錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

石灰岩の石磨き Part,1

2015年03月06日 | 石ころ
さぁ、ここからは先月にサンプリングしてきた石灰岩などの石磨きでーす。
石灰岩の石磨きなんて言っても、普通の人間じゃ出来っこないだろう… なーんて思った貴方、それは大きな間違いなのですよ。
そりゃぁ、面積の広い墓石とかなら時間や労力を考えると確かに無理がありますけど、化石の入った部分の研磨なんて、そこいらのホームセンターにある小道具で磨けちゃうんですぅ。
それでは、その方法について… と行きたいところですが、先ずは下準備。
上にUPしたように採集してきた化石が入った石灰岩の中に、何処に何が入っているのかをCheckします。

おーい!レントゲンのように石の中に何が入っているのか見える分けねぇだろう!って言われそうですが、この上にUPした石灰岩()に水をかけてみましょう。
※100均なんかのミストスプレーでかけてもOKですよ。

どうですか?、石表面のシラケが飛んで石の表面に何となく模様が見えるでしょ?
※黄色の枠の中
なに見えない?
そんな人は下にUPした画像()をどうぞ…

ほらぁ…
この画像は黄色い枠で囲った部分を拡大撮影してUP浸みたのですが、蜂の巣(ハニカム構造)のような模様が見えるでしょ。
これって約4億4370万年前から約4億1600万年前の原始的なサンゴの断面なのですが、これが断面って事は、この石の中の方から伸びてきているのか、或は石の中の方向へ成長していると考えて良いんですよ。

まぁ、こんな感じで必要な部分と不必要な部分を把握してマーカーでCheck。
この時にカットする方向も一緒に記しておきます。

さて、ここからが本格的な作業に入る分けなのですが、以前、石垣島で採取したタカセガイで作るバングルでUPしていましたので、ここでは説明だけ…
※分からない人は近くのホームセンターとかで使い方を聞いてね。
先ず、ディスクグラインダーにセグメントカッターを装着して石を切ります。
まぁ、こんな感じ()で切断面を平らにすると後での研磨が楽ですよ。
それでは、Part,2 へと続く…

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