先日は、武蔵野線西船橋で総武線に乗り換えて、ここ↓へ。
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目的地は、ここ↓。亀戸天神社。
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平安時代の貴族、学者、漢詩人、政治家で、
学問の神様とも言われる菅原道真を祀っています。
通称は亀戸天神、亀戸天満宮または東宰府天満宮。
正保年間(1644年 - 1647 年)、
菅原道真の末裔であった
九州の太宰府天満宮の神官、菅原大鳥居信祐は、
天神信仰を広めるため社殿建立の志をもち、
諸国を巡りました。
1661年、(寛文元年)、
江戸の本所亀戸村にたどり着き、
元々あった天神の小祠に
道真ゆかりの飛梅で彫った
天神像を奉祀したのが始まりとされています。
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亀戸天神の境内には、
道真が好んだ梅が300本以上植えられており、
春になると、「梅まつり」が開催されます。
今年は3月3日まで。
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入ってすぐ、太鼓橋の男橋。
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池と橋を人の一生に見立てた「三世一念の理」に基づき、
この橋は過去を表します。
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上に立つと、スカイツリーが見えます。
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藤棚。
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4月下旬時から5月初旬にかけて、
藤まつりが行われ。
境内の藤が一斉に開花し、神社中が藤色に染まります。
太鼓橋の上から一面の藤棚を
上から見下ろすことができます。
江戸時代から亀戸の藤と呼ばれた藤の名所でした。
秋には菊まつりが行われます。
道真は、梅と共に菊の花を数々の和歌を詠みました。
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太鼓橋の女橋。
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この橋は希望の未来を表します。
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太鼓橋は歌川広重の『名所江戸百景』シリーズの
「亀戸天神境内」にも描かれています。
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北斎『諸国名橋奇覧』の「かめゐど天神たいこはし」にも。
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本殿。
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境内には、いろいろな石碑や社があります。
↓亀井戸跡。
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「かめいど」の語源。
↓筆塚。
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道真公は、
空海と小野道風とに並ぶ能書家といわれたことに因み
「書道の神」と仰がれておりました。
そのことから、「筆塚祭」には書道上達、
学問の向上を願う人々が、
使い古した筆を納め、
一層の上達を祈願します。
↓松尾芭蕉句碑。
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晩年深川に住まいを構え、庭に芭蕉を植えたところから、
芭蕉庵と称し俳号を芭蕉と称しました。
しばらくは花の上なる月夜哉
芭蕉が吉野へ旅した時、
満開の桜とその上に浮かぶ月を詠んだ句と言われます。
↓花園社。
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道真の妻である島田宣来子および14人の子供を祀ります。
安産、子宝、育児、立身出世の守護神として信仰されています。
↓弁天社。
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1665年(寛文5 年)、
太宰府天満宮の心字池の近くに
「志賀社」というお社(やしろ)があり、
このお社は海など広く水をお守りする神でした。
この太宰府天満宮心字池畔の志賀社をここに勧請。
その後、亀戸天神の心字池を上野不忍池に見立て、
この社を「弁天堂」と呼んだことから、
七福神の1 つである弁才天として信仰されるようになりました。
↓琴柱灯籠(ことじどうろう) 。
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柔らかな曲線の脚で支えられた灯篭。
この名前は、琴の弦を支える
琴柱の形に似ていることに由来します。
↓太助灯籠。
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塩原太助が1781年に石灯篭二基を奉納したもの。
塩原太助は江戸時代の中期から後期にかけて、
今の両国本所相生町で薪炭商を営み、
一代で富を築き、
その豊富な私財を道路の改修や土木工事など
庶民のために投じたことから、
義人としての評判を得ました。
↓御嶽神社(みたけじんじゃ) 。
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道真の教学上の師である
延暦寺第十三代座主、法性坊尊意僧正を祀ります。
火災除、雷除、商売繁盛、開運の神様です。
↓五歳菅公像。
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昭和52年の道真公神忌1075大祭記念とし奉納され、
台座には5歳の時庭園の紅梅を詠まれた和歌を刻してあります。
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美しや紅の色なる梅の花あこが顔にもつけたくぞある
↓神牛座像。
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903年(延喜3 年)、道真が亡くなった時、
遺体を乗せた車を引く黒牛が、歩みを止めて動かなくなり、
その場所を墓所と定めたと言われています。
その後、その場所に社殿を建立し、
御霊を祀ったことが太宰府天満宮の起源で、
その年も乙丑年でした。
道真は丑年生まれ。
また、道真が京都から大宰府へ下向中、
白牛によって難から逃れることができた
という故事が伝えられており、
道真と牛との縁は深いものがあります。
神牛座像は1961年(昭和36年)、
鎮座三百年祭時に社殿の復興とともに奉納されました。
神牛に触ることにより病気を治し、
知恵を得るといわれており、
牛は天神の神使(みつかわしめ)として信仰されています。
参拝の方々が触れた部分が光っています。
↓紅梅殿。
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菅原道真公が左遷され、九州に旅立つ時、
京都の紅梅殿の庭に、日頃可愛がっていた梅を見て、
東風(こち)吹かば匂いおこせよ梅の花
あるじなしとて春なわすれそ
と詠った和歌は有名で、
菅公を慕って飛んできたと言われるのが飛梅(とびうめ)。
紅梅殿は「飛梅」の実生(みしょう)をお祀りしたお社です。
梅が香る2月25日にお祭りを執り行い、
毎年大宰府から紅白の梅が奉納され、
学校などの公共施設に寄贈しています。
↓池のカメ。
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学問の神である菅原道真を祀っているため、
毎年、受験生が合格祈願に訪ずれ、
その中には合格のお礼として本社を再び訪れ、
池にカメを放流していく人が多くいます。
そういうきまりがある訳ではなく、
亀戸という地名や池があることなどから
この行いが自然に広まったようです。
その結果、現在のように
カメが多数棲息するようになりました。
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最後に、境内で咲き誇る梅の写真を。
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