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返り咲き朝顔

2007-10-27 19:18:34 | Greenベランダジャングル記
夏至の夜明けから咲き始め
9月まで毎朝欠かさず割き続けたベランダの朝顔が
10月半ばの温かな日から再び返り咲き、
秋涼の朝の山手通に季節外れな彩りを添えている。

昨年苗を植えた時は、弦や葉だけが茂るだけ茂った挙句、
ただの一輪も開花しなかったというのに。

それが何の前触れもなくひょっこり咲いたあの朝は、むしょうにうれしかった。
ただ、決まって通りに顔を向けて咲くものだから、眺めるのは後姿ばかり。
花の名は、「インディゴブルー」。
咲くのはみな シジミ蝶の翅のような淡い瑠璃色なのだけれど。

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十五夜、そしてブログのデフォルト。

2007-10-27 03:04:29 | Luna もの思う月
東京はあいにくの雨。
十五夜も分厚い雲の向こうに一瞬、朦朧と透け視えただけ。
ちょっともの足りないので、過去の満月をアップ。

これは、今年8月1日の夜明けに出逢った珠玉の満月。正確には十六夜だったはず。
無数の絹糸のような月光に射抜かれ、不意にさららと涙が。

それは、いままで食べたことのない果実のような月だった。
思えば、この夏から秋も、奇妙な果実のような日々だった。
そういえば、ロバート・ワイアットの「Strange Fruit」を今夏よく聴いた。

金木犀の濃密な香りに包囲され、
しごとにあそびに忙しくしているうちに、まもなく11月。
あの満月からかれこれ100日近く経つ。なのに、
100日経っても、8月の満月の残像が、脳裏にくっきり。
100年経っても、それは煌々と発光し続けているのだろう。
100年経ったら、その意味わかる、と云ったのは
寺山修司(たしか『さらば箱舟』)と漱石(たぶん『夢十夜』の一夜目)。
どっちも十代の頃の記憶だから、少々あやしいが。。

まあいいや。とりあえず、デフォルトは満月から。
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