国立劇場で菊五郎劇団の新春興行見て来ました。
いつものお正月公演よりすっきりした仕立てで(おちゃらけも少なく)、面白かったですけど、結果としていちばん印象に残ったのはやっぱりチビ二人。
というかまほろ。
声も通ってすっきりした容姿で、かっこいい系の立役(国崩しなど含む)になりそうですね。
本来のお世継ぎくんは、まだそれこそ「海のものとも山のものとも・・・」って感じかな。大器晩成なのかもしれない。まほろがプロの子役級だとすれば、ふーくんは御曹司として悠々と育てられてるって感じ。
まほろのほうが一つ上なのかな。その分もちろんしっかりしてるのかもしれないけど。
この世代、ちょっと上の右近勘太郎含めるとまほろ亀三郎カンゲン長三郎そして和史と、ものすごい幼児ラッシュ世代。カンゲンの新之助襲名が来年に決定したけれど、ふーちゃんまほちゃんの襲名はいつ頃?そしてまほちゃんは襲名する?とか興味は尽きませんなあ。去年から今年にかけて初舞台前後にかかわらず、いろいろと大きな役ももらい始めてるので、それぞれ楽しい。ある意味歌舞伎見物の醍醐味の最たるものかもしれませんね。
…ってことで、芝居の感想はまあいいかな。
新春早々寺子屋みたいな子殺しの話に展開していくかと思ってたら「狐の恩返し」的なほのぼの話だったので、ほっとしたw
あと、立ち回りが劇団っぽいキレッキレのじゃなくて、組み体操とかモダンダンス的なw斬新な感じでこれも面白かった。
いろいろと新しい世代の風が入りつつあるんでしょうね。菊五郎さんの存在感はさすがだったけど、やっぱり足下が・・・橘太郎さん(まだまだキレッキレ)を見習えとまでは言わないがせめて体型の似てるジュリーさんくらいは見習ってもいいんじゃなかろうか。