今日は昼過ぎ、有楽町に出かけ、
I'M A SHOWという劇場へ。
早乙女太一の芸歴30周年記念公演で、
「TOKYO INSIDE CLUB 」と
「OTOGI 」の2つの舞台を交互上演。
4月24日から5月1日まで。
「TOKYO INSIDE CLUB 」は、
ファンクラブイベントで披露された
「TOKYO KINEMA CLUB -INSIDE-」をパワーアップしたもので、
早乙女太一の演舞とダンス。
本国と異国の美しさが織り混ざった
新たな世界観での1時間30分ほどのショー。
「OTOGI 」は、早乙女太一の30年の芸歴を凝縮した、
芝居と舞踊の2部構成。
自分のルーツである大衆演劇という世界、
その世界で活躍する新たな世代へ繋がれば、
という思いから、日替わりゲストを迎えての日替わり芝居。
というわけで、「TOKYO INSIDE CLUB 」を鑑賞。
とにかく、すごい、の一言。
特に前半の女形姿は、
色香が漂い、夢幻の世界に。
舞台上で衣裳の交換を行い、
その衣裳たるや、豪華絢爛。
衣裳の数が半端でなく、
その素早い着替えも見もの。
外国人に見せてやりたい。
ラスベガスで演ったらどうか。
後半の男装でのダンスもアンサンブルが見事で、
最後はタップダンスも披露。
構成・演出・振り付けも早乙女太一がやったというから、
相当な才能。
選曲も抜群にいい。
会場はやはり女性ファンが多く、
男性は私を含め、5人ほど。
席は娘の友達が取ってくれた
前から5列目のほぼ中央。
女形の早乙女太一の美しさを堪能しました。
というわけで、現実を忘れる、春の午後のひと時でした。
ところで、この劇場、前身は映画館。
有楽町マリオン別館7階にあり、
丸の内ルーブルといいました。
天井にシャンデリアがあり、
映画が始まる時に
リヒャルト・シュトラウスの交響詩
「ツァラトゥストラはかく語りき」の曲で
上昇して天井に収まる。
おそらく世界で唯一の映画館でした。
このシャンデリアには1億円をかけたとか。
最近はスクリーンが出たままの映画館が多いですが、
この劇場は上映開始までスクリーンの前に幕が降りていました。
2014年8月3日に閉館し、
その後、2017年7月7日からのオルタナティブシアターを経て、
2022年12月1日から
新劇場「I ’M A SHOW」として開館。
「I ’M A SHOW」は「アイマショウ」と読み、
フランク永井のヒット曲「有楽町で逢いましょう」にちなんでいるらしい。
「有楽町で逢いましょう」は、映画にもなり、
有楽町の名前を全国的に知らしめました。
子どもの頃の私でも、その名を知っていたほどです。
映画館の時は470席でしたが、
今は392席。
後ろの席からも舞台がよく見える、
手頃な広さの劇場です。