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映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

3日間の母を探す旅

2015-06-29 20:11:52 | 映画
ドイツ映画賞をご存じですか?毎年、ドイツ映画アカデミーが贈る最高の名誉とされる賞。アカデミー賞と違うのは、対象がドイツ映画ということ。最優秀ドイツ映画賞、監督賞、脚本賞

主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、編集賞など全15部門。またドイツで有名なのは、ベルリン国際映画祭。毎年2月に開催される世界3大映画祭の1つ。

最高賞は“金熊賞”ですね。ところで最近のドイツ映画には、ロバート・マーシャル原作、アグニェシュカ・ホランド監督「ソハの地下水道」(11)。マルガレーテ・フォン・トロッタ監督…

「ハンナ・アーレント」(12)や、キリアン・リートホーフ監督「陽だまりハウスでマラソンを」(13)などがあります。2015年ドイツ映画賞作品賞銀賞受賞作品「ぼくらの家路」が、公開です。

本作は、第64回ベルリン国際映画祭コンペティション部門にも出品されています。監督は、エドワード・ベルガー。これが日本初紹介作品のようです。彼は脚本も担当しています。

10歳の少年ジャック(イヴォ・ピッツカー)と6歳の弟マヌエル(ゲオルグ・アームズ)は、ベルリンで母親と暮らしていました。しかし若い母親は、子供たちを愛しながらも…

友人と夜遊びに出かけたり、恋愛に夢中になって家を空けることが多くなっていました。そんな時、ある事件からマヌエルは母親の友人宅へ、ジャックは施設へ預けられることに。

施設に馴染めず、友達もできないジャックは夏休みを待ち続けていました。ところが母親からすぐには迎えに行けないと、電話が入ります。ショックを受け、施設を飛び出すジャック。

夜通し歩き続け、ようやく着いた自宅には母親の姿はなく、カギもない…。ジャックは母親に伝言を残すと、マヌエルを迎えに行きます。ベルリン中を探し回る、幼い兄弟。

原題“JACK”のジャック役イヴォ・ピッツカーは、6ヵ月のオーディション最終日に、何百人という応募者から選ばれました。母親を探す3日間の旅を演じ、絶賛。果たして、結末は?

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