[ 6月 7日 ]
[ ジンバブエが金本位制に・インフレで経済崩壊 ]
アフリカ大陸の南東に位置するジンバブエ共和国では、かつて「1000億ジンバブエドル紙幣」が
流通していました。
日本円にして、わずか0.0003円にしかならない、この紙幣が発行された背景には「ハイパー・イ
ンフレ」があったためです。
2015年にジンバブエドルは廃止されました。
複数外貨制が導入され、米ドルや南アフリカ・ランド、日本円、中国・人民元など、9種類の海
外通貨が、国内通貨となっていました。
そんな状況を脱して、通貨の安定を確保するため、先日から発行されているのが「ジンバブエ・
ゴールド」です。
政府や中央銀行が持っている金(ゴールド)に、いつでも交換できる紙幣で、“金本位制”が復活
した形となります。
ジンバブエは「本当は豊かだったはずの国」だったのです。
金の1平方キロメートルあたりの埋蔵量が世界2位で、ダイヤモンドやプラチナなどの鉱物も産
出されますが、2023年のインフレ率は667.36%で世界1位(IMF統計)となってしまったのです。
資源的に豊かな国に、なぜインフレが起きたのか。その要因には、1980年から2017年まで37年
間続いた、ムガベ前大統領による独裁政権に問題があります。
その過程で「実力以上に無理しすぎた」ことが、ハイパー・インフレを引き起こしました。
今の段階では、この金本位制通貨はさほど流通しておらず、期待もされていないのが現状です。
[ 川 柳 ]
[ 物価高 見ざる買わざる 店いかず ] 飲まざる・食わざるで余生を過ごしましょう。
[ 老いるとは 増えるクスリと 減る記憶 ] 残り人生も日々減っています。
写真左は銀座へ行ったついでに立ち寄った日比谷公園です。東京のド真ん
中にこんな鬱蒼とした緑があるのですね。右はスカイ・ツリーのソラマチ・
ショッピング・モールに店を出すドラえもんの可愛い姿です。
世界中で高い人気を誇るスポーツ、サッカー。
そんなサッカーの熱量を別の力に、選手の運動エネルギーを電気に変えてしまうスタジアムが、
サッカーの王様ペレと大手石油エネルギー企業のシェルが協力して、リオデジャネイロのスラム
の中心に作られました。
このスタジアムの特徴はサッカーをプレーする選手の生みだす運動エネルギー、地面を踏む力
を電気に変換する技術を取り入れています。
この技術は運動エネルギーと、太陽光エネルギーといった再生可能エネルギーでここの電気が
まかなわれています。
スポーツとテクノロジーの相性の良さが広まれば、ますますスポーツを楽しめる環境が整って
いきそうです。
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