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だって見たいんだもん!

映画と共に生きてきた私。大好きな映画と芝居と絵画をメモします。

新しい、有楽座

2005-05-29 21:20:17 | もう一度見たい!
日比谷と銀座の間、そこは有楽町。大昔(?)日劇があった所は今、マリオンに変り映画館や百貨店が入った、人気のエリアとなっています。向かいにあった映画館を覚えていますか?「ニュー東宝シネマ」 
以前は地下にも劇場があり、「ワイルド・アット・ハート」で来日挨拶のデヴィッド・リンチ氏を見ましたっけ。それはともかく、今年4月9日リニューアルオープンし、劇場名も変りました。なんと「有楽座」!

映画ファンにはお馴染みのその名前は、永久欠番のような由緒ある、伝統ある名前。今の日比谷シャンテのビルの所にありました。大きな劇場(70mmの映写が可能)で東宝系の映画でも、大作話題作が上映されていました。何度通ったか知れません!大好きな劇場でした。お隣の日比谷映画劇場、千代田劇場と共に消えてしまいましたが…。

新「有楽座」ですが、オープニングは「名探偵コナン」 現在上映中の2本目が、「ザ・インタープリター 」 映画と劇場を見に出かけました。う~む、きれい!かつての劇場が年季物だったので、なおさら感動。全体的にボルドーカラーで、重厚な豪華さ。満足!

イスも変って座り心地もgood!何よりこんなに広かったかしら?と思えるくらい、面積いっぱい利用している感じ。トイレの位置も変り、壁さえ美しい。かなり気に入りました。チケット売り場もロビーも上品で○

あっ、映画の方ですがこの作品はオスカースター2人の共演が話題。国連で同時通訳をしているシルヴィアは、自国の大統領暗殺の計画を聞いてしまいます。ニコール・キッドマンが演じています。通報後のシルヴィアを調査、保護するシークレット・サービスのケラー捜査官を、ショーン・ペンが演じています。監督はやはりオスカー受賞のシドニー・ポラック。すごい!上司役で出演。

舞台のほとんどがNYの国連本部。私も観光で内部ツアーに参加しましたが、国際会議を行なうあの大きな本会議場の上部に位置する、同時通訳のブース。なんだかあの時の感動を思い出しながら、見てしまいました。それにしても撮影は大変だったでしょうね~。厳重な警備が行なわれている所だもの!

キッドマンはアフリカ出身の複雑な経歴の持ち主を、違和感なく演じています。さすがのうまさです。一方、ペンは数週間前に妻を亡くした過去から、立ち直れないでいる捜査官。苦悩する演技は抜群!しかし上手すぎ!最後まで苦悩している。最後くらいは吹っ切れて欲しかったのが、私の感想。もちろん、ペンのファンです。

貴方も映画と有楽座を見に行きませんか?
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ギアさまと踊りたい!

2005-04-27 21:49:12 | もう一度見たい!
私のブログを読んでくださった方は、ご存知かも知れませんが、私が見る映画は主に英語圏の映画。中国映画、香港映画、インド映画、少しですがフランス映画、ドイツ映画、スペイン映画なんかも「た~ま~に」見ます。で、何を言いたいかと言うと、日本映画のこと。見ないですね~。ほとんど。

最近見た日本映画は「千と千尋の神隠し」 で、本題ですがオリジナルの「Shall we ダンス?」は未見なんです。作品がハリウッドでリメイクされると知った時は「またか」と感じました。最近のハリウッドは、昔の映画のリメイク、果てはTVシリーズの映画化など、ちょっとオリジナリティがなくなっています。そんな理由で、「ふう~ん」だったんですが、キャストを聞いて期待大!となりました。

だってぇ~、大大大好きなギアさまなんですもん!そういえばオリジナルの役所さんと、なんとなくイメージは似てますよね?草刈さんの役はジェニファー・ロペス。うむ、良い!ダンス仲間の竹中さんの役が、これまた良い!スタンリー・トゥッチ。この人はものすごくうまい人。この役でも爆発しています♪ また、奥さん役はなぜかスーザン・サランドン。オスカー女優のサランドンですが、ギアさまとは似合わない…と思うのは私だけ?まっ、いいか。

電車から見上げたダンス教室に通い、だんだん夢中になっていく様子が楽しい♪ 会社のトイレでこっそり練習するのが楽しい♪ ダンスコンテストでうまく踊れるのがうれしい♪ ギアさまとロペスの恋はないとわかっていても、期待してしまう♪ でも、ギアさまの涙の理由が描き切れていないなぁと思うんです。そこがいまいち。

でも、いいんです。私はギアさまファンなので、許してしまいます。だって~!赤いバラを持ってあれだけ似合う人はいない!皆さん、「Shall we ダンス?」 もうご覧になりましたか?ハリウッド版の方ですよ~。
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シックなキアヌにゾッコン♪

2005-04-24 21:13:16 | もう一度見たい!
肺ガンって怖いですね。肺が真っ黒になるんですよ!たばこが好きな人は、自分の肺が汚れていることに気付いていますか?それだけでなく、周りの人たちにも害を撒き散らしていることを…。そんなことを考えながら見てしまったのが、映画「コンスタンティン」 しかし、キアヌ・リーブスはカッコイイぞ!

最初の「肺が真っ黒」っていうのは、映画を見ると良くわかるんです。それはともかく、余命1年のジョン・コンスタンティン(←この名前がまた良い!気に入ってます♪) 彼は子供の時から他の人には見えないものが見える、特殊な能力を持つ男。その力に負けて一度は自殺を図るのですが、その時に知った、地獄は本当にあるんだということ。事実を受け入れることで、自ら悪魔と対決する道を選ぶのです。

のっけからのエクソシズム(悪魔祓い)の儀式。例の「エクソシスト」と大きく違うのはコンスタンティンが、神父でも、善人でもないこと。長い間の悪魔との対決を通して、「天国と地獄」の仕組みを知り尽くし、聖書を理解し、しかも一度自殺を図ったことで自分の行く末が地獄であるとの認識。これは怖い。

物語はレイチェル・ワイズ扮する女性刑事の妹の死から、常識の壁が崩れ、この世のバランスが崩壊するのを予見したコンスタンティンが、大天使ガブリエルやサタンの使者バルサザールなどと、対決していきます。もちろん、サタン=ルシファーも登場!

日本人にはなかなか馴染みの薄い、聖書の世界ですが映画の題材としてはよく描かれます。実は私はこの手の映画の大・大・大・大・大ファン。1994年の「ゴッド・アーミー」ってご存知?面白いですよ。あっ、他の映画の話はやめましょう~。「コンスタンティン」のキアヌは白いシャツ、黒のネクタイ、黒のスーツとスマートでシック。これが本当にステキ♪惚れました♪

おまけ。ガブリエル役のティルダ・スウィントンの存在感も素晴らしかったです。美しい~。
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クレマン・マチュー先生に会いたい!

2005-04-20 21:01:35 | もう一度見たい!
今、日本中に熱い感動を呼んでいる映画「コーラス」、もうご覧になりましたか?少年の美しい歌声とストーリーの素晴らしさとで、見終わってからの満足感は、ハリウッド映画の大作ではなかなか味わえないもの!劇場も中高年の女性でいっぱいです♪

「コーラス」は、「ニュー・シネマ・パラダイス」や「WATARIDORI」のジャック・ぺランが製作し、出演しています。ジャック・ぺランは私なんかだと映画スターなんですが、製作者に転向して成功を収めた人。もちろん映画出演もしていますよ。「コーラス」も冒頭からしっかり出てます。監督はクリストフ・バラティエ。

1949年のフランス片田舎。「池の底」と呼ばれる問題児を収容した寄宿学校での出来事。新しく赴任した舎監のマチュー先生は、音楽の教師。到着早々から学校のゴタゴタを目にしてしまいます。厳しい校長に萎縮した生徒たちの心をつかもうと、先生は合唱(コーラス)を指導します。

面会日まで親たちに会うことができない淋しさ。面会日でさえ、誰も会いに来てくれない孤児たち。夏休みに帰る家のない子供たち。そんな子供たちが歌を通じて、明るく活き活きしていく様子が感動を与えてくれるのですね。

でも、私はちょっと視点が違います。私はマチュー先生役のジェラール・ジュニョに見惚れました♪小柄で小さくて、生徒たちからも「ぴかぴかのはげ頭」と冷やかされるくらい、中年のおじさん。大好きな音楽も続けられないくらい、失業のつらさを味わっていた先生が、寄宿学校でがんじがらめの生徒たちを見て、罰でなく、愛で指導するその姿に打たれました。演じるジュニョのキャラクターが活かされた素晴らしい演技でした。

決して怒るのではなく、相手の立場になることを教える…素晴らしいことです。当然、校長からは疎まれ、解雇されますが。この映画の素晴らしさは、ストーリー展開の妙でしょう!冒頭とラストの一貫性は、最後の最後にならないとわからない仕組み。これは脚本の勝利です。

さあ、まだ見ていない人、そしてまた見たい人。この映画は必見です。毎日の生活に疲れた私たちは、こんな映画で癒されたいのです。DVDが待ち遠しい~。
コメント (3)
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