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ジェシーはなぜ殺されたのか?

2007-12-24 21:14:33 | 映画
ニュージーランド出身のアンドリュー・ドミニク監督のデビュー作は、エリック・バナ主演の「チョッパー・リード/史上最凶の殺人鬼」(00・未)、未見です。実在のオーストラリアの殺人犯の映画ですが、2作目も犯罪者を描いています。チョッパー・リードを知らない人も、彼なら知ってるはず。

彼とは、ジェシー・ジェームス。「ジェシー・ジェームスの暗殺」(07)は、その豪華なスタッフ/キャストで絶対必見の作品。製作にブラッド・ピット、リドリー・スコット他、製作総指揮の1人にトニー・スコット。原作は、歴史を丹念に調査し書かれたロン・ハンセンの小説。

ジェシー・ジェームスは、1847年、西部開拓史時代のミズーリ州に牧師の子として誕生。18歳で南北戦争に従軍し、終戦後、兄弟友人たちと強盗団を結成。25件以上の強盗と17件の殺人を犯した犯罪者です。しかし、北軍の圧政に苦しむ民衆からは、ヒーロー扱いされたアウトローでもあるのです。

1881年、高額の懸賞金をかけられ長い逃亡生活に疲れきった34歳のジェシー(ブラッド・ピット)。兄フランク(サム・シェパード)と次の列車強盗を企てている時、仲間のチャーリー・フォード(サム・ロックウェル)の弟ロバート(ケイシー・アフレック)が、自分を売り込んできます。

ジェシーに憧れ、崇拝している小心者のロバート。フランクの反対を押し切って、仲間に入れます。やがてこの20歳そこそこのロバートによって、ジェシーは暗殺されます。いったいなにが?頬のこけた感があるブラピの顔は、逃亡生活の重圧を感じさせる役作り。

対するケイシー・アフレック(ベンの弟)の鬼気迫る表情には、グイグイ引き込まれてしまいます。(ちなみにケイシーの妻は、リバーの妹サマー・フェニックス)この映画の共演者には、メアリー=ルイーズ・パーカー、ポール・シュナイダー、アリソン・エリオット、マイケル・パークス、テッド・レヴィン。

ところで“ジェシー・ジェームス”といえば思いだすのが、TV『西部の流れ者 ジェシー・ジェームス』(68)。クリストファー・ジョーンズにゾッコンでした。懐かしい~♪

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