Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

遅ればせながら・・・ひとりトンマッコルNIGHT

2007-02-17 14:36:14 | J.J.Y. Filmography


今週後半、クレーム処理案件でヘロヘロ、さらに暗雲漂う来週を思うと超ブルーな金曜夜。そんな私に届いたこのDVD。それこそ、 Welcome 『웰컴 투 동막골』韓国限定版
「遅ればせながら」のファンなものだから、自分が目覚めたときはすでに完売状態。限定5000個だと言われていたけど、本当はもっとあったのかな? 

あと少し待てば日本語版発売になるし、絶対に買うまいと思っていたのだけど、ある日手が滑った。韓国製ならではの(なぜか)
手作り感漂う BOX 仕様やら、絵コンテ&シナリオつきハイライトシーン BOOKが手招きした。

何度も見ているのに、何でまた見ているんだか・・・
だって好きなんだもん、この映画。日本でのレビューを読むと、評価は色々、観る人によってホント視点って違うものなのね。個人的には、自分が気に入ればそれでいいので、超自己満足&自己完結型。

絵コンテBOOkを見ると、映像は絵コンテにほぼ忠実に再現されている。絵コンテの中で最も異なる部分は、人民軍兵士リ・スファの容貌・・・ 頭は bold(=ハゲ)だし、顔は細面で小さくラッキョウみたいだし、あご髭は聖徳太子の髭を短めにカットしたみたいだし、顔の傷は顔の中央に縦に入ってるし・・・ bold なジェヨンは見たくないので、そこは、絵コンテに忠実じゃなくてよかった ・・・

そして、監督パク・クァンヒョン、ジェヨン、ハギュン、へジョンの4人のコメンタリー。韓国語で何を言っているかわからない。わからなすぎて、とっーてもイライラ、ストレス溜まりそうだし、見てて意味あるのかーと思いつつ。いいの、いいの。たまーーーーに拾えた言葉にいたく感動できるから

あまりにも静かだった『ウェディング・キャンペーン』のコメンタリーと比べて、このコメンタリーでは、監督がひたすらしゃべり続ける。どのテイクも思い入れが深いことがうかがわれる。それに加えて、キャスト3人、特に、男優2人がチャチャ入れるものだから、映像見てないんじゃないのーと思うほど、うるさいコメンタリー(爆)。

最後の戦闘場面なんて、泣けるポイントなはずなのに4人で大爆笑しているのは、なぜ? 作戦会議で武器の配置を指示するハギュのセリフ、「イチョゲ・・・、イチョゲ・・・(こっちにxxxを、こっちにはxxxを)」に、異常なほどみんな反応していることはわかったのだけど。うーむ、言葉が分からないって悲しい・・・ いつの日か、せめて半分ぐらいは絶対わかるようになってやる・・・と、こういう時だけ学習欲ボルテージが上がるのだけど、そんな覚悟はなぜかすぐ忘れてしまう(情けないっ)。

へジョンが悲しい場面と言っていたのは、ピョ・ヒョンチョルが丘の斜面で草そりを楽しんだ後、橋を爆破して人々を殺した罪悪感に苛まれる場面。ここは鳥肌がたつほどハギュの名演技。

監督が悲しい場面と言っていたのは、ヨイルが流れ弾にあたって死んでしまったあとの、怒り収まらぬソ・テッキの行動。ここは、リュ・ドグァン君が全部持っていった場面。

コメンタリーを見ながら、この作品で、どの場面が好きかと聞かれた時のために(聞かれてないけど)、整理してみた。

最初に森の中で人民軍兵士3人とヨイルが遭遇する場面
雨の中、双方の兵士達が睨みあう中、ヨイルがソ・テッキの顔を靴下で拭くところから「カラッチ!」までの場面
ソ・テッキとピョ・ヒョンチョルが口論になって双方殴りかからんばかりのところで、スファが「クマネェ」と間に入ってくる場面
イノシシバーベキューで、みんながモグモグしながら打ち解けていく場面
それと、上の悲しい場面2つ。

どうも「ヨイル&ソ・テッキ」がらみシーンはお気に入りだ。

ついでにどこでジェヨン堕ちしたかというと、冒頭、リ・スファが岩陰から人民軍の兵士達を引き連れて出てきた途端、 雷に打たれた。とどめは、村を静かに出て行く後姿に胸キュン。完全に村女的視線(爆)

      

面白いもので、無謀にも言葉のわからないコメンタリーを見るという無意味な作業にも、収穫があった。ホント、最後の最後、エンディングなのだけど。あの「蝶」の意味がわかった。私はあの「蝶」はてっきり森の精霊か何かだと思っていた。どこかの監督インタビュー記事で、あの「蝶」には深い意味があるけれどあえて明言しない、というようなことが書かれてあった。この記事がひっかっかっていたのだけど、ファンタジーコードでうやむやになっていた。ようやく謎が解けた 。監督、ここで明言してたのね。見てみるものね・・・

そんなこんなで、深夜3:30まで、ひとりトンマッコルNIGHTは続いた。その後眠りについたら、夢の中では、トンマッコルの人々が総出演の豪華版だった(笑)。