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ウロコのつぶやき

昭和生まれの深海魚が海の底からお送りします。

今週のゾイドジェネシス

2005-08-21 18:03:51 | アニメ
まったりとターニングポイント。
今週からOPもマイナーチェンジ。ゾイドが動くぞ! デッドリーコングはなにげに封印解除バージョンでした。
復興中のピクル村で、老若男女を問わずモテモテのルージくん。貢ぎ物もいっぱい。
前回まで色々あって、固めた決意を口にするルージくん。
自分はラ・カンに付いて行く、と意志を明確にしつつ、仲間にはそれを押し付けずに相手の意志を確認する辺りが手堅いですね。
仲間たちの立場もそれぞれに明らかに。師匠はもう、弟子に引っ張って貰う気満々です。
そしてようやく明らかになるラ・カンの過去。そう言えば今まで本編には出て来てなかったんですね。
ディガルドへの無血開城は、やっぱり悔やみ所だったらしいラ・カン。キダ藩にはランスタッグがいっぱい。
それで今まで放浪してたんだけど、もうそろそろこっちにその気がなくっても、向こうが放っといてくれませんよラ・カン。……ということで、何かを決意したらしいラ・カン、何故かミロード村への帰還を指示。
そこへようやくロンも合流。迷ってたという言い訳が露骨に怪しい。なんだか裏がありそうな予感。
静かに、だが確実に何かが動き始めた、この時……!

……この時。ザイリンさんは、呑気に魚を釣っていた。
あなた最高です。色んな意味で。

***

余談。先日、このブログの検索キーワードを見てみたら、第一位が「デッドリーコング」でした。謎。

今週のゾイドジェネシス

2005-08-15 00:13:12 | アニメ
せっかくのハヤテライガーお披露目だというのに、やたら長い回想、微妙に手抜きを感じる戦闘シーン、進まない話、と、妙に台所事情の苦しさを感じさせる話でした。
……そんなに切羽詰まってるんだろうか。
なんていうか、ストーリーの展開と関係ないところでハラハラさせられるのは勘弁して欲しいんですが。
最強のゾイド乗りのはずの師匠の台詞がない……のはいつものこととして、ソウルタイガーの見せ場がほとんどない。
なんかひたすらトリケラの延びる角ばっかり!!
みたいな。

それにしてもゲオルグはしつこいです。いつまでも執念深く追いかけて来そうです。ザイリンさんが嫌っていたのも分かる気がします。
こんな人を退場させるには、最早二階級特進しかありません。
ディガルドにそんな制度があるのかどうかは謎ですが。
そんな訳で、ゲオルグ退場。
やっと新しい敵が出てきます。
ていうかザイリンさんカムバック。

今週のゾイドジェネシス・ギャグキャラは死なない

2005-07-31 22:51:38 | アニメ
最近、ムラサメライガーが妙に可愛く見えます。手足がずんぐりむっくりな所とか。動きが猫の子供みたい。

天下無敵の無敵団後編。
ルージには最早、自分の村のジェネレーターさえ修理できればそれでいいとは思えない。ディガルドのやっていることを放っておくことはできない。
しかし、無敵団のように場当たり的に行動していても大局を動かすことはできない。
それどころか、一度相手が本気を出せば、圧倒的な戦力の差の前にひとたまりもなく潰されてしまう。
ガラガは彼女たちの姿に、自分が通って来た道を見ている。
実際、無敵団の壊滅はある意味ガラガたちのゲリラ団が壊滅したのと同じ経緯ですが、その間ゼ・ルフトの現状を見て来てルージの意識は大きく変化している。
そして少年は、ディガルドと戦うことを決意する。同時にその為には、有力なリーダーの下、大局を見据えて行動する必要があることも悟る。
有力なリーダーというのは、ルージはラ・カンだと思っている。実際今の段階でもっとも相応しいのはラ・カンだけど、ガラガは更に、ルージが将来そうなるのではないかと予感している。
そういう意味では、結構大きな流れのあった回だと思います。

その大きな流れをやりつつ、ガラガの怒りとデッドリーコングの隠された武器・登場。何故今まで使わなかったのか? という疑問にもちゃんと答えている。
同時にコングの暴走を止めたルージにある種の特殊な能力があるという伏線も張っている。敗走する敵を追撃することに対して、「それではディガルドと同じになる」というのは、逃げる敵を情け容赦なくせん滅したゲオルグの行動が伏線となってますね。

んで、上手いなあと思ったのは無敵団のキャラ。ギャグキャラにしたのは、息抜きとしての意味だけじゃなく、ひとつにはシリアスなレジスタンスだと、ガラガのゲリラ集団やレジスタンス化していたゼ・ルフト防衛隊と被って印象が薄くなるからじゃないかと思いました。
そしてもう一つは、今回のあのラストシーンにつなげること(笑)。

ルージたちは彼女たちが生きてることを知らない訳で、ルージ視点から見たストーリーの流れの上では、実は彼女たちは死んだままなんですよね。
しかし私たち見てる側は、どっこい生きてた無敵団を見てちょっと安心できたりする。
……いや、シビアな現実描くならあり得ないとは思うんですけどね、それでもね、やっぱりあのまま死ぬのはあんまりですから。

あと、ガラガかっこ良かったです。普段のパーティと違って、無敵団ではモテモテでしたが。あんな風に分け隔てなく優しかったら普通にモテるだろうなあと思いました。
彼がゲリラのリーダーとして慕われていたのも分かる気がします。
そしてまたそれ以上に、デッドリーコングがかっこ良かった訳で。
あの隠し武器登場の演出見たときは、正直違う番組かと思いました……(いやだって結構ここ最近地味だったから)。いや、こういうド派手演出は大好きです。ほどける封印、紅く光るコングの目、迫力満点。
そういう訳で、今回は戦闘シーンも大満足でございました。

それにしても、ア・カンとサイコの散り際はやたらかっこ良かったな。結局散ってなかったけど。

今週のゾイドジェネシス戦隊

2005-07-24 22:30:42 | アニメ
閑話休題的ギャグ話の中にしっかり総集編的これまでのおさらいを入れつつ、今後の展開に対する重要な示唆も含まれているという中々に高度なお話でありました。

カミキリ戦隊こと無敵団のメンバーは、それぞれ離ればなれになってしまったルージの仲間(ラ・カン、レ・ミィ、コトナ、ロン、セイジュウロウ)の性別と特徴を反転させたキャラのようです(ネットを回っててそう言う見解を見ました)。
でも同時に戦隊モノの基本テンプレを、男女だけ入れ替えてそっくり使ってる形にもなってるんですよねえ……。

レッド/熱血リーダー
ブルー/クールなナンバー2
イエロー/力持ち・お笑い担当
グリーン/子供・知能系・特殊技能系
ピンク/女性
(※念のため。実際には戦隊モノのほとんどは、このテンプレからは外れています)

それにしてもア・カンは可愛い。髪型とか。一人称「あたい」もなんだかあか抜けなくて可愛い。

しかしこんな陽気な無敵団ですが、真面目なルージくんはまたしても悩みます。
ディガルドへのささやかな抵抗を続ける無敵団たち。確かに、自分たちにできる精一杯のことを確実に行っている。しかしそれは、人々をディガルドから救うには余りにも無力。かと言って、それに代わる手段を自分が持っているわけでもない……。
ジェネレーターを直す=自分の村を救うことだけを考えていたルージが、ゼ・ルフトでの経験を経て、ディガルドの支配から人々を救うことを考えはじめること、そしてその困難さを手際よく描いていると思います。
彼を見守るガラガの描写もいいですね。ルージのように賢くはないけど、様々な経験を積んで修羅場も見て来ている。
それにしても、来週はまたシリアスな話になりそうでちょっと恐いですね。今回の時点で既に、無敵団はディガルドから手痛いしっぺ返しを受けている訳ですし。今回、ルージとガラガがいたから助かったようなもので。
そう言えば、ムラサメソードでバイオゾイドをすっぱり両断するムラサメライガー、って久しぶりに見たような気がする。今回戦闘シーンも良かったですね。
こういう戦闘シーンをもっとプリーズ。この際バンクでもいいから。

……それにしても……こう、普段のレギュラーがほとんど出ない話って、キャラ萌えで見てると辛いだろうなあ……。

今週のゾイドジェネシス

2005-07-17 22:15:02 | アニメ
なんていうか、本当に脚本はすごく丁寧ですね。
小さな村の狭い世界で生きて来たルージが外の世界へ出る。ディガルドに占領された街の現状を見て、何とか助けたいと思う。それは当然の感情。
しかし現実には、それは決して簡単なことではない。
ルージ以外のメンバーは、皆その厳しさを知っている。そしてルージも今回、その現実の厳しさと、己の甘さを思い知らされることとなる……。
メンバーたちそれぞれの立場を再確認しつつ、ルージに正論を語ったロンと、それでも納得できないルージに、実際に町長に会わせる(結果的に失敗させる)ことで教えたガラガ。
ガラガはルージに、かつての自分自身の姿を重ねたのかも知れません。

そして何よりラ・カンが今回印象的でした。ルージに責められても反論しなかったのは、自分がかつて無抵抗でディガルドに領地を明け渡したことに関して、未だに迷いがあることを感じさせます。
ディガルドに抗戦して死んだゼ・ルフト守備隊に対する「だが、彼らは戦ったのだ」という台詞の意味が、今週になって重いです。
ああいう犠牲を出したくなかったから、無血でディガルドに領地を明け渡した。その結果、領民に苦難をもたらすこととなった。あの判断は本当に正しかったのか? あの時徹底抗戦の道を選ぶことも出来たのでは?

そんなこんなで何も言えないおじ様の代わりに怒りをぶつけるレ・ミィの気持ちもよく分かりましたしね。
ルージとは対照的に、幼い頃から修羅場を見て育ったんだろうし。

それにしてもゲオルグは恐い。
街の守備をがら空きにした上、後発隊の戦力まで召集するなんて、この人戦略的には無能だなと一瞬思いかけたのですが。
「味方にいくら損害が出ようと構わん」
ひええ。
この人の座右の銘は、多分「徹底!」。留守の隙を突かれてゼ・ルフトや後発部隊が襲われることもやむなしと思っていそうだ。敵に回したくはないけど、味方にもいて欲しくない……。
ザイリンさんが嫌がっていた理由が分かりますね。