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スリランカ ロードムービー3 砦と猫の街ゴールフォート編

2010-12-30 15:56:27 | Travel 国内外猫の目紀行

ゴールロードを南へ南へ ひた走ってきたスリランカ取材の後半、
ようやくゴールの街に辿り着いた。ゴールの旧市街であるフォートは、
インド洋に向かって猫足状に突き出た半島で、1日もあれば街中のストリートを
網羅できるほど小さな街。でも、そこにはリノベーションされたコロニアル建築や、
風格ある教会、モスク、ミュージアム、洒落たカフェやショップがひしめいていて、
東西の歴史と文化が絶妙に融けあったハイブリッドな異空間になっている。


一角には、なにげにアマン系ホテルもあったり。大変エレガントだったけど、
私はバワの弟子がリノベーションしたホテルの方がどこかお茶目で好みだった。


美しい卵色の城壁に似せた色彩の家々が多く、ゴールにあるバワリゾートの傑作
「ジェットウェイング・ライトハウス」(右下)も、サマラカラーと呼ばれる明るい卵色が印象的だった。
左下は、フォートの突端にそびえる本物の灯台(ライトハウス)。




ゴールでは、道で住人と目が合うと みな「どこから来たの?」とあたたかく微笑みかけてきた。


お土産品は手仕事の美しい品が多い。スリランカの人はカレーを指ですくって
巧みに食べる習慣があるからか、手先が実に器用。50本以上の針を駆使して
緻密なレースを編んでいたお婆さんに「1枚どのくらいかけて仕上げるんですか?」と訊ねると、
「早くても一週間以上よ。でも仕上がるとすごく幸せよ!」と嬉しそうに顔をくしゃくしゃにした。

「手作りハンモック、売ります」というコピーにも魅かれたけど、
売り子もハンモックもまるで見当たらなかった。

それにしてもゴールは、とりわけ私を嬉々とさせてくれる街だった。それは、妙に猫が多いのだ。
街の人に理由を訊いても「なぜかしらね」という顔をされるけど、少なくとも南西海岸一の猫街。
もしかしたら、列強の支配時代にネズミ除けに飼われていた猫たちの子孫なのかな?
見かけるのはブチ、三毛、トラばかり。みんな、雨の中でも平気で道をタッタカ走っていた。 


オランダのアンティーク店の売り物の戸棚でちゃっかり午睡している猫たちもいれば、
お土産やさんの軒先で メス猫をしつこくくどいては猫パンチされているオス猫もいて。。


・・・
ゴールフォートのぐるりには、ポルトガルやオランダの植民地時代に外敵から街を守るために
築かれた砦が張り巡らされている。奇しくも、その砦がこの街を津波から奇跡的に護った。
砦に上って海を見下ろすとちょっと足がすくんだ。「マダム、2000ルピーくれたら
ぼく、ここから海にダイブしてみせますよ!」と少年が言い寄ってきたので
「危ないからやめて」と断ったが、かつて商談が成り立ったことがあるのか謎だった。


砦の上で死んだように横たわっている犬がいたので心配になってじーっと見ていたら
向こうから団体旅行客がなんだなんだと近寄ってきた。訊けば、全員家族なのだという。
右端がママ。中央の青い人がパパ。ゴッドファザー&マザーも孫たちの間に紛れている。
スリランカの北の方から、一家総出で遊びに来たらしい。数えると全部で16人。
妊婦さんもいるから、もうすぐ17人になる勘定。なんだか、いいな。
日本ではこんな大家族自体珍しいし、全員集合するなんて、冠婚葬祭以外ないような気がする。

ぼんぼやーじ、あーゆるぼわん。みなさんお元気で~


そんなわけで、スリランカロードムービー3部構成ブログ、これにておしまいです。
しばらく書いていなかった反動で、筆が走ってしまいました。
とりとめのない旅日記を最後までお読みいただき、ありがとうございます。

帰国早々、打ち合わせ帰りに見た代々木公園の薔薇と紅葉が目に染みた。
わずか一週間でも、濃い旅の後は、いろんなことが妙に沁みます。


それでは、どうぞよいお年をお迎えください。
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スリランカ ロードムービー2 ジェフリー・バワ編

2010-12-29 21:15:46 | Travel 国内外猫の目紀行

スリランカの世界的建築家ジェフリー・バワが晩年を過ごした
自作の理想郷ルヌガンガ ガーデン。これは、その中にあるバワの執務室での1枚。
最初、ラフなTシャツに短パン姿だったガイドの男の子が「ちょっとお待ちください」と
そそくさ奥に消え、しばしのちに息せき切らして「着替えてきました!」と
バワが愛した白い上下で正装して再登場し、バワの素晴らしさについて
それは熱心に説明してくれたのが、とても印象的だった。
手前にある長椅子は、バワがデザインしたラブチェアー。
なんともバワらしい、ユーモラスであたたかなフォルム。


うっかりしていて ガイドくんの名は失念しちゃったけど、、ありがとう!
ガーデンに茂っていたシナモンの葉やオリーブの実を齧る仕草がチャーミングだったなぁ。
右はバワ建築のひとつカニランカ・リゾート&スパのスタッフ、リシニーさん。
私がバワのリゾートを巡っていて、唯一 日本語が話せた人。とってもフォトジェニックで
かわいかったので、いろいろなスポットでモデルになっていただきました。ありがとう!



アマンをはじめ、世界中のリゾート建築に影響を与えたジェフリー・バワ。
今回、バワ建築のホテルやヴィラ、ガーデンを相当数巡ったが
バワの空間は、体験すればするほど 虜になる。

かつて、タヒチやモルジブ、バリ、ハワイ、オーストラリア、フィジーなどなどの
熱帯リゾートを取材させていただいたり、個人的に見学したことがあるけれど、
バワ建築はオリジナリティという点で、「別格」という感想を持った。
単にびしっとスタイリッシュで、超然とかっこいいホテルなら、ほかにいっぱいあると思う。
でも、バワ建築は、そういう“気取り”や“威嚇”や“選民性”の対岸にある。 
地球にも宇宙にもそのままスーッとつながっていくような自然との親密さという点で、
バワの空間は見事なまでにフラットでボーダーレス。ゆえに恐ろしく快い。

バワ建築の魅力については、来年出るスリランカの旅本の特集でじっくりご紹介いたしますので
来春、本が無事に発売になったあかつきに、あらためてご案内させていただきます!






ちなみにバワはホテルだけでなく、お寺や大学などの建築も手掛けている。
そしてバワ建築のある所には必ずどこかに、彼の愛したテンプルフラワー(プルメリア)が香っている。



奇しくも津波がスリランカ南西海岸を襲う直前に、84歳の生涯を閉じたジェフリー・バワ。
彼が永眠するルヌガンガ ガーデンは、「ほんとにここでいいの?」と不安になるような
ジャングルと沼地と小さな村を幾つも越えた細い1本道の奥に、ひっそりと広がっていた。
ルヌガンガ ガーデンを作るのに影響を与えたともいわれる
バワの兄べヴィス・バワ(彼も多彩なアーティスト)の作ったブリーフ ガーデンも
やはり密林の奥の奥のまた奥に、眠れる蛇のようにそっと潜んでいた。

あのじゅじゅっとした湿気を孕んだ熱帯樹林の一本道を そろそろと進むさなかにも、
車中にエンドレスで流れていたのは、やっぱり ビリー・ホリデイだった。

次回は、スリランカロードムービー3 城塞都市ゴール散策のお話をしたいと思います。
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スリランカ ロードムービー1 南西海岸編

2010-12-29 00:15:54 | Travel 国内外猫の目紀行

一週間というのは、普段通りに過ごしていたら、記憶の渦潮に呆気なくのまれていってしまう。
けれど、もしそのとき琴線に触れる「旅」をしていたとしたら、それがたった一週間だったとしても、
心身に刻まれて決して消えない。うつくしい瑕のように――

この12月に訪れたスリランカの旅は、まさにそんな体験だった。
旅本の取材で行ったので、私的旅行のように気のおもむくままというわけにはいかず
しかもスケジュールはてんこ盛り。ジェフリー・バワ建築の取材担当だった私は
他の取材チームと完全に別行動で、深夜、コロンボ空港に到着するなり ひとりぼっちに。
ナビ役の現地ドライバー チャミンダさんがいい人で ほっ。(ちょっとチャーリー・ブラウン似)

空港にほど近い漁港ニゴンボの鄙びたビーチサイドホテルで、暗闇から聴こえてくる波音をBGMに
きしむ天井扇を眺めながら眠りに落ち、翌朝目覚めたら、ホテル前のビーチに ニゴンボ名物の白い
カタマランが、生あたたかな潮風に帆を膨らませているのが見えた。その瞬間から、スリランカの
南西海岸沿いを北からひたすら南下する ロードムービーな旅がはじまった。

宿泊ホテルでは、国土がマンゴーの形をしたスリランカのマップを花の置かれたベッドに広げ
走った道筋をペンで辿りながら毎晩うたた寝。。滞在中は、持参した音楽もほぼ聴かなかった。
毎晩天気が悪く、熱帯樹の大きな葉っぱを打つ激しい雨音が、不思議と心地よかったから。



ニゴンボからゴールまで、南西海岸沿いに走る道の名は、ゴールロードという。
ゴールロードと並行して線路が走っており、時おり汽車(電車ではない)がガタゴト。。
6年前のクリスマス明けに大津波の災禍に遭ったのもこのエリアだが、今はその痕跡も薄れ、
大渋滞のコロンボを過ぎれば、ひたすら長閑な風景が連なるご機嫌な一本道だ。
そんなゆるドライブの途上でしばしば目にしたのが、牛、牛、牛。みーんな、瞳がやさしい。
あんまり目が合っちゃうと何だか申し訳ない気がして、現地滞在中はビーフを一切口にせず。


リスもよく見た。シンハラ語では「レナ」と呼ぶ。恐ろしく鋭敏だが、やっぱり目がかわいい。
思うに、スリランカの人は生きものにとても寛容だ。もちろん、人に対しても。
昨年訪れた時もしみじみ感じたことだが、そのおっとり穏やかな国民性と
日本人観光客ずれしていないピュアさが たいそう新鮮で心地かった。


野良犬も大勢いる。ハイクラスホテルのカフェテラスにもちょろちょろ遊びにくる。
一方、蒸し暑いのが苦手な猫は、家の中で飼われていることが多いそうで、
牛や犬や蚊ほど多くは見なかったけれど、出逢えばどの子も人懐っこくて。
猫はシンハラ語で「プーサ」という。猫を見つける度に「プーサ!」と叫ぶ私に、
行き交う人はみなおかしそうに笑った。↑写真の妙にリラックスしたわんにゃんは、
ビーチサイドのレストランでランチ中に遊びに来た子たち。ただし、彼らもさすがにカレーはNG。
ちなみに、現地の人たちは、三食カレーが基本。私も少なくともランチは100%カレーだった。
でも、野菜豊富で何種類もの多彩なカレーをお好みでいただけるので、とってもヘルシー。
「これ辛い?」と訊くと、相当辛いものは現地の人が一瞬ニヤッとするので避けやすいし(笑)



南下しながら幾つかホテルを転々とした中で、最後の宿泊地となったのは、ゴールのやや東にある
ウェリガマの港に面したホテルだった(冒頭写真はそのバルコニーからの早朝風景)。
早起きして砂浜に出ると、漁師さんが「ウニ食べる?日本人、ウニ好きでしょ」と
その辺にぼこぼこ転がっているウニを気さくに勧めてくれたり。ちなみに、この漁師さんの
愛用しているトゥクトゥクの座席には、ボブ・マーリーの特大七色シールが貼ってあった。


このウェリガマビーチの側には、タプロベーンアイランドと呼ばれるそれはそれは小さな島がある。
島に行きたいというと、濡れてもいい恰好で来なさいという。干潮時には歩いて渡れるけれど、
満潮になると、泳いで帰るしかない島なのだ。私は一眼レフをジップロックに封印し、
コンパクトデジカメを片手に、短パンに裸足で浅い浜をとことこ。想像したほどは濡れなかったが。

タプロベーンアイランドはかつてポール・ボウルズが所有し、ここに滞在しながら『蜘蛛の家』を
執筆したといわれる。八角形の建物が連なる不思議なヴィラは、リニューアルの真っ最中で
廃墟のような様相を呈していたが、それがかえって美しかった。ポウル・ボウルズが愛用していた
部屋には半壊した古いベッドがあり、そのヘッドに施された黄色い蝶のレリーフが妙に印象的だった。


タプロベーンのガーデンで、白い蝶を見かけた。
ふと、なぜだかこの島にひどく心奪われている自分にきづいた。
ポール・ボウルズが、このひそやかな島に魅了された理由が、理屈ではなく解る気がした。
この日の夜、初めて夕刻になっても天気が崩れず、ゴールロードから夕陽を拝むことができた。


ちなみに、南西海岸をひた走ったドライバー チャミンダさんの愛車は、中古の日産ツインバード。
ナビも思いっきり日本語。インド洋沿いを走っているのに、表示はなぜか太平洋だったり、
川崎をしれっと表示していたりして、見る度に大爆笑(ナビの横に鎮座するプチ仏像もナイス)


そんな道中、チャミンダさんがかけてくれたビリー・ホリデイが
今も写真を眺めていると頭の中にぐるぐる回る。。。
次回は、スリランカロードムービー2として、取材で廻った建築家ジェフリー・バワの世界を。
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猫とハートと疾風怒涛の日々

2010-12-26 05:26:05 | Tokyo 闊歩・彷徨・建築探偵

ものすごくいろんなことが起きているのに、ものすごいスピードで過ぎ去っていく日々。
みるみる暮れていく晩秋から初冬の宵口は、ときおり残酷なくらい美しかった。

もう一か月も前に書こうと思っていたブログを書くのは、夏休み終了直前の小学生が
空白の絵日記を一気に埋めるような気合がいる。でも、撮りためた写真を眺めていたら
昨今の慌ただしとは無縁ののほほん写真ばかりで、我ながら ばかみたいな能天気さ。

そんなわけで「ルナスービトの悪童日記」、晩秋フラッシュバック編です。

10月末の休日、素敵なマダムちづこさんたちと谷根千散歩。
子ども時代に界隈で遊んでいたというまりこさんのナビで、見知った谷根千にも思わぬ発見が多々。
つつじ祭りの時しか訪れたことのなかった根津神社も、秋はまた別の風情が。
ちなみに根津神社は時代劇の撮影スポットだそう。そういえば、見覚えのあるやなしや。
旧安田邸では、ちょうど重陽の節句中で、雪のような真綿をかぶった菊が飾られていた。


谷根千は猫の町としても知られるが、昨今はあちこち観光地化していたりして、猫たちもちょっと
肩身が狭そうだ。地元のこんなやさしい人たちに見護られて果敢に生きのびてほしいなあ。。



10月末~11月にかけて開催された中国国際映画祭。そのオープニングパーティに行ってきた。
おりしも世は尖閣報道のピーク時だったけど、会場内は至ってなごやかな友好ムード。
ちなみに、会場は来年3月に閉館する赤プリこと、グランドプリンスホテル赤坂。
奇しくも、昨日12月25日に有楽町西武が閉店したが、いずれもバブル時代を象徴する
西武系の牙城。絶頂期から20年余りの諸行無常を思いつつ、泡のお酒をたしなむ聖夜哉。



11月頭、軽井沢から上京したキムリエさんと青山でランデヴー。
このブログでも何度も紹介していますが、スタジオトリコで制作した
アレックスモールトン自転車展記本『ALEX MOULTON BICYCLES EXHIBITION 2010』
キラー通りに面した「on Sundays」のウィンドーに飾られていて感無量!
アート本の老舗である同店でも評判が良いそう。うれしい限りです。
この日は父の命日でもあり、何か後押しされているように楽しい発見がたくさんあった。


11月半ば、お世話になっているデザイナーやぶきさんのお誘いで、彼女が宣伝美術を担当している
「花組芝居」の最新作「花たち 女たち」を観劇。昨年の「夜叉が池」以来だったのだが、
相変わらず猛烈なテンポで、展開の早いこと早いこと、小気味よいことこの上なし(笑)
暗転もほぼなく、場面が見事な切り返しで あれよあれよという間に変わる変わる。。。
有吉佐和子の原作は未読なのだが、花組芝居は歌舞伎のように女役もすべて男性が演じており、
演出は例によって きわめて斬新で大胆不敵。しかも、どたばたスラップスティックの中にも
人間の複雑怪奇な情念がグロテスクなまでに深く麗しく描かれている。いやぁ名人芸でした。
観劇後に、このゴージャス&ラブリーなイメージ画(左)を描いたイラストレーターの大谷リュウジさん
合流して、やぶきさんたちとゴハン。初めて会う方々と深夜までわいわい楽しかったー。

同じ週には、東京都庭園美術館で開催していた「香水瓶の世界」展を取材かたがた見学。
あいにく展示物はすべて硝子ケースの中なので香りまでは確認できなかったけれど
くらくらするほどエレガントで蠱惑的な香水瓶のデザインに、かなり深酔いしました。
特にルネ・ラリックの作品、えぐすぎる! たとえば、香水瓶の四角に胴体のながーい蝉が4匹、
みっちり張り付いているラリックの香水瓶を使っていたのは、いったいどんなマダムだったのかな?
ちなみに、庭園美術館の入口には、朝香の宮がウエルカム用に使っていたという巨大香水塔が。



同じく11月半ば、お世話になっている雑誌編集者の渡辺さん&土澤さんと、
猫特集ページの件で 恵比寿の猫カフェにて 猫打ち合わせ。実は猫カフェは初体験の私。
結局、打ち合わせのほとんどは 猫遊びに終始。。でも至福でした。


久々に猫を抱きしめてうるうるする私(左)と、やはり猫を抱く土澤さん&渡辺さん(右)
来年、本が出たらまたここでご紹介いたします。

この数日後、5年間愛用(酷使)したノートPCが不意に壊れた。
バックアップを完璧にとっていなかったため、随分と肝を冷やしたが
火事場の馬鹿力的な機転で、奇跡の如く締切ピンチをなんとかクリア。
リスクヘッジの大切さをしみじみ実感&反省しつつ、なにか腑に落ちない。
文章だけなら、紙とペンがあれば書けるのだから、本来は。
(あ、携帯やiphoneとかでは私は長文が書けない性分です)



11月の祝日、ぱつぱつスケジュールの間隙をぬって、お仕事冥利でウェスティンホテル東京の
レディースルームに叔母と一泊。話には聞いていたけれど、実に快適至極でした。
ベッドに転がった足元に東京タワーの夜景ビュー。朝食のブッフェもパーフェクト。
あえてPCを持っていかず、半日仕事を忘れて呆けたせいで、帰るなり徹夜仕事。
優雅なヘブンリーベッドから、一気に締切無限地獄へと雪崩れ込んでいった。。

。。。のだが、その途上に撮ったのは、ほっと一息モードの写真ばかり。

左はまいか社長の会社設立3周年目のお食事風景。青山の新進仏料理店フロリレージュ、
メニューも盛り付けも唖然とするほど斬新で、かなり気に入りました。まいかさん、ありがとう!

右はたぶん外苑前の裏道のカフェでランチ打ち合わせした時のマッキアート。
イリーのヒップなカップ&ソーサーに泡ハートがキュート。こういうちょっとした絵づらが
締切続きの緊迫した日々の緩衝剤になるわけです。


これは恵比寿での打ち合わせ帰り、恵比寿在住のオーリエさんを誘って
バールでお茶したとき。ベージュのベレーがとっても似合っているオーリエさん。
尽きない会話の余韻のように、カプチーノのハートが最後までくっきり消えなかった。


そしてこれは、スリランカに発つ直前、学芸大で童門冬二氏の取材をした後
編集者のしばたさんとお茶したとき。やっぱり、ハート♡
久々にお会いしたこともあり、ついつい長話。お元気そうでほんとよかった。

高速で過ぎ去った晩秋の日々。息をつく間もなかったけど、どれも大切な瞬間。
あれこれ忙しくても、関わる多くの方々とのご縁をずっと大切にしてきたいなあと心から思う。

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Merry Christmas!

2010-12-24 17:06:58 | Scene いつか見た遠い空


6年前のクリスマス明け、インド洋の津波から奇跡的に救われた城塞都市ゴールフォート。
写真はゴールフォートのそばにある海岸で、この12月、帰国する日の朝に珍しく早起き散歩した時のスナップ。
そこで言葉を交わした人に、砂にメールアドレスを書いて教えてあげたのだ。

ぁあ、すっかりクリスマスですね!

大変ながらくブログを放置していたにもかかわらず
多くのみなさまに日々閲覧していただき、心から感謝いたします。

11月半ばにそろそろブログをアップしようか、と思ったまさにその夜に
愛用パソコンが不意に意識混濁して立ち上がらなくなってしまい、
PCは速攻で買い替え、旧PCものちに無事回復して戻ってきたものの、
年末進行の激務が容赦なく訪れ、さらに12月頭にはスリランカ出張に一週間出ており
ブログを落ち着いて書く気持ちになれないまま、年の瀬を迎えてしまいました。
ふぅ。

ようやく出口が見えてきたので、晩秋以降の徒然ブログと
スリランカの回想ブログを年内に書きたいと思ってます。

ではでは、こころあたたまるクリスマスを!
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