Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

見ちゃった・・・『偉大なる系譜』(DVD/韓国版)

2007-02-04 22:16:52 | J.J.Y. Filmography


耐え切れず見てしまった『偉大なる系譜(
거룩한 계보)』(2006年 監督:チャン・ジン)。別に耐える必要はなかったのだけど、あらすじも、予備知識も蓄えていなかったので、どうしようかなぁーと思ったけど・・・。英題は、『Righteous Ties』、正義の絆、高潔な絆、道理のある絆、とでも訳すのか。ヤクザに正義って、何か相反するものがあるような気がするけど・・・。

以下、覚え書きなので、あしからず。

見終わって・・・・ 
某韓流スターの純愛映画よりも、はるかに笑え、はるかに泣けてしまった・・・ 
ええーっ、これ、そういう映画だったの。また、チャン・ジン監督にやられた? 

先日ノワールコメディとか勝手に言ってしまったけど、なんだか違う。ヒューマンドラマだと思う。この映画、見かけはヤクザ映画だけど、こんなにも血をみることの少ない韓国ヤクザ映画はあまりないかも。アクションはあるけど、目を覆うようなバイオレンスはほとんどないため、これまでの数々の韓国ヤクザ映画とはまったく異質なもの。

Two Top で2人の男のガチンコ対決というフレコミ(って、あちこちの記事に書いてあったと思うのだけど)もなんだか違う。正確な「友情の系譜」には、チョン・ジェヨン、チョン・ジュノ、リュ・スンヨンの3人が登場する。このトライアングルがストーリーのベースなのだけど、実際の展開はチョン・ジェヨンが主導していて、それにジュノ&スンヨン+仲間達という構成なのかな。私的には、ジェヨン主演で申し分ないのだけど、チョン・ジュノより、リュ・スンヨンの存在の方が気になった。

この作品の中で、浮きまくっていたのがチョン・ジュノ。本人がその気になれば、韓流十天王に入れたかもしれないソフトで甘いマスクだし、見る前から浮きそうな気がしてたけど、でもこれは明らかに意図的であることもわかる。あの甘いマスクに、笑顔は見られない・・・。

それに、ヤクザなのに自分は会社員だと主張してるし・・・このテのキャラ、どこかで見たような・・・思い出した。『甘い人生』のキム・ソヌ室長。殺し屋かと聞かれて、ホテル・マネージャーと応えていたし、この室長も笑わなかった。

ところで、チョン・ジェヨンの役名が「トン・チソン」なのだけど、えっ、『恋ステ』でもトン・チソンだった。こちらのトン・チソンはあのとぼけたトン・チソンとは似ても似つかぬ役だけど、ジェヨンは、やっぱり別人のごとく、こちらのチソンをしっかり自分のものにしてた。とてもステキ

脱獄場面は、某海外TVドラマのパロディもあっておもわず吹き出した(爆)
刑務所内の場面が多いのだけど、撮り方が面白くて、見せ場が要所要所にしっかり入れ込んである。そして、音楽がいいので、これでかなりの部分を持っていかれた。

メイキングとかまだ見てないので、ちょっと予習してから、また見てみることにしよう・・・