先日公開されたSEGA Model3基盤のエミュレータ「Super Model」ですが、現時点ではSEGA Model2 EmulatorのようにWindows用のGUIを持ったソフトではなくコマンドラインで起動するソフトなのでMS-DOS(コマンドプロンプト)を触ったことがない人にはちょっとわかりづらいかもしれません。
そこで、ここでは簡単に起動方法や起動スイッチなどを解説しておこうと思います
簡単な実行方法
- ここからWindows用(32ビットOS版)のアーカイブをダウンロードして適当な場所に解答する(64bit版も別途公開しているので64bit版Windowsを使っている人はそちらをダウンロードしてください)
- 実機から吸い出したROMファイルをMAMEで使えるものと同じ名前にしてアーカイブしたものを解凍したフォルダにコピー
- アーカイブしたROMファイルを同じフォルダにあるSuperModel.exeにドラッグする
これでWindowモードでSuper Modelが起動します。
なお、フルスクリーンで起動したい場合はコマンドプロンプト(スタートメニューのアクセサリにあります)を起動してスイッチを付けてあげる必要があります。たとえば
- コマンドプロンプトを起動
- 解凍した場所のドライブに移動(D:ドライブに移動した場合はd: Cドライブの場合は規定だとユーザーフォルダになっているのでCD ..で移動する)
- CD D:\SuperModel で解凍したフォルダに移動(例ではDドライブにあるSuperModelフォルダに解凍)
- supermodel 起動したいゲームのROMファイル名.zip ?fullscreen
これでフルスクリーンモードでSuperModelが起動します。終了するには「ESC」キーを押します。
起動スイッチは以下の通り
-h or ?? 起動スイッチを確認(単にsupermodel.exeを実行しても確認可能)
-print-screen 現在サポートされているゲームとそのROMファイル名をリスト表示
-ppc-frequency=<F> エミュレートするPowerPC CPU(Model3基盤に使われているCPU)の速度を指定する。デフォルトは25Mhz動作
-res=<X>,<y> 指定された解像度でゲームを起動。たとえばデイトナUSA2 Power Editionを640x480で起動したい場合は supermodel dayto2pe.zip ?res=640,480と指定する
-fullscreen フルスクリーンモードでゲームを起動
-no-throttle 60フレームレートリミットを無効にして起動
-show-fps ゲーム中に現在のフレームレートを表示
-config-inputs キーコンフィグレーションを変更。現時点ではゲームパットは使えないので使いたい場合はJoytokeyなどを利用してキーボードのボタンをゲームコントローラに割り当てる
-print-gl-info OpenGLの情報を表示