日本で出ているandroid端末のほとんどには何らかのオフィス互換ソフトがプレインストールされています。(有名なところではQuickOffice、Documents To Goあたりでしょうか。)
ただし、機種によっては観覧機能だけで編集機能は有料アドオン扱いになっている場合があります。またストアで販売されているオフィス互換ソフトもほとんどは「無料では編集不可のビューア扱い、有料アドオンで編集可能」というソフトがほとんどです。(OliveOffice Premiumなどフリーのオフィス互換ソフトも存在しますし、LibreOfficeをiOS端末やandroid端末に移植するプロジェクトも進行中ですが…)
そんな中中国企業のKingSoftが編集も可能な「KingSoft Office」のandroid版を無料にすると発表しました。先日購入したONDA VX580W Fashionに「WPS Office」というオフィス互換ソフトがプレインストールされていましたが、これも実は中国語版KingSoft Officeの無料版でした。(中国国内ではKingSoft Officeは”WPS Office”として販売されています)
しかし残念ながら無料になっているのは中国語版と英語版のみであり、日本では2980円でGoogle Play Storeで販売されており(ただし当然ですが日本版ではKingSoftによるサポートが受けられ、またクラウドストレージサービス「KDrive」の2GB分の使用権もついています)、また英語版は日本国内ではGoogle Play Store経由でのダウンロードはできなくなっています。
ただあくまで「Google Play Store」経由での英語版KingSoft Officeのダウンロードは不可能というだけの話で、実はKingSoftのWEBページでも公式に英語版KingSoft Officeのapkファイルを公開していますのでこちらからの導入は当然可能です。
英語版ですがUIはMicrosoft Officeに近く、また一部のOffice OpenXML形式のファイルは開けなかったものの文章の再現性は高いので「androidスマートフォンやタブレットを購入したけど付属のオフィスソフトが観覧機能のみだった!編集機能もほしい!」という方はぜひ試してみてください。
ちなみに日本ではよく中古再生PCにインストールされていることが多いWindows版KingSoft Officeに関しても英語版に関してはフリー版が存在したりします。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます