金鉱山と無電力地帯での電力事業

アフリカ、パプア・ニューギニア、アジアで再生電力

運動エネルギーを電気に変えるサッカー・スタジアム

2024年06月07日 07時00分00秒 | タンザニア・マリで金とダイアモンド採掘

                          [ 6月 7日

   [ ジンバブエが金本位制にインフレで経済崩壊 ]

アフリカ大陸の南東に位置するジンバブエ共和国では、かつて「1000億ジンバブエドル紙幣」が
流通していました。
日本円にして、わずか0.0003円にしかならない、この紙幣が発行された背景には「ハイパー・イ
ンフレ」があったためです。

2015年にジンバブエドルは廃止されました。
複数外貨制が導入され、米ドルや南アフリカ・ランド、日本円、中国・人民元など、9種類の海
外通貨が、国内通貨となっていました。  
そんな状況を脱して、通貨の安定を確保するため、先日から発行されているのが「ジンバブエ・
ゴールド」です。
政府や中央銀行が持っている金(ゴールド)に、いつでも交換できる紙幣で、“金本位制”が復活
した形となります。

ジンバブエは「本当は豊かだったはずの国」だったのです。
金の1平方キロメートルあたりの埋蔵量が世界2位で、ダイヤモンドやプラチナなどの鉱物も産
出されますが、2023年のインフレ率は667.36%で世界1位(IMF統計)となってしまったのです。
資源的に豊かな国に、なぜインフレが起きたのか。その要因には、1980年から2017年まで37
間続いた、ムガベ前大統領による独裁政権に問題があります。
その過程で「実力以上に無理しすぎた」ことが、ハイパー・インフレを引き起こしました。

今の段階では、この金本位制通貨はさほど流通しておらず、期待もされていないのが現状です。

                [  川      柳  ] 

[ 物価高 見ざる買わざる 店いかず ]   飲まざる・食わざるで余生を過ごしましょう。

  [ 老いるとは 増えるクスリと 減る記憶 ]   残り人生も日々減っています。

 
  
    写真左は銀座へ行ったついでに立ち寄った日比谷公園です。東京のド真ん
    中にこんな鬱蒼とした緑があるのですね。右はスカイ・ツリーのソラマチ・
    ショッピング・モールに店を出すドラえもんの可愛い姿です。

世界中で高い人気を誇るスポーツ、サッカー。
そんなサッカーの熱量を別の力に、選手の運動エネルギーを電気に変えてしまうスタジアムが、
サッカーの王様ペレと大手石油エネルギー企業のシェルが協力して、リオデジャネイロのスラム
の中心に作られました。

このスタジアムの特徴はサッカーをプレーする選手の生みだす運動エネルギー、地面を踏む力
を電気に変換する技術を取り入れています。
この技術は運動エネルギーと、太陽光エネルギーといった再生可能エネルギーでここの電気が
まかなわれています。

スポーツとテクノロジーの相性の良さが広まれば、ますますスポーツを楽しめる環境が整って
いきそうです。

   意見などある方は下のところにメールをください。   [ lunacorp@live.jp ]


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする