だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

金と権力のロビイスト

2012-09-21 21:44:16 | 映画
“ロビイスト”ってよく聞きますが、いったい何?調べてみると、な~る!よくわかりました。“ロビイスト”とは、特定の団体や企業などから資金援助を受け、政治活動をする資格職なんだそうです。

アメリカでは、資格を取りロビイストとして活躍する人が3万人もいるとか。国家、政府、企業、企業団体、利益団体は、自らの利益に沿った主張を広めるためロビイストを雇っているそうです。

何をするかというと、政策の提言やリサーチ、アドバイスなど。実際に行動する人もいるそうな。映画だとジェイソン・ライトマン監督、アーロン・エッカート主演「サンキュー・スモーキング」(06)が有名。

ここでは、タバコの害を訴えドクロマークをつけようとする上院議員(ウィリアム・H・メイシー)と、タバコ業界のPRマン(エッカート)の戦いが面白く描かれていました。未見の方は、ぜひ。

久々にタイトルにその名がある「ロビイストの陰謀」(10)が、公開されます。公式HPがないので、劇場のサイトもご覧ください。監督は、「ファクトリー・ガール」(06)のジョージ・ヒッケンルーパー。

共和党の大統領ジョージ・W・ブッシュ政権時(2009年1月~09年1月)。ロビイストのジャック・エイブラモフ(ケヴィン・スペイシー)は、最も影響力が強いと言われていました。

ビジネスパートナーのマイケル・スキャンロン(バリー・ペッパー)と手を組み、投資で財産を増やしていたのですが、金と権力に目が眩み、先住民族が運営するフロリダのカジノを不当に入手。

さらには敵対する2つの勢力から、巧みに金を引き出しては政治家への賄賂に流用。倫理や法律を無視し、急速に富と力を掴んでいきます。エイブラモフの欲望は、止まることがありません。

マフィアと関わりのあるアダム・キダン(ジョン・ロヴィッツ)と共に、さらに危険な方法での金儲けに手を染めていくのでした…。共演は、ジョン・トラヴォルタ夫人のケリー・プレストン。

ペッパーは、1970年4月4日生まれのカナダ人。「プライベート・ライアン」(98)で注目され、「トゥルー・グリット」(10)にも出演。監督の遺作となった本作。2005年に実際に起きた実話です。
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