昨日、関西では「KTVダイヤモンドアイス2006」のTV放送がありました。
(フィギュアスケートのショーです、念のため)
放送されていたのは、恩田さん、中野さん、太田さん、織田くん、高橋くん、村主さん、真央ちゃん、荒川さん。実際にはこの三倍くらいの人数が滑ってるはずですが。世間一般の知名度が高そうなこの8人に絞り、あとはダイジェストでお茶を濁し……たりはせずに潔くカット。順番も実際とは違うようです。
村主さん、真央ちゃん、荒川さんはアンコール付き。高橋くんには密着取材あり。荒川さんの演技は、ラストでもう一回流れました。(シアターオンアイスの時もそうだったけど、いくら金メダリストだからって同じの二回流さなくても……と流石に思うんですが)
高橋くんの密着取材……と言っても、練習場でのちょっとした映像と、移動中の車内でのインタビューという簡単なもの。内容は主に昨シーズンのスランプの話。
大した内容ではないのですが、「スランプの話」→「スランプ脱出のきっかけとなったのは、自分で振り付けしたノクターン」→「ではその、ノクターンの演技をご覧下さい」という流れはちょっと上手いなと思いました。
なんでもいいから有名選手のネタを、という感じじゃなくて、あくまで主役はショーでの演技、その演技を(それまで高橋くんをあまりよく知らなかった人でも)より深く楽しむための密着取材という感じで好感が持てました。
以下、ノクターンについて延々語ってます。長い上に激しく思い入れ過多な文章なので、興味のある方だけどうぞ。
それにしてもこのノクターン。私にとっては、高橋くんに本格的にのめり込むきっかけになった演技です。こんだけリピートしまくったのは、「ウエストサイドストーリー」のジョージ・チャキリス以来かも知れない。
「Cutting Edge」には、「ノクターンは曲のまま、感じるままに滑ります」と書いてあるのですが、本来の私なら、この手の文章はあんまり信用しない(笑)。
でもノクターンの場合、最初に見た時点では何も、彼自身が振り付けしたことも、難しいのか簡単なのかも全然知らなかったのです。
でも見ていてなんとなく「うあ、この人感覚で滑ってる?!」というのは、確かに感じました。音楽を聞いて合わせているというより、音楽を感じて、自然に手足が動いている感じ。そしてそれが美しい。
♪届かない夢 嵐に舞う花びら
……とは、「サムライハート」の一節ですが。見ていて本当に、白い花びらが風に吹かれてひらひら飛んでいる情景が浮かんだのです。いやマジで。
その瞬間に、「あ、こいつ本当に天才だ」と思いました。
いや、スケートの技術的なことは分からないですよ。ていうか私、フィギュアをあんまり「技術」で見ようとは思ってなくて、ただ感覚的に見て「きれい」とか「楽しい」とか思えればそれでいいというか、そういう楽しみ方を敢えてこれからもしたいと思っているので。それに天才であることが必ずしも「結果」を保証しないのは先日書いた通りですし。
でも少なくともこの人、こと音楽を表現することに関しては、先天的に何か普通と違うものを持ってそうだと感じた訳です。「のだめカンタービレ」じゃないけど、「カプリチオーソ カンタービレ(気ままに 気まぐれに 歌うように)」が素で出来るような。
「一生懸命演技してます!」って感じじゃなくて、すべてが自然に見えるのが彼の本来の動きなんじゃなかろうかと。
昨日の放送では、キャメルスピン(技名覚えた)の時の、手先の動きがアップ&スローで映ってました。あの動きが凄く好きなので嬉しかった……手、それ自体は普通の手なのに、一旦演技が始まると「繊手!」って感じで美しく動くのが不思議です。
ちょっと変わった衣装や小道具・小芝居もありのエキシビションで、敢えてあのシンプルな衣装と振り付けっていうのもある意味凄いですね。本人あんまりその辺深く考えてなさそうだけど(男子選手は、割と普段着っぽい格好もありみたいだし)。
シンプルであるが故に、純粋に「動き」だけで魅せなければいけない演技、となると衣装や小道具に凝った演技より考え様によっては挑戦的。というか、よほど「動き」の美しさに自信がなければできないんじゃないかという気もするんですが。
***
要するに。
この一見地味な「ノクターン」の中にこそ、高橋大輔のある種の本質が見えるんじゃないか、と思った次第です。
「気ままに 気まぐれに 歌うように」その時々の彼の気持ちを映して変化して行くノクターン。来期は新しいエキシビションを用意するのかも知れないけど、でも出来ればまたこの曲に合わせて踊って、変わって行く姿を見せて欲しいなあと思う訳です。
(フィギュアスケートのショーです、念のため)
放送されていたのは、恩田さん、中野さん、太田さん、織田くん、高橋くん、村主さん、真央ちゃん、荒川さん。実際にはこの三倍くらいの人数が滑ってるはずですが。世間一般の知名度が高そうなこの8人に絞り、あとはダイジェストでお茶を濁し……たりはせずに潔くカット。順番も実際とは違うようです。
村主さん、真央ちゃん、荒川さんはアンコール付き。高橋くんには密着取材あり。荒川さんの演技は、ラストでもう一回流れました。(シアターオンアイスの時もそうだったけど、いくら金メダリストだからって同じの二回流さなくても……と流石に思うんですが)
高橋くんの密着取材……と言っても、練習場でのちょっとした映像と、移動中の車内でのインタビューという簡単なもの。内容は主に昨シーズンのスランプの話。
大した内容ではないのですが、「スランプの話」→「スランプ脱出のきっかけとなったのは、自分で振り付けしたノクターン」→「ではその、ノクターンの演技をご覧下さい」という流れはちょっと上手いなと思いました。
なんでもいいから有名選手のネタを、という感じじゃなくて、あくまで主役はショーでの演技、その演技を(それまで高橋くんをあまりよく知らなかった人でも)より深く楽しむための密着取材という感じで好感が持てました。
以下、ノクターンについて延々語ってます。長い上に激しく思い入れ過多な文章なので、興味のある方だけどうぞ。
それにしてもこのノクターン。私にとっては、高橋くんに本格的にのめり込むきっかけになった演技です。こんだけリピートしまくったのは、「ウエストサイドストーリー」のジョージ・チャキリス以来かも知れない。
「Cutting Edge」には、「ノクターンは曲のまま、感じるままに滑ります」と書いてあるのですが、本来の私なら、この手の文章はあんまり信用しない(笑)。
でもノクターンの場合、最初に見た時点では何も、彼自身が振り付けしたことも、難しいのか簡単なのかも全然知らなかったのです。
でも見ていてなんとなく「うあ、この人感覚で滑ってる?!」というのは、確かに感じました。音楽を聞いて合わせているというより、音楽を感じて、自然に手足が動いている感じ。そしてそれが美しい。
♪届かない夢 嵐に舞う花びら
……とは、「サムライハート」の一節ですが。見ていて本当に、白い花びらが風に吹かれてひらひら飛んでいる情景が浮かんだのです。いやマジで。
その瞬間に、「あ、こいつ本当に天才だ」と思いました。
いや、スケートの技術的なことは分からないですよ。ていうか私、フィギュアをあんまり「技術」で見ようとは思ってなくて、ただ感覚的に見て「きれい」とか「楽しい」とか思えればそれでいいというか、そういう楽しみ方を敢えてこれからもしたいと思っているので。それに天才であることが必ずしも「結果」を保証しないのは先日書いた通りですし。
でも少なくともこの人、こと音楽を表現することに関しては、先天的に何か普通と違うものを持ってそうだと感じた訳です。「のだめカンタービレ」じゃないけど、「カプリチオーソ カンタービレ(気ままに 気まぐれに 歌うように)」が素で出来るような。
「一生懸命演技してます!」って感じじゃなくて、すべてが自然に見えるのが彼の本来の動きなんじゃなかろうかと。
昨日の放送では、キャメルスピン(技名覚えた)の時の、手先の動きがアップ&スローで映ってました。あの動きが凄く好きなので嬉しかった……手、それ自体は普通の手なのに、一旦演技が始まると「繊手!」って感じで美しく動くのが不思議です。
ちょっと変わった衣装や小道具・小芝居もありのエキシビションで、敢えてあのシンプルな衣装と振り付けっていうのもある意味凄いですね。本人あんまりその辺深く考えてなさそうだけど(男子選手は、割と普段着っぽい格好もありみたいだし)。
シンプルであるが故に、純粋に「動き」だけで魅せなければいけない演技、となると衣装や小道具に凝った演技より考え様によっては挑戦的。というか、よほど「動き」の美しさに自信がなければできないんじゃないかという気もするんですが。
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要するに。
この一見地味な「ノクターン」の中にこそ、高橋大輔のある種の本質が見えるんじゃないか、と思った次第です。
「気ままに 気まぐれに 歌うように」その時々の彼の気持ちを映して変化して行くノクターン。来期は新しいエキシビションを用意するのかも知れないけど、でも出来ればまたこの曲に合わせて踊って、変わって行く姿を見せて欲しいなあと思う訳です。