜

2008-04-11 06:09:50 | Greenベランダジャングル記
少し頭痛がして フリージアの甘い香りが仄かに漂う部屋で一日中過ごした。花酔いの次は、花頭痛。
一昨日、雨のなか原宿に取材に出かけた帰り、ひとつ隣の駅前の花屋さんで花を幾つか買ってきた。
なんだか香りのいい花が欲しくなって。フリージアは青い猫の形をしたワインの空き壜に挿した。

お米みたいな小花がびっしりついたライスフラワーも ほんのりいい香り。
短く切って、キャンドルホルダーにわさわさ活けてみた。


右の旧い薬壜には 清々しい芳香のユーカリを。この壜はその昔、月島の古道具屋で入手したもの。
(昔どこかの医院で実際に使われていたものらしい。。)
左の香水壜には ベランダのゴールドクレストの伸び過ぎた先っぽを剪定して挿した。
ヒバ科の木なので、鼻を寄せると清浄なヒバの香りがする。壜上のプチ森林浴。


ミネラルウォーターの瓶には芥子。芥子の花が咲く瞬間て、蝶が羽化する瞬間みたいで好き。


大きな花びんには物足りないような楚々とした季節の草花を、何かの空き壜に挿し あちこちに置く、
というちまちました行為が 昔からどうもやめられない。
花がないときは、ベランダの伸び過ぎた木々や蔓草、ハーブをせっせと挿している。
ポイントは、容れものが“何かの空き壜”すなわち“何か別の記憶を持った容器”という点。
ともすれば雑草みたいな草木と ジャンクな壜。どちらにもなぜか捨てがたい魅力があるのだ。

☆☆
先週、スタジオトリコに遊びに行った折、キムナオさんこと写真家の木村直人氏から、
スタジオでプリントした作品をいただいたので、それも壁に飾った。
私の拙い写真のせいで、作品の繊細な表情が出せず恐縮ながら、これは間近に観ると実に詩的な、
深い旅の匂いがする写真。(先日blogで書いた「木村直人写真展」でも展示されていた作品)


とあるバス停から、アクリルの壁についた雨粒越しに臨むアントワープの街。
写真をじっと眺めていると、ちょうど、外の雨音と重なり、バスをぼんやり待ち続けている
旅人の気持ちになる。旅とは 目指す目的地にではなく、実は目的地に向かうまでのこんなふとした
空白の時間にこそ本質がある、ということをこの写真は思い出せてくれる。

ちなみに、先週トリコに行った際、ギャラリースペースを利用して
Sakayori.というブランドの内覧会を行っていた。


デザイナーのさかよりさんは、コムデギャルソンの元パタンナーさん。
ディテールがどれもさりげなくデコラティブで、非常に美しいシルエットの洋服たちが
白い写真ギャラリーの中で不思議な存在感を放っていた。
あまりにも素敵なので、キムリエさんとこれも欲しいあれも欲しいと盛り上がり、
ついそこがギャラリーであることを忘れて すっかりお買い物モードに走ってしまったけど。。
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花酔い

2008-04-07 23:58:01 | Tokyo 闊歩・彷徨・建築探偵
行く先々で花まみれだった先週。幸福な花酔いにてblog更新もすっかり怠けがちに(春の花は魔物哉)

ざっと、先週プレイバックwith フラワー。
週半ば、素敵なマダムちづこさんと桜満開の神谷町界隈をお散歩。
菊池寛実記念 智美術館内にあるフレンチレストラン「ヴォワ・ラクテ」で仕事を忘れて春ランチ。
神保町に都電が走っていた時代のこととか、三島由紀夫事件の日に学校から緊急早退した話とか、
いつもながらちづこさんの無尽蔵なエピソードの数々はどれもおもしろくて。

敷地内には、迎賓館としても使われている大正時代の洋館が ビルの谷間にひっそりと。

食後は愛宕山付近にあるちづこさんのご学友ふじいさん宅にお邪魔し、夕刻までお喋り満開。
腰を上げるのをすっかり忘れるほど興味深いお話ばかりで、ついついながっちり。

ふじいさん宅のトイレの窓からは、こんな贅沢な桜なめ東京タワーがすっくりと。

☆☆
週末は、朝までに原稿を送るつもりが、うっかりPC前でうたた寝してしまい、推敲が間に合わず。。
締め切りだけは守るたちなので、さすがにこれには凹みつつ、前半だけ送って朝一取材@立川。

間断なく舞い降る桜が地上に描く 一瞬の花びら模様は、桜の季節のもうひとつの醍醐味。
夜まで押した取材と帰宅後の原稿の続きでこの日はよれよれだったけど。。

☆☆
日曜は、さんぺい家前の公園でお花見。名づけてエコピクニックⓒちよさん
例によってザ・ダンドリャーなちよさんのパーフェクトなダンドリ術により
十数名の参加者全員、マイカップ&マイ箸&マイトレイ&マイおしぼりを持参し、
桜の巨木の下、さんぺいさん手製の男いなりに、絶品だし巻き卵、筍、そら豆etcをわいわいいただき。

膝のナプキンやお酒の中にも花びらが たえずはらり はらり。
まるで『砂の女』の桜版みたいに、ありとあらゆるところに桜の花びらが。。
(案の定、帰宅後にバッグをみると、かわいい花びらの闖入者がそこ ここに)

これは洋菓子研究家 小嶋いず美さんご夫妻がスイス留学中の息子さんの手土産という、
巨大チョコ(育ちすぎた赤ちゃんみたいにみっしり重い)を桜花の下で開陳するの儀。
これで機内に乗ったらチョコテロリスト?(笑)
中身は美味な巨大チョコバー。どこかで遭難してもこれがあればむしろ太って帰還できそう。

巨大チョコより驚愕したのは、小嶋先生が差し入れてくださったお手製スイーツのレベルの高さ。
風味絶佳なラズベリークリームのフィンガーケーキに


美貌のストロベリータルト。いずれも酸味が絶妙にきいたラグジュアリーな大人味。
 弟子にしてくださいっ

宴もたけなわのところで、自主制作映画の監督 大原とき緒さんの短編映画をみんなで鑑賞。
モノクロームの桜が印象的で、まさに花見の夜に観るのにタイムリーな一作。
能の演目にヒントを得た濃密な幻想譚は、どこか内田百の世界を彷彿するものが。

↑これは映画のシーンではなく、とき緒監督がさんぺい家のこなみ嬢を妖しく吸い込むの図。
万人が懐かしいと感じる(笑)デジャブ顔の映画ライターたがやさんや写真家のみっちゃんをはじめ、
ちよさんつながりの素敵な方々と夜更けまで楽しい時間を満喫いたしましたー。

☆☆
最後に、ニキ近況。暖かくなるにつれ、具合もすっかりよくなり体重も回復傾向に。

TVニュースのホワイトタイガーに威嚇され、ニキかたまるの図。
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無添加

2008-04-02 05:00:20 | Scene いつか見た遠い空
さくっとモルディブに行ってきました、というのはうそで(エイプリールフール遅っ)
これは数年前にモルディブ取材したとき、水上飛行機から撮った 魔法のように青い海を取り巻く環礁。

実は最近、シャンプーを変えたのだが、そもそもシャンプーの合成界面活性剤を真剣に
気にするようになったのは、モルディブでこんな海を目の当たりにしたのがきっかけ。
モルディブ共和国は、地球温暖化が進めば50年後には水没するといわれており、
各リゾートもエコ意識が高い。実際、あの熱帯魚天国の澄んだ海で泳ぐと、もはや
ケミカルな物質が当たり前のように入っている通常のシャンプーは使えないなぁとつくづく思った。

といっても、硫酸系の界面活性剤が入っていない石鹸シャンプーは、安心だけど
使用感がすこぶるよくないし、“自然派”“ナチュラル”などと謳ったものでも、
表示成分をみると化学合成成分がずらーっと並んでいて、ちっとも自然ではなかったり。。

で、最近変えたシャンプー&リンスがこれ。急にぽかぽかしてきて、髪を軽くしたくなり、
髪の健康にこだわるHair Salon splashさんに行った折、試しに買ってみたのだけど
これがなんだか頭に気持ちよくて。ナチュラルとは、まさにこういうことなんだと。

商品名のジザニアというのは、イネ科植物マコモのギリシア語名とか。
正直、ロゴやパッケージのデザインはも少しなんとかしようよ、と大きなお世話ながら思う(笑)
けど、中身は天然原料100%の完全無添加。使用感も、人工的なコーティング剤特有の
ぬらっとした感触とはまるで違う、やさしい手触り。香りも人工香料特有のしつこさはなく、
ローズウッドなど数十種もの植物エキスが醸し出すミラクルな香り。 

漢方理論の設計らしく、顔や全身も洗えるし、リンスを薄めれば化粧水にもできるそう。
まあ、頭皮も顔も同じ地続きなわけで、理にかなった話なのかも。
おっかなびっくりで顔に使ってみたら、刺激を感じるどころか洗顔石鹸より快適な使用感。
当然、環境にもやさしい。いつかまたモルディブに行くとき持っていこう。

あ、モルディブといえば。先月インタビューした池脇千鶴さんの記事が載っている
『Villa』の最新号が発売に。(この号でもモルディブのリゾートなどが紹介されています)

☆☆☆ 天然春模様

ベランダの月桂樹の鉢からスペアミントが出てきた。
葉に触れると指に清浄なアロマの移り香が。


一ヶ月前には枯れ木だったぐみの枝という枝に、
白い小花が凛凛と。


春の突風に雲が根こそぎさらわれ、
日暮れには胸のすくような “無添加”のジューシーな夕陽が。
 ぼっ
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