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空飛ぶ自由人・2

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あゝ統一教会

2022年08月05日 23時00分02秒 | 様々な話題

今、「統一教会」がマスコミを賑わせている。
安倍元首相の銃撃犯人の動機が
元首相が統一教会シンパだと思い込み、
母の財産を奪ったこと、家庭が崩壊したことの恨みを
安倍元首相に向けた、
という流れで、
統一教会の長年の悪行が暴かれ、
同時に、統一教会と国会議員との関係が
国会の場で正される、
野党とマスコミに恰好の攻撃材料を与えている。

自民党の幹部が、政治と統一教会との関わりを
「何が問題なのか分からない」
と発言して総攻撃されているが、
これは、国会議員は票が欲しいことから、
様々な団体の行事に出席したり、祝辞を送ったりするという
一般論から発言したものだ。
確かに、国会議員は、宗教団体や労働団体、業界団体との関係は深く、
中には宗教団体丸抱えの政党だってあるくらいだから、
そういう理論も成り立つだろう。
しかし、その発言者が見落としていることが一つある。
統一教会が、「あの」「悪名高い」「カルト教団」だということだ。
つまり、反社と同等の位置づけで、
そういう団体と関係を持ったこと自体が問題にされている。

(統一教会は名称変更して、「世界平和統一家庭連合」という名前なので、
報道では「旧統一教会」と注釈が付けられているが、
本稿では、本質は変わらないことから、
「旧」なしの「統一教会」という名称で記述する)

過去、統一教会がマスコミを賑わしたことは、
大きく3回ある。
一度目は1960年代後半の「親泣かせ原理運動」
大学生たちが布教に熱心なあまり、学業放棄したために、
反対父母の会がマスコミに窮状を訴え、世間の耳目を集めた。
ただ、当時は学生運動華やかなりし頃で、
左翼セクトで学業放棄する学生もおり、
それに対して親が立ち上がる、
ということはなかったのので、
過保護な親たち、と批判する見方もあった。
そして、報道される学生たちの姿は、
真面目で、真摯で、
その共同生活は原始キリスト教の姿のようにも見えた。

2度目は1992年の合同結婚式
アイドルの桜田淳子や山崎浩子らが参加したことで、
マスコミは連日、これを大々的に取り上げた。
と同時に、それまでまだマスコミが触れていなかった
霊感商法や献金などの集金システムが問題にされた。

そして、今回の安倍首相銃撃事件から派生した
統一教会の実態暴露
それも、今までにないほど、かなり多岐にわたり、
全貌が詳細に報道されている。

最初の親泣かせ原理運動と合同結婚は、
本質的には信仰上の問題であり、
そういう信念の者は、それに基づいて道を行けばいいわけで、
それぞれの生き方の問題だといえる。

しかし、霊感商法や財産召しあげの献金問題は違う。
それは犯罪行為だからだ。
しかも、それが団体ぐるみの組織犯罪だったことだ。

なぜ、初期の頃の原始キリスト教の共同生活のような、
一種純粋な宗教活動から逸脱したのか。
それは、第一に「金」の問題がある。
教団の運営には金がかかる。
そして、韓国の教会は金が必要だった。
払い下げの土地購入の代金、
アメリカで豪邸を買うための費用、
キリスト教の牧師や大学教授たちを抱き込むための費用、
新聞社を立ち上げる費用、
華々しい大会を開催するための費用。
そして、教団の幹部たちが
好き勝手に事業を起こして失敗するのを支える費用。

お金を集める力のない韓国の教団は、
経済大国の日本の組織が金を集める能力があると判断すると、
そのための理論構築をし、
日本が韓国を支えるべしと、
集金の使命を与えた。
その結果、次々と重いノルマがのしかかってきた。

証券会社でも、
ブラック企業でも
ノルマの激しいところは、
構成員は、金集めに工夫する。
そのために違法な手段にも手を延ばしてしまう。

統一教会の場合、
人参茶の販売などをしているうちはよかったが、
壺や印鑑に宗教的意味を持たせて法外な価格で売りつけるようになった。
霊感商法の始まりである。
それは、「先祖の罪の清算」などという
教義から色付けされていた。
やがて、もっと直接的に
財産のある信者の資産を巻き上げる方法に発展した。
それも、「先祖の罪の血統からの解放」などという宗教的意味を持たせて。

賢人・曽野綾子さんが
宗教が正しいか、間違っているかを判断する基準は二つある、と言った。
一つは、お金を集める宗教は全て偽物である。
もう一つは、教団の上の者たちが、質素な暮らしをしているか否か

お金については、聖書的根拠がある。
イエスは弟子たちを宣教に派遣する時、
指示を与えた中に、
「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」
と言ったということが福音書に書かれている。
また、使徒行伝では、
救いの力を金で買おうとした人に、
ペテロは叱っている。
「神の賜物が金で得られるなどと思っているのか」
このように、神の救いは、金銭によらない、
一方的な恵みなのであり、
弟子たちが、救いを与える見返りに
金など求めてはならない。
まさに、
「ただで受けたのだから、ただで与えなさい」だ。

先祖の解放のために、財産を捧げよ、
などというケチな神ではない。
罪からの救いを金銭で計るような神ではない。
神は「愛」と「ゆるし」の神である。
だから、救いの恩寵が金額で計られることはない。
イエスは、金持ちが献金するよりも、
貧しい寡婦がしたわずかなお金を見て、
「彼女は誰よりも捧げた」と言った。
仏教説話にも「貧者の一灯」という話もある。
そういう意味で、
統一教会は、まさしく偽の宗教である。
そして、幹部が質素な暮らしをしているかといえば、
そういう人もいるだろうが、
アメリカの豪邸、教祖の家族の豪勢な暮らしを見れば、
やはりニセモノだと言わざるを得ない。

そして、間違いのもう一つは、
政治と近づいたこと
オウム真理教も、国政選挙に出て惨敗したことから、
その性格を過激な方向に変えてしまった。
統一教会は、政治家と結託することによって、
政治に食い込もうとし、
実は、それが堕落の始まりだった。
票田としてはたいしたことはないが、
運動員としては、真面目で真剣な若者たちだから、よく働いた。
海千山千の政治家たちとの利用し合う関係は、
宗教者としての魂を腐敗させていったのだ。

最後には、統一教会の悪名を払拭するために、
団体の名称まで変更した。
1994年の統一教会創立40周年にあたり、
文鮮明教祖は統一教会の時代が終わったことを宣言し、
新しい組織を発足させた。
その名も「世界平和統一家庭連合」
その名前には、もはや宗教の香りはしない
社会運動団体もどきだ。
しかも、「平和」「家庭」という
誰もが反対しない、心地よい言葉を用いて。
信者たちは疑問を感じなかったのだろうか。
自分たちの理想をかかげた団体名を変更する重大事件に。
統一教会の正式名称である「世界基督教統一神霊協会」とは、
キリスト教を統一し、宗教を統一し、
世界を統一するという
理想を掲げた旗印ではなかったのか。

そして、もう一つの欺瞞。
2012年9月3日、文鮮明教祖の死去。92歳。
妻の韓鶴子氏が組織全体の責任者となる。
しかし、おかしくはないか。
統一教会とは、
文鮮明教祖を再臨主とする団体だったはずだ。
2000年前、イエス・キリストが完遂しなかった救いの使命を
再臨主たる文教祖が成し遂げるということが、
中心の中心、骨の骨だったはずだ。
その再臨主が亡くなってしまった。
使命を果たないままに。
信者たちは、疑問と失望を感じなかったのだろうか。


文教祖の使命はご夫人に引き継がれたという。
現在79歳の夫人が亡くなれば、その子どもが引き継ぐだろう。
ところが、その文家の内情はどうか。
14人いる息子娘は四散状態
特に七男の文亨進は、
「家庭連合幹部と母親韓鶴子女史が、後継権を奪い、
韓鶴子女史が自ら教主となり、相続権を奪われた」
と主張して、分裂活動を行い、
サンクチュアリ教会という分派を設立

これが「世界平和統一家庭連合」の内実である。

今回の問題は、
統一教会の問題を白日のもとにさらしたい、
という銃撃犯人の思う壺になった。
しばらく統一教会は立ち直れないだろう。
それにしても、
手製の銃を使って、
たった2発の銃撃で、
標的に致命傷を与えることが出来るとは。
普通、拳銃で至近距離でも当たらないとされているのに。
その上、犠牲者は、日本の憲政史上最長の在任期間を果たし、
世界的にも影響力を持つ人物だったとは。
もし、他の政治家が標的で、
また、負傷をさせただけなら、
こんな大問題にはならなかっただろう。
信じられないような常識破りの警備体制も含め、
万に一つの銃撃成功。
オカルト的で恐縮だが、
何か、目に見えない力がそうしたとしか思えない。

ただ、「親泣かせ原理運動」の頃の彼らは、
共同生活を楽しくすごし、
廃品回収で生活費を稼ぎ、
パンの耳を食べて質素な生活をし、
布教活動に全てを捧げていた。
それは、福音書にあるイエスの集団のようなものだったかもしれない。
原始キリスト教とは、そういう原始共産制の集団だった。
イエスの当時でも、ペテロのように漁師をやめて集団に身を投じる人などいて、
きっと社会的には問題があったに違いない。
統一教会は、組織が大きくなるにつれて、
金と政治という二つの「魔物」に魅入られて変貌してしまった
キリスト教も大きくなるにつれて同じ道を行き、
最後には、南米のインカ帝国やフィリピンなどで、
侵略者に手を貸してしまった。
どんな宗教も
小さい時は美しく、大きくなると堕落する

もし、1960年代後半の「原理運動」の若者たちが
質素な生活のまま、
正当な仕事で金を稼ぎ、
その金を世のため、人のために使っていたら
こういう異形な教団にはならなかっただろう。
そういう意味で、
宗教の陥る危険を回避できずに終わった一つの集団の
終焉を見る思いがする。

 


『タクシードライバーぐるぐる日記』

2022年08月03日 23時00分00秒 | 書籍関係

[書籍紹介]

職業ドキュメント「○○○○ ○○日記」の一つ。
シリーズ7作目にあたる。

今度の職業はタクシードライバー
筆者は家業である日用品・雑貨の卸業を継いでいたが、
50歳の時、倒産。
負債を妻に負わせない意図で離婚、
両親と息子を養うためにタクシードライバーに。
それしか選択の余地がなかったのだ。
以来、65歳で引退するまで、15年間タクシー業務に従事。
その「あるある」と哀感を綴ったのがこの本。

タクシーの運転手は身近な職業だが、
その実態はよく知らない。
いろいろ初めて知ることもあったが、
いくつか拾ってみる。

○大手タクシー会社の募集に応じ、
書類に入社希望理由の記入を求められた時、
担当者が「この仕事の他になかった、
と正直に書いてもらってかまいませんよ」
と言われて、ほっとした。

○身体検査で、担当者が一番気にしていたのは、
入れ墨の有無だったという。

○センター長との面接では、あとで聞いたのだが、
採用基準は面接態度だけで、
年齢、性別、経歴は一切関係なかった。

朝7時から深夜1時までの18時間がが1サイクル
休憩3時間が含まれるので、実働は15時間
翌日は休み。月12回勤務が標準

○車は2人の運転手で共有。

○一日の走行距離は300キロほど。

○18時間のうち、実際に客を乗せるのは、せいぜい5~7時間。

○売上の60%がドライバーの取り分
5万円の営業収入があれば、取り分は3万円。
月12回の勤務で36万円の月収。
いろいろ引かれるので、手取りはもっと減る。

○タクシードライバーは、基本的に
お客同士の会話に立ち入ってはいけない
たとえば、客同士が今入った店の店員がある歌手に似ている、
という話になる。
「みずいろの手紙」を歌った紅白歌手というから、
あべ静江だと分かるが、
お客同士の会話に割って入るわけにはいかないので、
じっと我慢する。
すると客の一人が「運転手さん、知ってる?」と訊いてきたので、
「聞くつもりでもなく自然にお客様の会話が聞こえました。
おそらくあべ静江でしょう」と言うことが出来る。

無線の早押し競争というのがある。
無線の客は中距離の客が多いので、
他より早く「了解」の合図をしたドライバーに権利が生ずる。
○「日本橋前、5分」という無線が入ると、
5分以内に到達できる車が応答する。
反応がなければ、「10分」と到着時間を延ばす。
○やがて、GPSで自社の車がどこにいるか把握できるようになると、
最寄りの車にだけ連絡が来るようになり、早押し競争は終わった。

○上野のタクシープールでは、
最後尾の車にはハザードランプがついているから、
その後ろに並ぶ。
自分き後ろに次のタクシーが来たら、その点滅を消す。
そういうルールだという。

「余っているレシートない?」と言われることがある。
そのレシートで会社に請求し、ポケットマネーにするらしい。
それを知ってから、お客から要らないと言われたレシートを取っておくようになった。
ささやかなサービス。

○高速を使った場合、その帰路の高速代は会社持ち。
ただ、営業区域内から50キロを超えた場所に行く際には、
利用者に帰りの高速料金を請求することができる。

○タクシー乗務経験のある人が他社に移ると、
「入社祝い金」を出す会社がある。
金額は20万~30万程度。
教えたり、試験を受けさせたりという手間をかけずに即戦力を得られるからだ。
その祝い金を目当てに渡り鳥のように転社を繰り返す人もいる。

タクシーチケットの金額はお客に記入してもらうのが原則。
「あとで書いておいて」と降りられると、
帰庫時に白紙チケットと金額のレシートを添えて
事務職員に代書してもらう決まり。
一度酔客が間違え、書き直してもらったところ、
帰庫時、無効扱いにされた。
自腹で納金した。

○接待した側の人から
「千葉の八千代のご自宅までお願いします」とタクシーチケットを渡された。
長距離だと喜んでいると、発車後、少し行ったところで、
「そこの都営浅草駅につけてくれればいい」と言われた。
現金で支払い、チケットをお返しした。
今日のところは電車が帰宅し、
他の用途の時、使用するつもりらしい。
(私の勤めていた団体でも、
お役人の接待でタクシーチケットを使っていた。
しかし、なかなか戻ってこないチケットがあった。
やがて、そのチケットは、京都で一日乗車で使われた。
役人はせこい。)

○ある教官がしてくれた話。
子どもの頃、父親と一緒にタクシーに乗り、
父親が「釣りはいらない」と言って、運転者に喜ばれた。
中学生の時、一人でタクシーに乗り、
ドライバーが喜ぶだろうと同じことをした。
すると、ドライバーに「ぼく、そのお金は君が働いたお金じゃないでしょう。
そういうことをするのは、働いて稼げるようになってからだよ」
と諭されたという。
教官はドライバの言葉に感銘してこの道に入ったのだという。

銀座は特別地区で、平日の午後10時から翌午前1時まで、
タクシー乗り場以外でのタクシー乗車が禁止されている。
タクシーセンターの係員による巡回が頻繁に行われていて、
みつかると、処罰される。

○タクシーセンターとは、
東京のタクシーの登録、指導、研修などを行う公益財団法人。
前は東京タクシー近代化センターと呼ばれていた。
ここに客から苦情が寄せられると、
事実確認の上、所属会社が出頭を命じられる。

○有名人にサインを求めるのは御法度。
一度、乗車した女優の大ファンで我慢できずにサインをお願いして、
クレームが入り、厳重注意された人がいた。

○ドラマに駆り出されたことがあり、
10時間待って10分の仕事。
通常の日当を得たが、普段の乗車の方が充実感があった。

○ラジオはお客様の要望があった時以外はつけてはいけない。
お客が乗っている時間の車内空間はお客のものという考えから。

○違反切符の罰金は全額ドライバーの自己負担となる。

○高速で時速100キロを越えると、警告音が鳴るが、
それは空車の時だけ。
実車時は鳴らない。

○寝てしまった酔客の最も効果的な起こし方は、
携帯電話の着信音だという。

筆者は、体調不良から退職した後、
70歳で「シルバーパス」をもらい、
バス乗り放題で、
昔タクシーで通った道を回っているのが楽しみだという。

筆者は大変真面目な常識人
自分の我欲を優先しない姿勢は、大変好感が持てた。
それでも、次のような述懐をする。

職業に貴賤なしというが、
これはあくまで理想論だろう。
きれいごとを抜きにいえば、
私はこの仕事で社会のヒエラルキーを実感した。
お客の中には上から目線でストレスのはけ口をどらいばーに向ける人もいた。
お客の理不尽な言いがかりにも反論することなく、
ぐっと我慢した。
嫌なお客が降りた後、
車内で「バカヤロー」と何度大声で怒鳴ったことだろう。

 


映画『ジュラシック・ワールド/新たなる支配者』

2022年08月02日 23時00分18秒 | 映画関係

[映画紹介]

1993年の「ジュラシック・パーク」公開時、
いち早くハワイで観て来た人が
「すごい、すごい」と騒いでいた。
どんな恐竜が出て来るのか、
ハリボテみたいなのが出て来たらいやだな、
と思っていたら、
実に精巧な恐竜たちが登場して驚いた。
原作はマイケル・クライトンで、
琥珀の中に閉じ込められたアブが吸った恐竜の血液から
遺伝子を取り出し、
培養して恐竜を現代に蘇らせる、
というアイデアにも感心した。
とにかく、高度なCG技術を駆使して、
恐竜たちのテーマパークが破綻していく過程を描いて、
リアル感のある映像の続出に、
感嘆した。

しかし、それも「2」「3」と続いて新鮮さが失せ、
2015年には「ジュラシック・ワールド」として
リニューアル。
スケールアップした恐竜の姿を楽しませてくれたが、
それも「2」で早くも陳腐化し、
今度の「3」でシリーズは終わるという。
(ホントかね)
終わるに当たって、
「ジュラシック・パーク」で活躍した
サム・ニール、ローラ・ダーン、ジェフ・ゴールドブラムらが再登場、
クリス・プラットらと共演するという
粋な計らい。

前作から4年。
世界中へ放たれてしまった恐竜たちと人類の共生はまだ模索中だった。
恐竜の保護活動を続けるオーウェン(クリス・プラット)と
クレア(ブライス・ダラス・ハワード)は、
人里離れた山小屋で14歳になったメイジー(イザベラ・サーモン)と
暮らしていた。
メイジーは、ジュラシック・パーク創設に協力した
ロックウッドの亡き娘から作られたクローンの少女だ。
ある日、メイジーとヴェロキラプトルのブルーの子どもが、
何者かによって誘拐されてしまう。
オーウェンはブルーに「俺が取り戻してやる」と約束し、
また、クレアと共に救出へ向かう。

一方、サトラー博士(ローラ・ダーン)は、
グラント博士(サム・ニール)、マルコム博士(ジェフ・ゴールドブラム)と共に、
バイオシン社の計画を阻止するために、
恐竜保護区に向かう。
そこでオーウェンらと合流し、
新旧シリーズの人々が顔を揃え、
バイオシン社との闘いをするが・・・

というわけで、恐竜とバイオテクノロジーを悪用する大企業との闘い
という、あまり新味があるとは言えない展開となる。
ただ、アクションは華麗で、
と同時に、恐竜たちの姿は出し惜しみすることなく、登場する。
恐竜が登場しない場面を探す方が難しいくらい。


そして、オーウェンたちの前に
次々と困難が立ちはだかる。
まあ、その仕掛けの多彩さといったら。
それに、恐竜たちとの描写。
もはや、どうやって撮影したのか、
どうやって合成したのかが、
想像困難な映像が次々と続く。
暗い中、雨の中、雪の中という描写の困難さも見事に克服する。
19年の間のCG技術の進歩はすさまじい。
と共に、一瞬のゆるみもなく、
次々と見せ場が連続するサービス精神は、
6作の中でも一番ではないか。
しかし、いささか疲れた。

シリーズの生みの親・スティーヴン・スピルバーグが製作総指揮を務め、
監督には「ジュラシック・ワールド」のコリン・トレボロウが復帰。

5段階評価の「4」

拡大上映中。

 

 


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2022年08月01日 23時00分00秒 | 身辺雑記

予告されていたとおり、
ブログの運営会社がサービスを停止し、
本日午後1時(正確には、1時15分)、
全てのブログが削除され、
前のブログ「空飛ぶ自由人」
16年5カ月分、
5千日分が
宇宙の彼方に消え去ってしまいました。

元のURLにアクセスすると、
↓のような画面が現れます。

↓はスマホの画面。

というわけで、
前のブログには、
もはやどなたもアクセスすることは出来ません。
↓の画面は、2度と目にすることはないのです。

長らくのご愛顧をありがとうございました

ただ、コピーするソフトを使って、
私のパソコンに全日分コピーしましたので、
私はいつでも見ることが出来ます。

↓最初のブログも、

↓旅行記も。

それが救いです。

4月11日を期して、
この「空飛ぶ自由人・2」として継承しましたので、
前のブログ同様、ご愛読下さい。