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空飛ぶ自由人・2

旅・映画・本 その他、人生を楽しくするもの、沢山

大阪関西万博・その1 大屋根リング

2025年05月23日 23時00分00秒 | 旅行関係

3日前のこと。
早朝起きて、バスがまだ走ってないので、
新浦安駅まで歩き、
一番電車へ。

結構混んでます。日本人は働き者です。

東京駅でここへ寄り、

始発の新幹線へ。

富士山の見える右側の席は取れませんでした。

発車と共に駅弁を広げます。

紐を引くと、温まる、

すき焼き・ステーキ弁当。

音楽を聴きながら、2時間22分で、
新大阪に到着。早い。

不慣れな大阪の地下鉄に乗り、

乗り換え駅で一旦降りて、ホテルに荷物を預け、

軽装になって、再び地下鉄で、終点の夢洲(ゆめしま)へ。

夢洲駅の出口への階段。

振り返ると、

 

予約時間ごとに列に並びます。

学校の団体も。

ここが荷物検査のゲート。

これは没収された飲み物。

荷物は開けて調べられるのではなく、
空港にあるようなエックス線検査。

その後、チケットのQRコードで入場。

しかし、10時予約の券で、普通に並んで、
11時にやっと入場、というのは、おかしくはないか。
「並ばない万博」のはずだったのでは。

中の様子。

会場を取り囲む大屋根リング。

世界最大の木造建造物

娘は「税金の無駄遣い」と言っていましたが、
やはり目玉になるものが必要。

目の前で見ると、大きい。

いい日よけになっているにようで、
ベンチには人が一杯。

上がるには、階段か

エスカレーター(4カ所)か

エレベーター(6基)。

2階から構造を見学。

神社仏閣の技術である(ぬき)接合
現代工法を組み合わせた構造が採用されており、
約7割は日本産のスギ・ヒノキ、
約3割は外国産のオウシュウアカマツが使用されています。

設計者の藤本壮介氏は
大屋根リングを木造にした理由について、
日本の千年以上の木造建築の歴史と伝統を活かしつつ、
日本が木造で世界的イニシアチブを握るという
メッセージを出すためだと述べています。
円形であることについては、
機能性と象徴性を兼ね備えているため。
建設費は約350億円

とりあえず一周してみることにします。

単純に平らな面かと思ったら、いろいろ変化が。

草花も植えてあります。

内周直径615メートル。1周2キロメートル。

上からの眺め。

このパビリオンでは

レストランの様子も。

一部は海の上。

1時間ごとに噴水ショーも。

子どもの絵も展示。

この場所で、夜に噴水ショーが行われるようです。

このフレームに水の幕が出来て、映像が映るらしい。

元に戻りました。

この行列は、

給水機。

自動販売機もありますが、

一社独占らしく、種類がどれも同じ。

大屋根リングは、万博閉幕後には解体・撤去される予定で、
木材の一部のみが再利用される方針だとか。

レガシーとして残すべき、という意見があって、
一部を保存する案が提案されており、
最終的な方針は6月23日に決定される見込みです。

夜はライトアップ。

今日は、ここまで。

 


万博から帰りました

2025年05月22日 23時00分00秒 | 旅行関係

大阪・関西万博から帰りました。


一泊三日の強行軍。
さすがに疲れ、腰に来ました。
歳のことを忘れていました。

今日はゆっくり休みます。
感想は、今度。

 

 


万博に行って来ます

2025年05月20日 23時00分00秒 | 旅行関係

本日から大阪に行って、
大阪関西万博に行ってまいります。

前にも書いたとおり、
私は日本で開催された万博は、
沖縄の海洋博以外は行っています。
上海にもヨスの万博にも
海を越えて行っています。

要するに、パビリオンが沢山あって、
海外の文物が展示されている、
テーマパークみたいなのが好きなんですな。

本日、早朝の新幹線で大阪に向かい、
今日と明日、会場へ。
途中でもう一か所行くところがあります。
帰宅は明後日。
一泊三日の行程。
なんで一泊二日や二泊三日でないのかは、
報告でお楽しみ下さい。

それでは、行ってまいります。


小説『とりどりみどり』

2025年05月18日 23時00分00秒 | 書籍関係

[書籍紹介]

直木賞作家・西條奈加の江戸時代の市井もの。

日本橋の大きな廻船問屋・飛鷹屋(ひだかや)の
末弟・鷺之介(11歳)は、
3人の姉たちに振り回されて疲れ果て、
早く嫁に行って片付いてくれないかと願っていた。
ところが、嫁に行ったはずの長女が出戻って来て、
3人にお喋りや買い物、芝居、物見遊山に付き合わされ、
自由奔放な姉達に翻弄されてばかりで、
心休まることがない。

男・女・女・女・男の家族構成。
実直な長兄の鵜之介、
3人姉妹のお瀬己(せき)、お日和(ひわ)、お喜路(きじ)、
そして末弟の鷺之介。
みんな母親が違う
当主の鳶右衛門(とびえもん)は、
一代で身代を作った大人物だが、
買い付けに全国を回り、
年に1、2回しか戻って来ない。
5人の子どもは、正妻のお七が育て、
鷺之介が小さい時、亡くなっていた。
3人の姉は気性が激しく、
一筋縄ではいかない。
その対比が面白い。

7つの話で成り立っている。

①長姉が嫁ぎ先で母の形見を盗まれたことで、怒り、出戻って来る。
②鷺之介は、芝居小屋で初めて友達と言える存在を得るが、
 その友は、封印切りを目撃したと疑われ、命を狙われる。
③鷺之介は箍(たが)回しを小僧の根津松から教えてもらうが、
 根津松は実は・・・
④三姉のお喜路が戯作者を目指し、弟子入りした相手は・・・
⑤気に入った手ぬぐいを大枚は叩いて買ったが、
 買戻しを求められ・・
⑥育ての親の墓前に残された櫛。
⑦それにより、鷺之介の出自が判明する。

3人の姉たちが吐くが面白い。
母・お七の秘密が明かされる最後のくだりは、
ちょっと人間の奥深い煩悩を感じさせる。
全体的には、ユーモアあふれる楽しい読み物。

母親のお七が死ぬ前に3人の娘に残したのが、
螺鈿蒔絵の櫛で、
それぞれ鳥の絵柄がほどこされている。
父親、長兄、末弟を含め、鳥にちなんでいる。
題名の「とりどりみどり」は、
「よりどりみどり」から来ているが、
飛鷹屋の家族が全員鳥に縁があることから来ている。

よりどりみどり・・・多くの中からかってに選び取ること。
          「選り取り」と、
          見渡して多くの中からいいものを選び                                      取ること「見取り」の意。                                         

余談だが、五反田に鶏々味鳥(とりどりみどり)という
鳥料理の居酒屋がある。


映画『エンディングノート』

2025年05月17日 23時00分00秒 | 映画関係

[旧作を観る]

2011年公開のドキュメンタリー。
Netflix で視聴。

定年退職サラリーマン・砂田知昭がガンにおかされる。
40年以上勤めた会社を退職、
第二の人生を歩み始めた矢先に、
健康診断で胃ガンが発見されたのだ。
既にステージ4まで進んでいる。
死を覚悟した砂田は、
最後のプロジェクトとして
人生総括の“エンディングノート”を作成する。
「死ぬまでにやらなければいけないTO DO リスト」。
それは、段取りの良さで会社の要職まで駆け上がった砂田の
最後の段取りだった。
そして、ガン発覚から半年後、
“エンディングノート”どおりに、
69歳で最期の時を迎える。

病と向き合い、
最後の日まで前向きに生きようとする父と家族たちの姿を、
次女が克明に記録していた。
次女は、
大学在学中からドキュメンタリーを学び、
卒業後はフリーの監督助手として
是枝裕和らの映画制作に従事していた砂田麻美。
昔から8ミリとビデオを回し、
病気発覚以前に撮った画像も使用する。
そこに出て来る
日本の高度経済成長期を支えた
会社一筋の熱血コラリーマンの様は、
ある年代の日本男児の典型的な姿だ。

砂田はエンディングノートにあるとおりに実践する。
孫と遊ぶ、神父に面会する、
葬儀の式場を下見する、洗礼を受ける、
そして、妻に愛してると言う。

病気の進展が早く、肝臓にも転移し、
年内には持たないとされた時、
最後の願いはアメリカにいる孫たちに会うこと。
その父の願いを叶えるために、
生まれたばかりの3か月の赤子を含む
三人の孫が急遽来日し、
家族と孫に囲まれて死を迎える。
ある意味、幸福な末期といえるのだが、
年齢的に少し早いのは確か。
また、日に日に衰えていく姿は痛々しい。

ナレーションは、砂田自身の言葉として描くが、
実際は次女の声
誰にでも訪れる死だが、
理不尽さだけでなく、
一つの諦念と現実を受け入れる様
胸を打つと共に、
高度成長期を支えた男の死にざまとして、
日本人の心に刺さる。

私は人が病気で死ぬ映画は極力観ないようにしているが、
途中で、まさにその種の映画だと気づいた時は、遅かった。

監督である次女の父への愛が溢れている映画。
日本の家族の典型でもある。
是枝裕和監督が製作に名を連ねる。

 

なお、私は死後を娘に託するファイルを既に作っている。
行きたいところは行ったし、
見たいものは見たし、
食べたいものは食べたし、
オペラもミュージカルも堪能した。
大方のやりたいことは成し遂げたので、
何時死期が近づいてもよい覚悟は出来ている。
ただ、国際情勢で3つの事柄だけは目撃したいと思う。
一つは北朝鮮の金体制が崩壊して、人民が解放されること。
一つは習近平体制が崩れて、中国が民主的な国家になること。
一つはプーチンが死んでウクライナが解放されること。
あと、アカデミー賞の第100回は見たいな。