かけっこ大好き『ラッキーメイツ』

進化し続ける「スポーツ塾」

【手記】20周年を迎えて(1)

2014-12-28 20:47:47 | 【手記】
たしか1995年(平成7年)の5月下旬だったと思います。
3月に次女が卒業したばかりの岩瀬中学校を訪れました。

グランドの鉄棒にもたれかかるようにおしゃべりしている女子だけの陸上部。見知らぬ「オジサン」にも、人なつっこくニッコリあいさつしてくれたことを今でも覚えています。

「岩瀬は杉本さんの母校ですよね。豊田小学校からいい子たち入学しましたよ。時間が取れるようなら、ぜひ見てやってください。」
金子龍一先生(高専)のおすすめで始めた自己流の「陸上教室」も、来年5月でちょうど満20年になります。やっと大人の仲間入りかな。

始めたころは弟子3人。まもなく人数もふえ、「まるで昔の寺小屋みたいだね。」と喜ばれたりもしました。
子供たちの飲み込みはすばらしく、あれよあれよという間の快進撃。こんなことってあるんやね。

「みんなが欲しがっているものが、学校には足りないんだなあ。」と感じたのはその頃です。

1996年8月

エキスパートもどきの「陸上教室」が大きく変わったのは2002年のことです。
「2000年とやま国体」で優勝した加野顕君が、その年「八種競技」日本高校新記録を出し再び日本一になりました。

そんな華々しい彼とは逆に、よりにもよって50歳を過ぎてから人生をリセット。「いばらの道」をテクテク歩くことになったのです。とにかく一大決心でした。

11月にスポーツ塾「ラッキーメイツ」とネーミングし、世界大会でも活躍した彼に「陸上普及教室」の講師役をやってもらいました。
その後も何度かお世話になりましたが、親しみやすくユーモアたっぷりの高校生コーチにみんな満足してくれました。
刺激があり本当に楽しかった。

最近では市内外38校から小中学生たちが集い、定期的にトレーニングに励んでいます。
その数は常時100人を超えるまでになりました。当初は対象中学が1校だったことを思えばとんでもない数字です。

2006年10月

20年もやっていれば多くの出会いと別れをくり返します。世話のやける子もずい分いました。どちらかと言えばコーチに合わせるかのように、個性的で面白い子が多かった。
髪の毛がうすくなったのも、きっとそのせいでしょうか。

いや適度な緊張感で、いつまでも若々しくあれるのはそのおかげかも。アリガトウ!

コーチ役を買ってから中学「北信越大会」出場が20年続いています。また県大会はじめ全国大会に至るまで小学・中学・高校生男女そろっての活躍には目を見張るばかりです。
続けることによって得られた大切な「宝物」だと思っています。

主役として活躍する子供たち。そして「進化」し続けるラッキーメイツ。
ドキドキ&ハラハラしながらも、ずっと見守り支えとなっている保護者や大勢の方々のおかげだと感謝しています。
いつもありがとうございます。

目一杯突っ走ってきた人生。でも、まだまだ旅の途上。
次のテーマは何だろう。・・・続く
2014.12.25 記
コメント
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