ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

F1ウキウキ開幕戦

2007-02-26 21:36:51 | F1
HONDAニューマシンのカラーリング発表!!

デザイン自体は去年のラッキーストライクカラーの方がかっこ良いような気がしますが、このデザインに込められたコンセプトと仕掛けが前進的。
F1が世界最高峰のモータースポーツであるのと同時に巨大な広告市場でもあるのは周知の事実ですが、それに対してここまで挑戦的な仕掛けを作った前例は多分ないと思います。本来広告戦略ってこうあるべきですよね。物量作戦は面白くない。
ホンダの2007年のレースでの活躍と共に、このユニークな試みが成功することを祈ります。

***

ちょっと意外な気もしますが、フィギュアスケートの世界選手権よりも、F1第一戦オーストラリアGPの方が先に来るのですね。

今年のF1は去年までと大きく勢力分布が変わって、誰にも先が読めない戦国時代に突入しそうな感じです。こんな楽しい年に鈴鹿がないなんて……(涙)。

(1)シューマッハ時代の終焉……永らく独裁体制を築いて来た「皇帝」の引退で、硬直していたチーム間の力関係が一気に流動的に。
(2)大物ドライバーたちの移籍……アロンソ&マクラーレンとライコネン&フェラーリの新パッケージに注目ですね。
(3)タイヤ戦争の集結……ミシュランの撤退により、ブリジストンのワンメイク時代へ。
ごく大まかに言うとこんな感じですかね。こんなにごそっと上位チームの体制が変わるのって結構久しぶりのような気がします。


■2007年における個人的な注目

○佐藤琢磨&スーパーアグリ
去年の開幕段階では、正直琢磨は上位チームからオファー貰ってさっさとスーパーアグリから出て行くのが幸せへの近道だと思ってたのですが、最終戦まで見て気持ちが変わりました。1シーズンであれほどの進歩を遂げるとは。
こうなって来ると、琢磨がどれだけチームの中でイニシアティブを取ってチームを育てて行けるのか、そこに興味が湧いて来ました。日本人ドライバーの場合、そこそこ良いチームからお声がかかっても、中々思うように走らせて貰えなかったりしますもんね。
言葉は悪いかも知れませんが、ある程度チームを私物化してしまった上で、更にそのチームが強くなるならそれが一番良いのかも知れない。

○キミ・ライコネン&フェラーリ
完走さえすれば速いはず。今年こそ、車を壊さずに走れるか。

○フェルナンド・アロンソ&マクラーレン
なんかどんどん変なカラーリングになって行くような。
マクラーレンはミカの将来の就職先だと私は勝手に思ってるので、トップチームとして頑張って貰わなければ困るのです。アロンソの奇妙な踊りを、今年は何度見ることができるのか。それ以前にロン・デニスがあれを許すのか。
ところでミカは結局今年もDTMに決まったみたいですね。今年は私も注意してDTMもチェックしよう。

○ホンダ
地球の環境を守るためにもがんばって下さい。

その他、ニコとかフィジコとかピケJr.とか久々レギュラーシート復帰のブルツくんとか色々あるんですがキリがないので割愛します。いいなあブルツ。秀才の癖に微妙に変人な所がたまりません。

以下、狙ってる本。過去の有名ドライバーたちの活躍を漫画で紹介。絵柄は正直美麗とは言えない。ネタもあんまり上品とは言えない。男性向けのマンガだからこんなもんなんでしょうか。
ミカが表紙にもなってる第2巻はちょっと立ち読みして来ましたが、ドライバーのラインナップとしては第1巻にも惹かれるものが……。

オレさま列伝~F1を制した男たち~ 1

オレさま列伝~F1を制した男たち~ 2

オレさま列伝~F1を制した男たち~ 3

F1マンガとしては、F1速報に連載されてるこっちが有名ですね。久々に新刊が出てるー。
ドライバーたちが見た目もキャラもデフォルメされ過ぎて中には原型を留めてないような人もいますが、作者はいい人そうなので、悪気はないんでしょう多分。ほのぼのしたムードでなごみます。

F1速報F1グランプリ天国 (Lap1)

F1速報F1グランプリ天国 (Lap2)

F1速報グランプリ天国LAP3

……そしてなにげにこれも貼っておく(笑)。
なにぶんBoys Love系の雑誌に掲載されてたものなので、そっち系が苦手な人は要注意(露骨なネタはないですが)。……でも結構上手い事ドライバーの特徴を捉えてると思います。見た目も性格も。

大ウソ八百八町F1日記―まんが

今年のSHT

2007-02-25 12:16:20 | 特撮
日曜朝のよい子たちのお楽しみスーパーヒーロータイム、略してSHT。最初のジャンクションで入るコールが、今までより更にテンションが上がって大変なことになってます。

■ゲキレンジャー
最初の2話終了。悪役が美男美女&衣装もエロエロ(笑)でサービス満点なのは大変結構なことなのですが、この煽りを受けて先々レツとランの影が薄くならないか、そこがちょっと心配です。理央とジャンの絡みが話の軸になった時、物語の中にちゃんとポジションを確立してないと確実に食われそうだ。
第1話では、肝心のアクションにスピード感や迫力が足りない気がして「ん?」と思ったんですが、2話で武器が出て来てからは良い感じになってたのでちょっと安心。
それ以外に関しては、概ね良いんではないでしょうか、という印象です。王道路線に戻して、細部をきっちり詰めて来たという感じ。電王と同じく、こっちも最初の2話ですんなり世界観に馴染めました。猫もハエもなにげに手が込んでるし。
しかし今年はアクションが大変そう。変身前のアクションシーンも多そうだし(レツがいきなりヌンチャク使ったのにびっくり)、スーツアクターさんも例年になく高度な動きを求められそうです。がんばって下さい。あと、伊藤かずえさん雰囲気丸くなりましたね。

■電王
最早完全に軌道に乗ったという感じで、安心して見ていられます。
タイムレンジャーの時はアナログ時計のモチーフが多用されてたのに対して、こっちは砂時計をイメージしているのに最近やっと気が付きました。やたらと砂が出て来るのはそういう意味もあったのか。
公式サイトによると、敢えて「昔のSF」的な音づくりをしているとのこと。よく聞くと確かにレトロっぽいピポパポした音が入ってて面白い。
それとこの番組のキモは、「歴史を変える」こととも「歴史を守る」ことともちょっと違うのが面白いとお思いました。一応建前は歴史を守ることだけど、そう言いながらちょっとだけ変えている。
これが「ラン・ローラ・ラン」とか「バタフライ・エフェクト」ならちょっとだけ変えることで後の運命が大きく変わることがミソなんだけど、電王では変わらないのがミソですね。
過去を変えても、現実は何も変わらない。だけど、過去に付けられなかった「心のけじめ」をきちっと付けて来ることで、前向きに未来へ向かうことができるようになる。そういう話なのかなと思いました。
オーナー役の石丸さんは流石ですねー。「世界の車窓から」にひっかけた配役だと思うんですが(白倉Pこういうの得意ですね)、とぼけてるけど曲者っぽい雰囲気がなんとも言えない。
しかし平成ライダーは、衣装にがしがし流行を取り入れてますね。ハナちゃんの服がいつ見ても可愛い。

どっちも楽しんで見てますが、ここに感想書くのはよっぽど気が向いた時だけになると思います。そしてどっちも、声優さんが良い仕事してますねー。

如意吉祥 恭賀新年

2007-02-24 00:54:01 | 日記
今日……じゃなくてもう昨日ですね。仕事の帰りに南京町に寄って来ました。
2月18日が旧正月ということで、南京町は春節祭の真っ最中なのです。

元町の商店街を通って関帝廟の所へ出ました。
そこであった張り紙。
・おみくじ200円 ・参拝100円
おみくじだけ買おうと思ったら売り切れてました。で、そう言えば今の私にはものすごく神頼みしたいことがあったんだったと思い出し、参拝の方に挑戦しました。

・100円でお線香(日本のよりかなり太くて長い)を買う→三蔵法師ご一行様の指示で関帝廟にお参り。希望者にはここでご一行様と記念撮影もできます。→財神の前にお線香を立ててお参り→財神の写真を撮る→で、フォーチュンクッキーのおまけ付き。

100円にしては結構盛りだくさんな内容です。
係のおじさん曰く、財神の写真を撮るのは「神様を連れて帰るということ」だそうなので、私も携帯のカメラに納めて連れて帰って来ました。ちなみに今、神様を待ち受けにしてます。

そうこうしてる内に、隣の仮説ステージで獅子舞の準備が始まったので、せっかくだからと思い見て行くことにしました。この日これが最後の公演だったみたいです。
中国の獅子頭は目が(ていうかまぶたが)動きます。鳴り物に合わせて大きな目をパチクリさせている所は妙に可愛い。アクロバティックな動きと共に、時々毛繕いをするような動作が入ってるのも可愛いし。
中国の獅子舞をちゃんと見たのは初めてだったので嬉しかったです。近くで見ると迫力ありました。獅子に噛まれると縁起が良いのは、日本と同じなんですかね?
縁起と言えば、途中でアメ玉をまいていた(獅子頭の口からばらまく感じ)んですが、これも「縁起物」かなーと思いました。取ろうと思ったんですけど取れなくて、流石に無理だったかなーと思ってたんですが……。
帰りの電車の中で鞄をあけたら、鞄の中にパイン飴が一個入ってました。どうやら獅子舞の飴が、鞄の中に飛び込んで来てたらしい……。
こっちから拾わなくても向こうから飛び込んで来るなんて、なんか縁起が良いんじゃないか?と勝手に思って喜んでおくことにします。

ちょっと覗いてみるだけ、のつもりだったけど、結構満喫しました。
※後で余裕があったら写真も上げるかも知れません。

自分のための覚え書き

2007-02-20 23:42:14 | 日記
昨日のエントリーで久しぶりに大ちゃんの名前をフルネームで書いたらアクセス数がえらいことになってます。大ちゃん人気者なんだね。
以下、スケート関係で最近買った本とこれから買う(かも知れない)本の覚え書き

【既刊】Cutting Edge 2007―日本男子フィギュアスケート-オフィシャルファンブック (2007) *購入済み
備考:日本男子シングルオフィシャルファンブック第二弾。1人につき8P割かれてるので、掲載されている10人のファンなら買いですが、10人以外に関しては影も形もないという……その差は一体なんなんでしょう。2006→2007の間でデザイン・レイアウトのセンスが飛躍的な進歩を遂げています。
オススメ度☆☆☆…日本男子が好きな方に。

【既刊】ワールド・フィギュアスケート 26 (26) *購入済み
備考:日本で唯一、レギュラーで出版されているフィギュアスケート専門誌。今回はGPS後半戦~全日本選手権・MOIあたりまで。ということは大ちゃん大活躍の巻。写真は大変美麗ですが、デザイン・レイアウトのセンスが妙に古くて垢抜けないのが気になります。
オススメ度☆☆☆…海外の選手も見たい方に(但し今回は日本の試合多し)

【既刊】フィギュアスケート世界選手権2007完全ガイド *購入済み
備考:タイトルがすべてを表してます。こちらはデザインにも中々気合いが入っている模様。ライトな入門編として予想以上に親切な内容でした。これさえあれば、スケート全然知らなかった人でもいっぱしの顔して順位予想くらいは立てられます(当たるかどうかは別問題ですが)。逆に言えば、既にマニアになってる人には食い足りないかも知れません。個人的に、目次のページの一番下にさり気なく大ちゃんの写真があるのがツボです。オペラ座のフィニッシュはホントにドラマティックですね。
オススメ度☆☆☆☆…世界選手権に向けて取りあえず何か一冊という方に。

【既刊】王子辞典 *購入済み
すみませんコレ全然スケートじゃありません。スポーツ王子の一人として大ちゃんが登場してますが、モノクロ1/2ページなので、大ちゃんだけのために買うには無理がある本。私的には色んな意味で興味深い本でした。表紙の要潤とか。短い紹介文ですが、主に表現力などについて言及されてて意外にも(?)まともな内容でした。なのにバンクーバー五輪に向けての期待が衣装と髪型ってどないやねん。
オススメ度 …強いて言えば要潤も好きだという方に。

【既刊】COLORS 2007 *購入済み
備考:こっちはワールドワイドな男子シングル本。去年のは買わなかったけど、今年は大ちゃんが表紙のド真ん中で飛び跳ねてます。ページも一番最初にして貰ってたね。
インタビューの内容は新しくて良かったですが、本の体裁としては、アイスショーとかの会場で売ってるパンフレットの豪華版、という感じもします。Cutting Edgeにも言えることですが。書いてる人も同じですしね。P106から日本人の選手をまとめて紹介してますが、こういうのこそCutting Edgeの方に入れて欲しかった気がします。
オススメ度☆☆☆…男子選手、特に海外選手のファンの方に。

【既刊】フィギュアスケートDays vol.2 (2)*購入済み
備考:日本で二番目の専門誌を目指してると思うんですが、今の所不定期刊行な雑誌の第2弾(vol.0があるので実質第3弾)。大ちゃんが表紙&インタビュー付き。
WFSに比べるとデザインも比較的垢抜けていて雑誌らしい体裁。日本人選手がメインでインタビューも豊富。
大ちゃんのインタビューは世界選手権へ向けて心強い内容。全日本では、観客が盛り上がることで自分も乗れたとのことなので、世界選手権へ観に行かれる方は是非ともご声援よろしく!
モロゾフさんのインタビューも興味深いです。
オススメ度☆☆☆…日本選手全般が好きな方に。

【既刊】毎日ムック フィギュアスケート07 *購入済み
備考:表紙でメーテルがスケートしている、とてもくだけた雰囲気のムック。他の本とは切り口が違うので面白いと言えば面白いけど、冷やかしっぽいというかかなり偏見入ってる部分もあります。これに関してはその内またどっかで書くかも。
一番のツッコミ所はP7-8のマトリクスでしょうかね。普通こういう場合、タテ軸の上下とヨコ軸の左右には相反する要素を持って来ます。明るい←→暗い とか 子供←→大人 とか。
しかしこの本では全く性格の異なる要素を対局に配置しているため、表現力を付けるほどジャンプが飛べなくなったり、柔軟性を身につけるほどスケーティングが下手になったりしています。同じ理由でP92-93の性格分析もデタラメです。これってスケートの知識云々以前の問題だと思うんですが、編集の過程で誰も何も言わなかったんでしょうか。
それでも買ったのは、大ちゃんのステップ分析が付いてたからです。ジャンプやスピンと違って、ステップの細かい技術解説ってあんまり見たことないから。
オススメ度☆…ネタ的に楽しめる方・心の広い方に。

***

意外に掘り出し物だと思ったのは、やっぱり「世界選手権2007完全ガイド」です。ノリ的には、F1でよくある「開幕直前号」とか「日本GP観戦ガイド」とかに近いかも。
芸術ではなくスポーツとしての見方に特化している感じで、戦力分析なんかも面白い。
私は元々「フィギュアスケート」のファンではなかったせいか、「ワールド・フィギュアスケート」や「Cutting Edge」なんかの内側に入り過ぎてしまっているような記事には、違和感を覚えることがちょくちょくありました。
それに比べるとこっちの方が、適度に距離感があって読みやすい。多少のバイアスは仕方がないと思いますが、それでも可能な限り客観的に、選手の良い所も悪い所も書こうという姿勢が感じられました。
特に印象的なのは「表現力」という言葉を余り使っていない所。代わりに多用されていたのが「演技力」という言葉。
「表現力」って言うととにかく漠然としていて主観的になるため、皆が皆「自分の好きな選手」=「豊かな表現力を持った選手」として主張した挙げ句、最後は「そんなの好き好きじゃん!」という結論になってしまうという。確かに好みは人それぞれですが、そう言ってしまうとそれを採点する意味もなくなってしまいます。それに比べればまだ、「演技力」の方が言葉の意味が狭い分わかりやすいかなと思いました。
大ちゃんの表現に関しても「音楽の世界に入り込んで行く狂おしく切なさいっぱいの演技」というくらいの書き方ですが、この手の本なら、これぐらいあっさりした書き方で十分だと思いました。他の選手と重複せずに、ちゃんと彼の特徴を捉えてて、中々良い仕事ではないかと思います。

***

興味深かったのは、Colorsのジョニー・ウィアー選手の大ちゃんへのコメントと、Daysのモロゾフさんのコメントでしょうか。
どちらも「彼こそが本物のアーティストだ」みたいなことを言ってますね。「彼は」じゃなくて「彼こそが」って言い回しまで共通してたんですが、英語ではどう言ってたんだろう。モロゾフさんは更に「彼は頭じゃなくてハートで表現する」と言ってたんですが(うろおぼえ)、2人の感じているものが、私が「ノクターン」で感じたものと同じであれば嬉しいと思いました。

世界選手権に向けて・2

2007-02-19 23:23:31 | 日記
こんばんは、トリノオリンピックから1周年記念祭に完全に乗り遅れている虹川です。
当時の私にとって、高橋大輔という選手は「倉敷の子だから応援してあげよう」というくらいの認識でした。にも関わらず(そして肝心の演技をほとんどまともに見てないにも関わらず)、「こいつはこの先、もっと伸びる」と妙な確信を持ったあの日。

あれから1年。彼のその後の活躍っぷりは、ここにいらっしゃる皆さんなら既にご存知かと思います。
…NHK杯の時に「信じられないような、でもこうなることは分かっていたような」と書きましたが、今でもそんな感じです。実際、予想した通りと言えばその通りになったんです。それが何で信じられないかっていうと、自分の予想が当たったことが信じられない。
私は基本的に自分のことをあんまり信用してないし、我ながら楽観視し過ぎな予想じゃないか?と思ってたので。
とはいえそんなお気楽予想が思いの外当たってしまったので、その当時の予想の根拠ってものを、この機会にひとつ思い出してみようかなと思います。

***

演技自体をあんまりちゃんと見てないんですが、「ああ、力を出し切れなかったんだな」と思いました。でもスポーツは結果がすべて。どんなに能力のある選手でも、それを試合で見せられなければ評価して貰えない。「本当の俺のスケートはあんなんじゃない!」きっと彼はそう言いたかったんじゃいかと思います。けれどそれは、言葉で言っても意味はない。だから「悔しい」としか言えなかった。彼が自分の「本当の」力を証明するためには、これから先の試合で結果を出して行くしかない。
同時に彼は、確かな手応えを掴んだんじゃないかなと思います。自分に何が足りないのか、強くなるためにどうすればいいのか、自分がどこへ向かって走れば良いのか。それらに気づいてる顔に見えました。悔しい悔しい言いながら、今にも走り出そうとしているような。
これはこの先楽しみかも、というのがこの時の予感でした。

それから半月後のTOIで初めてその演技を見て、激しい衝撃を受けたのは以前に書いた通りです。
そこから怒濤のおっかけが始まった訳ですが(笑)、オフシーズンの様子を見ても本当にイキイキしていて、私の期待はますます高まりました。モチベーションが充実してるっていうのが、傍目にも良くわかる。
97年、初めて優勝する前のミカ・ハッキネンのことを「シャンパンボトルの栓のようだ」と形容した人がいましたが、私はこの時の大輔くんに同じものを感じました。一旦瓶から抜けてしまえば、すぐにでも飛び出して行くような、爆発力を秘めた感じ。

キャンベルとスケートカナダの時は流石に不安になりましたけど、同時に彼がやろうとしている事の志の高さを感じて、その「攻め」の姿勢にワクワクしました。これは、上手くはまればすごいことになるかも、と。そしてNHK杯の「信じられないような、でもこうなることは分かっていたような」に繋がる訳です。

そこで迎える世界選手権。海外の強豪選手も当然ここに照準を合わせて調子を上げて来るだろうし、そう簡単に勝たせて貰えるはずもありませんが、今の自分の力を信じて「行けるとこまで!」とことん行ってくれたら嬉しいなーと思います。

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スポーツは結果がすべて……とは言いますが、先の結果がどうなるか、という予想は、過去に出ている結果だけでは判断できない、と思います。F1の方が予想するのは難しいかも。人の予想はできてもマシンの予想がつきませんから(所詮、メカオンチ)。人とマシンの相性の問題もあるし、レギュレーションはコロコロ変わるし。

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ちなみに、リンクについて。
私は基本的に、Web上のすべてのページはリンクフリーだと考えています。ここをリンクしたいと思う方がいるなら自由にリンクして頂いて構いませんし、特に連絡の必要はありません。
但し、可能な限り良識のある張り方でお願いします。別にWebでの特殊なルールとかではなくって、普通に一般常識で判断して頂ければ結構です。
それからトラックバックも、受け付ける設定にしている以上、好きにトラバして頂いて構いません。ただ私の方からトラバすることは、多分あんまりないと思うので「トラバにはトラバで返すのが礼儀」だと思っている方は避けて頂いた方が良いのではないかと思います。