だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

江戸のナポレオン

2006-03-23 21:46:26 | 展覧会
江戸東京博物館の、春の展示は必見です!フランス皇帝ナポレオン関係のコレクションが数多く収集・展示されているのが、ヴェルサイユ宮殿美術館。そのコレクションが、東京にやって来ます!

ナポレオン・ボナパルト(本名ナポレオーネ・ブオナパルテ)は、1769年8月15日 コルシカ島アジャクシオで生まれました。パリ士官学校卒業後、砲兵士官としてフランス革命に参加。1793年にルイ16世とマリー・アントワネットが処刑された後、順調に昇進し、フランスを勝利に導いています。

1804年12月2日、ノートルダム大聖堂で皇帝の位に就くべく、戴冠式が行われました。有名な戴冠式の絵は、目を見張る素晴らしさですよね。もっともこの絵『ナポレオン1世の戴冠式』(ジャック・ルイ・ダヴィッド)は、ルーヴル所蔵ですが…。

今回の展示作品の中にも、素晴らしい作品がいっぱい!『戴冠式の正装の皇帝ナポレオン』(フランソワ・ジェラール)や、『サン=ベルナール山からアルプスを越えるボナパルト』(ジャック・ルイ・ダヴィッド)、『アルコル橋のボナパルト将軍』(アントワーヌ=ジャン・グロ)など、絶対どこかで見たことあるはず。

フランス革命後の1796年3月9日、アレクサンドル・ド・ボーアルネ将軍の未亡人ジョゼフィーヌと結婚していましたが、1809年に離婚。翌1810年4月2日、オーストリア・ハプスブルク家のマリー=ルイーズと結婚。その2人の妻たちの絵も紹介。

『正装の皇妃ジョゼフィーヌ』(ギョーム・ギヨン)、『皇妃マリー=ルイーズ』(ロベール・ルフェーヴル)。どちらが美しいかは、自分の目で確かめましょうか。しかし、ナポレオンと言えば、ジョセフィーヌ。マリー=ルイーズは、ナポレオン失脚後オーストリアに戻り、パルマ公国を譲り受け女公妃となったそうです。したたか。

1814年、長年の戦争でパリ陥落。エルバ島へ追放となるのですが、一時復権。しかし、1815年6月18日、ワーテルローで敗北し、セント=ヘレナ島へ追放。1821年5月5日死去。遺骸は、1840年12月15日パリに帰って来ました。

そんなナポレオン関係のコレクションの数々。絵画の他に、彫刻、家具、工芸品、宝飾品などが展示されます。さあ、ナポレオンを見に行きましょう!
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