先月秋葉原の中央通りにオープンした「PCNET アキバ本店」にて今週の火曜日に大量に安く出ていたアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!ロウズARROWS Z ISW11Fを購入しました。価格は一台2999円。友人へのプレゼントにDAPとして購入したのですが、ついでなので自分用も確保。別にすでにもう間もなくKitKatへアップデートされるNexus 7(2013)もいますしスマホとして運用しているAscend P2やAcro HDもいるので泥端末はいらなかったのですが、安いし後述する通りいろいろネタになった機種でもあるので・・・w
ちなみに現時点でまだ大量に出ていますがすべて色はネオブラックのみ。当初オープン記念特価で数量限定だったはずなのですがまだ大量に入荷しているようです。どこかの企業で使っていた企業用スマホか何かが流れてきたんでしょうか?インストールされていたのは初期状態のAndroid 2.3.5 “GingerBread”でしたのであとで2台とも4.0.3”Ice Cream Sandwitch”へアップデートしました。
ARROWS Z ISW11Fはauの2011年冬モデルとして富士通東芝モバイルコミュニケーションズから発売された機種。同時期に出た機種としてはHTCのEVO 3Dやau初のiPhoneであるiPhone 4Sなどがいます。同機種の兄弟機としてdocomo版ARROWS X LTE F-05Dがいます。モバイルWiMAX対応機で、富士通が初めてau向けに提供したスマホでもあります。
CPUはテキサスインスツルメンツ社製デュアルコアプロセッサOMAP4430 1.2Ghz。GPUはPowerVR SGX 540が搭載。メインRAMは1GBで内蔵ストレージは8GBを搭載しています。カメラは1310万画素でXPERIAシリーズにも搭載されているCMOSセンサーEXMOR Rを搭載。むろん外部microSDHCにより最大32GBまでのストレージ増設も可能。防水防塵対応でなおかつワンセグもおサイフケータイ機能も搭載された文字通り”全部入り”のスマホで、当時のハイエンド機に相当したため発表された当初は注目された機種でした。
ただ実際に発表されてみると使用中異常に発熱することやGPS精度が腐っていること、利用しながら充電できないのが”公式な仕様”であるといいきってしまうなどいろいろ不具合が出過ぎたことから今では”電子ホッカイロ””アアアッ!ローズ"などと呼ばれるネタ機になっています。詳しいこの機種の不具合に関してはここで。ひどいものだとケータイアップデートできないのをケータイアップデートでfixするというものまであったりw
それ以降もARROWSシリーズは何らかの不具合を抱えている機種がかなり出ており一種ネタになっている感はあります。つい最近のARROWSはそこまでひどいような印象ではないのですが・・・
ただあくまでDAPとして使っている分にはそこまで熱は持たないような印象ですし、白ROM端末として使う分には下手な中華PADを買うよりもお得なんじゃないでしょうか。5000円未満でデュアルコア+RAM 1GBな中華タブは今のところ見たことありませんし。
ちなみにうちのアアアッ!はサブ端末の一台として使うのでそれなりにソフト環境を構築しましたが、友人にプレゼントするほうはWi-FI環境がないDAPとしての利用なので最低限メディアプレーヤー関連のみをセットアップして引き渡しました。どちらもICSへアップデート。アップデートはOTA経由で可能…ではあるものの、設定→システムアップデートが項目としてない(au SIMを指した状態でしか行えないマイナーアップデート機能であるケータイアップデートはある)ので公式サイトからアップデート用のツールをインストールする必要があり、そのツールがPC経由でアップデートイメージをダウンロードして行う場合であってもインストール必須になるなど若干めんどくさい仕様であるのは気になりました。
ランチャーは富士通独自のNX!Comfort UIと標準のAOSPランチャー、2.3だとこれに加えIS03やMEDIAS BRで使ってあまりいい印象はないau共通のランチャーが用意されていますが、(AOSP除き)どちらもあまり評判はよろしくないのでPlay Store経由でAOSPランチャーベースに機能拡張を行ったNOVA Launcherをインストールしました。
スマホとしてはあまりにも致命的な欠点を抱えすぎた機種ではあるものの、2999円で買える中華タブ代わりの端末として考えるのであればいろいろ遊べてお買い得な機種なんじゃないかなぁというのが正直な感想でした。これから寒くなるのでホッカイロとしても活躍しそうですね!まさに全部入り端末です!
・・・これでワンセグ端末が2台になったのでacro HDはacro SROM焼いて公式JB環境にしようかなぁと思っています。どうもBT認証通しただけでアップデートはされずに終わりそうですし、最近auは最新機種(HTC J ButteflyやHTC J Oneなど)にもアップデートは提供しないというとんでもない対応をとってるようなので・・・