空飛ぶ自由人・2

旅・映画・本 その他、人生を楽しくするもの、沢山

映画『ジョン・ウィック:コンセクエンス』

2023年10月03日 23時00分00秒 | 映画関係

[映画紹介]

キアヌ・リーブス主演の「ジョン・ウィック」シリーズの第4作
並の続編と違い、「1」(2014)から
「2」(2017)、「3」(2019)、「4」まで、
一貫した時間軸が流れる。
「2」は「1」の5日後、
「3」は「2」の22分後から始まる。
「4」と「3」の時間的経過は描かれていないが、
かなり近いことが伺える。
監督は一貫して、チャド・スタエルスキ

裏社会にその名を轟かせた凄腕の殺し屋ジョン・ウィックは、
最愛の妻・ヘレンと平穏に暮らすため、
裏社会から足を洗っていたが、
ヘレンは病で亡くなり、
ヘレンが残した子犬も殺され、
ジョンは復讐を果たすが、
否応なく裏社会に引き戻されてしまう。
世界各地の犯罪組織たちを束ねる「主席連合」の掟を破ったジョンは、
高額の懸賞金をかけられ、
世界中の殺し屋に命を狙われるようになり、
攻撃されるたびに返り討ちに合わせるが・・・

(この経過を本編前にダイジェストで見せるのは、日本だけか) 

というわけで、
ジョンは、命を狙って襲って来る殺し屋たちを殺して殺して殺しまくる
数えた人がいて、
「1」では84人、「2」では128人、「3」では175人と
作品が進むたびに人数が増え、
「3」までで計387人が殺された。

日本のマーシャル・アーツ、殺陣、
香港映画のカンフー、マカロニ・ウェスタンなど
から影響を受けたアクションは、
ガンとカンフーを組み合わせた“ガン・フー”という新たな銃術を表現している。

今回は主席連合の新たな首領となったグラモン侯爵との戦い。
なにしろ侯爵は、ニューヨーク・コンチネンタルホテルの支配人
ウィンストンの全権をはく奪した上でホテルを爆破する
という、裏社会の文化遺産を破壊するという極悪人。
その上、見せしめとしてウィンストンの右腕・
コンシェルジュのシャロンを抹殺する。
そして、ジョンを亡き者にするべく、
すでに引退していたジョンの旧友でもある
盲目の暗殺者のケインを
彼の娘の命と引き換えに協力を強要する。
これに一匹狼の賞金稼ぎ、
犬を連れた黒人青年・トラッカーも加わる。

こうして、大阪、ベルリン、パリを舞台に、
すさまじい殺戮が行われる。
特に、最後のパリは、
凱旋門周辺での車と銃と剣での殺し合い、
廃墟での銃撃戦、
サクラ・クレール寺院脇の200段の階段での闘争など、
3段構えの殺戮に継ぐ殺戮。
まるでロールプレイング・ゲームを観ているよう。
廃屋で、天井から俯瞰撮影のもと、
銃撃戦がワンカットで描かれるという新機軸も披露。
そして、最後は古式豊かな、決闘。

シリーズ最長の2時間49分の間、
殺しの場面の連続で、
いやはや、お腹いっぱい。
ぐったり疲れる。
ただ、監督のセンスがいいので、
映像はたっぷり楽しめる。
それにしても、あんな至近距離で撃たれながら、
何度も起き上がって来る、
不死身の殺し屋たち。

真田広之、香港のドニー・イェンなどが共演。

当初は2021年5月21日に公開予定だったが、
新型コロナやキアヌ主演の「マトリックスレザレクションズ」公開との兼ね合いで、
2度にわたり公開延期となり、
今年3月24日に米国で劇場公開され、
シリーズ最高の成績をあげた。

いよいよ「4」で打ち止めかと思ったら、
「5」の製作が発表されたという。
えっ、どうやって?
という驚愕の理由を「4」でお確かめ下さい。

5段階評価の「4」

拡大公開中。

 

 



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
えっ❔  (もののはじめのiina)
2023-10-09 09:37:45
完結したはずなのに、「5」製作ですか ❔

ラストのラストに復讐のために動く人物がいましたが・・・(・・?
返信する

コメントを投稿