ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

天空剣士って知ってる?

2004-11-23 12:30:19 | 特撮

11/13日のテレビブロスに中村獅堂氏のインタビューが載ってたんですが、なにげにパラパラ読んでたら突然飛び込んで来たんですよ。
「参上!天空剣士」の文字が。
……嬉しそうにスパイダーマンのコスプレしたりして変わった人だとは思ってましたが、「天空剣士」に目を付ける辺りやっぱり変わってる。

というわけでここから、天空剣士の話です。
1990年放送。てことは14年前。リアルタイムで見てました(でも半分くらい見逃してる)。

○夕方の6時から(6時半だったかも知れない)
○テレ東系で
○目黒祐樹主演でやっていた
○時代劇で
○30分番組

……でした。
ストーリーはブロスによると

長屋暮しの桔梗月太郎(目黒祐樹)は、昼間はのんきな傘貼り浪人だが、いざ事件となると正義の味方、天空剣士に変身! 白頭巾の派手な剣士が月の力を借りて悪に立ち向かう。

……だそうです。あと、変身する時にはペットの白文鳥も白馬に変身してました。
上記の要素から察して頂けるとは思いますが、特撮ヒーロー物と時代劇を中途半端にミックスした予算の少なそうな番組でした。でも何か不思議なものを見ている感じで結構好きだったんですけどね。(その割りにストーリー大半忘れましたが)

敵方に男女二人の忍者がいて、女が「蝙蝠」男が「地頭丸」。
蝙蝠のコスが何となく好きでした。地味な黒い忍者装束。なのに、裏地の赤いド派手なマント。
地頭丸の方は、最終回近くの雨の夜に、庭先で壮絶に死んでいたのが印象的です。
こういうことは覚えてるんだな。

……中村獅堂氏もそうですが、インタビュアーの人も普通に「天空剣士」の話をしてたのがね、意外だったんですよ。昔はネットも無かったし、なんとなくあの番組は「私以外誰も見てないんじゃないか?」と思うような……そんな雰囲気のある番組だったんで。


がんばれ、全国の「中の人」

2004-11-11 20:46:26 | 特撮
「中の人」という言い回しが今流行ってますが、個人的にこの言葉が最も適切と思われるのは、所謂スーツアクター(アクトレス)という方たちなんではないかと思います。

ちょっと前、「ゴジラ、ハリウッドで殿堂入り!」とかいうニュースがあったじゃないですか。たまたまあのニューステレビで見て、等身大ゴジラ着ぐるみの動きの良さになんだか感動したのです。
日本の映画界が永年培って来た、これがお家芸というものなのね。
ハリウッドのCG、香港のワイヤーに対抗する日本独自の特撮技術なんですよきっと。伝統文化なのです着ぐるみは!(……自分でも流石に言い過ぎのような気がする)。

で。
「超星神シリーズ」……つまりグランセイザーやらジャスティライザーやらで、等身大の時は人間体型だった敵が、巨大化すると何故か突然怪獣体型(「恐竜」とも違う。怪獣映画の怪獣体型、要するに着ぐるみゴジラのあの体型。そして何故かロボも怪獣型)になってしまう理由が分かりました。
東宝のスーツアクターさんはきっと、人型着ぐるみより怪獣型の方が仕事しやすいんだな。きっと。
その証拠に、東映では巨大化しても人型だし、ロボも人型。
戦隊モノだと、個別では恐竜型とか動物型とか出て来るけど、合体して最終的に敵と戦うときには人型になるもんな。……セイザーだと逆に、ダイセイザーになった途端に怪獣化したのには意表を突かれたもんです。

そう言えばハリウッド版ゴジラの予告を見た時、その足の細さに驚き、「そりゃ、中に人が入ってないからねえ……」という友人の言葉に「そうか。日本では着ぐるみだからあんな、現実の恐竜とも全然違う独特の体型だったんだな。ハリウッドではCGだから、リアルなティラノサウルスの体型が再現できるんだな」と納得したものです。
……実際のハリ版ゴジラはこれはこれで、ティラノとも恐竜とも怪獣ともかけ離れた、二足歩行するイグアナみたいなキテレツな代物だったんですがそれはともかく。

スーツアクターの世界って奥が深いんだなと思いますよ。
例えば、戦隊モノのピンクのスーツさんは、実はほとんど場合男性が入ってるということを、割と最近知りました。歌舞伎の女形が女性より女性らしいのと一緒で、男性が女性を「演じる」ことで、仕種に明確な「女性らしさ」が出る訳です。(タイムレンジャーがナイナイの番組に出た時、レッドに駆け寄るピンクの仕種の女っぽさに驚いた記憶があります)
逆に女性が入ると、アクションの方にいっぱいいっぱいになってしまうため、かえって女性らしさが感じられない動きになるとか。

再び話をグランセイザーに戻すと、びっくりしたのが「女性のスーツさんがいっぱい出てるー!」ということでした。スーツのデザインからして、あれは男性は着れない。
当然、今のジャスティライザーでもカゲリに入ってるのは女性です。……体型を誤魔化す必要ないから、あんなエロいスーツが作れるのか(笑)。いやいや、くノ一ファッションはロマンですしねえ(謎)。
んでも、毎回かなりがんばって動いている(明らかにガントよりよく動いている)カゲリのスーツさんのアクションを見るのは楽しいです。

昨今はイケメンヒーローとか言って、変身前の人が妙にクローズアップされてますが(でもヒーローがイケメンなのは別に今に始まった事じゃないと思う、10年以上前からイケメン目当てにヒーロー物見てる私)。ヒーロー物の華はやっぱり変身後のアクションだと思います。
子供達に夢を与えているのはあなたたちだ。頑張れ、スーツアクター&アクトレスの皆さん。

その男の名はイルボラ・サロ

2004-11-08 00:08:04 | 懐かしアニメ
そういう訳で「飛影」です。「ひえい」じゃなくて「とびかげ」と読みます。
より正確には「忍者戦士 飛影」というロボットアニメ。
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地球からの開拓者たちが移住している未来の火星へ、ラドリオ星という星からロミナ姫というお姫さまが逃げて来る。
敵の侵略を受けたラドリオ星を救うには、ロミナたちが持っている三機のロボットで戦うしかないが、このロボたちは地球の「忍者」にしか操縦できないらしい。
火星在住のチンピラ(?)ジョウ・マヤ他2名は偶然ロミナたちと出会い「今時忍者なんかいるかー!」と言いつつ、何故かこの忍者ロボを操縦出来たため、成りゆきでロミナと共に戦うことに。
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というのが大まかなストーリーです。
ロボの名前が「黒獅子」「爆龍」「鳳雷凰」(そして「飛影」)という和風な名前に忍者モチーフという辺り、当時から既に時代劇マニアだった私にはツボでした。

さて。
世の中には、客観的に見て「『優れた作品』とはちょっと言いがたいかも知れない。寧ろツッコミ所満載だ。でも個人的には憎めない。寧ろ忘れがたい思い入れがある」……そんな作品があります。
そういう場合大抵、「キャラ萌え」という現象が作用しています。
作品自体にはツッコミ全開だけど、そのキャラがとにかく好きで、そいつ目当てについ見てしまう、みたいな。

「飛影」の場合。確か当時好きだったのは、主役三人組の一人、主人公ジョウの舎弟でマイクという男の子でした。今にして思えば地味なキャラなんですが、ヘタレ弟属性にショタのツボを突かれたのかも知れません。

しかし。
私が今だもってこの番組を忘れられない理由は、マイクくんではなくイルボラ・サロという男が原因です。

地球人ではなくラドリオ星人です。ロミナ姫の護衛として逃亡する一行の指揮を執るエリート軍人。メッシュ頭+美形顔というビジュアルの主でありながらしかし、当初はおいしい活躍の場面を主人公たちに取られっ放しのやたら地味なキャラではありました。
しかし、そうこうする内に段々雲行きが怪しくなって来ます。

主であるロミナ姫はなんだか得体の知れない異星人であるジョウにやたらと肩入れ、どころかあなた、その視線はもしや恋する少女?みたいな。
一方のイルボラはロミナ姫に対して、どうやら忠誠心ではなく、密かに異性としての愛情を育てている。
当然、ロミナのジョウびいきは面白くない。
しかし軍人としてジョウたちの戦力は必要な訳で、日々ストレスが溜まります。
そしてそんなジレンマを敵にまで見透かされ、ヘッドハンティングされ、なんと最愛のロミナ姫を裏切って敵方に付いてしまうのですね。

……報われない愛。そしてそれ故の裏切り。
はっきし言って激ツボです。

そして。
よくあるじゃないですか。強くてカッコ良かった敵キャラが、味方になった途端にヘタレ化してしまうというパターン。
あれはほら、主人公の強さ、カッコ良さを見せるために、敵は強くなければならないけど、味方は主人公より強くなっちゃいけないからなんでしょうね。
……という訳で逆もまた真なり。

敵に回ったイルボラ、突然カッコ良くなります。
服装もマジメな軍服から不良テイストな悪役ファッションに。
味方の時はパッとしなかったのに、主役メカ「飛影」と同スペックのロボ「零影」を手に入れ、主人公と互角の強さに。

しかしロミナ姫への愛は変わらず、ジョウへの確執と姫への愛の間で苦悩したり、悪の女幹部(シャルム、だったか……うろ覚え)と微妙な雰囲気になってみたりと楽しいことこの上ありません。

そしてすったもんだの末(詳細忘れた)、最後の決戦で瀕死の重傷を負い、今際の際にようやくジョウと和解。ラドリオ星の命運とロミナ姫をジョウに託して絶命……したかと思ったら突然、飛影と零影が謎のパワー発動。
そのまま光に包まれてラドリオ星に向かったきり、ジャンプ打ち切りのような最終回を迎えてしまったもので……(何故かその後、悪役のナレーションによる総集編とかやっていた)。

奴がその後どうなったのか、生きているのか死んでいるのか、未だに謎のまんまです。
……が、なまじ謎のままだからこそ、妙~~~~に気になって十年以上、たまに意味もなく思い出してしまうのかも知れません。

ちなみにこの番組、ロミナ姫の他にもう1人、三人組の1人にしてジョウの幼馴染みであるレニーというヒロインがいて微妙にジョウを取り合ってたような気がするのですが……結局どっちともくっつかずにうやむやに終わってしまいました。

というわけで。
イルボラ・サロ。世間的にはおっそろしくマイナーなこのキャラが、個人的には忘れられない男の1人だったりします。


ジャスティライザーの……何話目だろう

2004-11-07 23:13:16 | 特撮
超星神シリーズ第2弾らしいです。
時間が合えば割と見てます。毎週欠かさず、じゃないのは、土曜日の朝9時、というのが、結構微妙に用事が入ると出かけてる時間帯だからです。

それはともかく。
この番組、色んな遺伝子を受け継いでますね。前作グランセイザーは言うに及ばず。
ハリケンジャーに似てる部分もあるけど、これはパクったというより、同じ和物でネタが被ったという感じがします。
それより今回ビビッたのは、あれですよ。
主人公の家(電器屋)で主人公とヒロインが飲んでる飲み物が、「不自然なまでに変身後の色」だったということ。
……あの、これ、ちょっと前までセーラームーンでやってませんでしたっけ……秘密基地のカラオケ屋で女の子たちが飲んでるジュースは、常にそれぞれの変身後カラーだった……んですが。
ファンシーな女の子たちの秘密基地と町の電器屋さんとの激しいギャップに多少悶えてしまいました。

あと、サムライトルーパー。
これは多分確信犯です。
「智」「勇」「仁」て……(「いえ、八犬伝です」と言い張られたらそれ以上の追求はしにくいですが)。
それにあの紋章って……(和物に家紋モチーフはよくあることだと言われればそれまでですが。ていうかハリケンでも使ってたし)
「伊達」「真田」って……(いかん、昔の病気が再発してしまう!)

あと、バサって脱ぐあのマント。一見ハリケンっぽいですが、ハリケンのあれは歌舞伎の見得だし。あのふろしきは被きのつもりだろうし。
それよりも、トルーパー最後のOVA「MASSAGE」の新ヨロイについてた陣羽織の方をどうしても連想してしまうんですよね……。

そして「飛影」。この場合は「とびかげ」と読みます。
軽く10年以上前のSFロボット忍者アニメです(どういうジャンルだ)。
ロボの合体パターンが独特で、他では余り類を見ないので。
……とはいえ、セイザーの不条理なシステム(呼び出すためには三人必要だが、定員一名なため、二人は地上から観戦に回ってしまう)に比べればマトモだと思います。

あと、ヒロイン格の女性が
1)仲間の一人
2)お姫さま
 ……の二人いるところも「飛影」っぽいと思いました。
てことは、麗華さんのポジションてシャフさんなのか……。

以上、次回「飛影」を語るための伏線でした。


引越ました

2004-11-04 00:07:11 | 日記
ブログ始めました。
飽きたら止めようかと思ってますので、本家サイトとのリンクはまだです。
もうしばらく様子を見ます。自分自身の。

……取りあえず、引越しました。
部屋探すところから引越屋さんの手続きまで、ほぼ自力でやったので大変めんどくさかったです。
いや、一人暮らしならそれが普通なんですけどね。
あの大量の荷物を顔色一つ変えずにさくさく運んで行く引越屋さんは流石プロだと思いました。
そして実家から手伝いに来てくれたうちの父もある意味流石というか、やっぱり変でした。
確かにすごく助かったんですけどね……なんか勝手に仕切ってくれたし、箱詰めの手際は妙に良いし。
でも鞄の中から電動ドライバーが出て来た時には、頭ん中「?」が飛び交いました。……道理で鞄、小さい割にやけに重いと思ったら……。
新幹線に乗ってわざわざそんなもん持って来たんですか。
電動じゃない普通のドライバーならあるって言ったじゃないですか。
ていうか、父が工具に囲まれて生きてるのは子供の頃のことからなんで慣れてるんですが、冷静に考えると謎なんですよね。
一応技術系の仕事ではあるけど、でも家で工具使う類の仕事ではなくて、要するに家でやってるのは基本的に「日曜大工」な訳で。
……あれ、全部趣味だったのか……。

「日曜大工」と言えば、こないだ久々にコーナンに行きました。
ホームセンターは楽しいです。特にコーナンは、「日曜大工応援フェア」とか言いつつ、明らかに「日曜」は付いてない大工さんとかも買い物に来てて、要するにプロが使う道具や材料が普通に売ってる訳で、んで、私がそれを実際に使うかというと中々そう言う訳にも行かないんですが、それでも見てるだけでかなり楽しかったりします。