空飛ぶ自由人・2

旅・映画・本 その他、人生を楽しくするもの、沢山

戸田に行って来ました

2023年04月04日 23時00分00秒 | 旅行

少し前のことですが、戸田へ行って来ました。

戸田、といっても、
分からない人がほとんどと思いますので、
地図で示すと、ここ↓。

静岡県沼津市戸田
昔は静岡県田方(たがた)郡戸田村といいました。
2005年に沼津市に編入合併。
「とだ」とは読まず、「へだ」と読みます。
八戸を「はちのへ」と読むのと同じ。
「とだ」は、埼玉県戸田市の方です。

Yahooの「路線情報」で、
新浦安から東京、三島、修善寺経由で戸田
と入れると、
新浦安→東京→三島→修善寺→三島→品川→赤羽→戸田(埼玉県)で、
5時間15分、と出ます。
修善寺→戸田のバスの情報が入っていないからです。

さて、自宅を早朝6時20分に出発して、
東京駅で新幹線に。

こんなに作って売れるのだから、すごい。

私の旅のルールで、列車が動き出した後、駅弁を。


いつもと違うのにしました。

三島で、

伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換えます。

単線の鉄道。

私の故郷の伊豆長岡駅は、


昨年秋に来たばかりなので、スルー。

修善寺駅に着き、

このバスに乗って、山越え。

2時間に1本。

こういうルート。

結構な山道を通ります。

後で、1千メートル級であったことを知りました。

乗客は3人。
始発から終点まで乗ったのは、私一人。


おそらく、乗客無しで運行することも多いと思われます。
カラのバスを転がして、運転手は、どんな気持ちなのでしょう。

50分かかって、戸田に着きました。

新浦安→東京 20分、
東京→三島  50分、
三島→修善寺 39分 
修善寺→戸田 50分、
乗り換え時間を入れて、
自宅から3時間50分の旅でした。

以前は沼津から船で行くことが出来、
透明な海がきれいで、
崖の景観がなかなかのものでしたが、
10年ほど前に廃止。
修善寺からバスがつなぎます。

戸田の地図は↓。

西側の砂州は、砂嘴(さし) と呼ばれ、
長年かかって海流が運んだ砂でできたもの。
三保の松原と同じ形成の地形です。

砂嘴が入り口を狭めた、
天然の良港なので、漁業の町。

徒歩で御浜岬(みはまみさき) を目指します。

人通りがありません。

海抜が低いので、津波対策がされています。

 

砂州の護岸。


ここから正面に富士山が見えるのですが、
残念ながら、雲の中。

実は、戸田の景色は富士山が重要な要素を占めており、
↓のような写真が、戸田の風景。

天気予報を調べ、
沼津市は一日晴れ、と確認して来たのですが、
残念ながら、富士山は見えません。
晴れの予報どおり、頭の上には青空が広がり、
陽の光が降り注いでいるのに、
富士山のあたりだけ、雲が垂れこめています。

そうか、富士宮の天気予報も確かめるべきだったか、
と調べてみると、
富士山の浅間神社の予報も、晴れ。
一体どういうことでしょうか。
富士山が「また今度ね」と言っているようにしか思えません。

護岸を歩き、先端の岬に。


正面の崖の上には、後で行く予定。

ここには、神社があります。

これは、
戸田造船郷土資料博物館
駿河湾深海生物館

辺鄙なという表現がぴったりの戸田ですが、
一度だけ歴史の舞台に登場したことがあります。

嘉永7年(1854年)、
ロシア皇帝の命を受けて、
日本との国交交渉にやってきたプチャーチン海軍中将の
乗って来た軍艦ディアナ号が下田港に停泊中に、


安政の大地震で起こった津波によって破損、
修理のために戸田に向かう途中、沈没。


船を失ったプチャーチン一行は、
戸田でロシアに帰るための船を造ることになり、
ディアナ号から運び出された設計図を元に、
近隣から集められた船大工たちは、
わずか3カ月で、
100トンほどの帆船を造り上げました。
船大工たちのすぐれた技術と道具は、
作業の間中、ロシア人たちを驚かせたといいます。
出来上がった船はプチャーチンによって「ヘダ号」と命名され、
一行はロシアに帰って行きました。
この時作業に関わった船大工たちは
全国に造船技術を拡散し、
戸田の船大工の一人、上田寅彦は、オランダ留学を果たし、
日本海軍初期の軍艦を建造しています。

という展示の数々。

駿河湾は、水深が2500mもあり、
多くの深海生物が生息しています。

その展示。

タカアシガニは、世界最大のカニ。

ココリコの田中が宣伝大使についているらしい。

この建物は、東大の学生寮

コロナで閉鎖中。

ここには思い出があります。

戸田には、過去4回訪問しており、
第1回は、サークルの夏合宿で、この寮を利用。
第2回は、人生の岐路に立った時、
この寮に1週間、一人だけでこもったことがあります。
第3回は、結婚後、妻と一緒に戸田の民宿に。
この際、バスから降りた時、
新任の教師と間違えられました。
どうも、私は「教師顔」をしているらしい。
第4回は、娘が生まれ、三人で旅館に宿泊。
(1人から2人に、そして3人に。)
この時、戸田名物のタカアシガニを1匹丸ごと食べました。
やや大味で、タラバやズワイにはかないません。

戸田は観光客用の海鮮料理店が多いですが、


今回は、ネットで調べた、ここへ。

タカアシガニ1匹は一人では無理なので、

タカアシガニもついた海鮮丼を。

その後、岬の対岸の崖の上へ。


徒歩で登るのは大変なので、タクシーで。

ここも富士山がないと駄目ですね。↓は、拝借した写真。

ここからの港は、このように見えます。

帰りは徒歩で。
カミさんと来た時は、ここまで歩いて登った記憶があります。

自転車乗りたちとすれ違います。

さて、港に戻り、5時の最終バスまでの間、
どう時間をつぶそうかと、思案。


温泉でも入れたらいいのですが、
心当たりがありません。

後で調べたら、500円で入れる温泉施設があったのが分かりました。

で、バス停の待合所に行くと、

こんな看板が。

その後ろの観光案内所でレンタルしてくれるといいます。
一日1500円。時間が短いので1000円にまけてくれました。

電動アシストだったので、山道も難なくスイスイ。
こんな山道を行きます。

高いところから見た、港の風景。

ほとんど車が通らないので、
危なくありません。

対岸の「出会い岬」にも再度行ってみましたが、
スイスイと10分で。
こんなことなら、タクシーを使うんじゃなかった。


やはり、最初に観光案内所を訪ねて、
温泉やレンタサイクルの情報を取得すべきでした。

そして、5時のバスで修善寺へ。

今回は乗り継ぎ時間に余裕があったので、
転倒することもなく、
家には、9時に帰還することができました。

しかし、富士山の写真を撮れなかったのは、
かえすがえすも残念で、
リベンジするかもしれません。

最後にネットから借用した富士山付きの戸田の写真。

 

 



最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
戸田界隈の絶景  (iina)
2023-04-21 10:02:27
戸田には、若いころに訪ねて以来、何度も参りましたが、今回は富士山を見れず仕舞いでした。
お互いに残念なことでした。

伊豆には、数え切れぬほど観光してますが、それでもまだ見残しがありました。
黄金崎(こがねざき)馬の背もその一つです。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/762f7c52d4c576e403a3449a7a7ec457

更に、土肥金山もしっかり巡ってギネス金塊をさわってきました。
https://blog.goo.ne.jp/iinna/e/16f384fae3b1b486d5d4ebe7e38c29e2

とても長いブログでした。
返信する

コメントを投稿