錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

矢山岳探訪

2023年11月26日 | 石ころ
昨夜、自宅へ戻ると一日の疲れから毛布一枚をかけたまま…… 寝た
だから朝方になって寒さで目が覚める😱
そりゃそうだ、だって外の最低気温は4℃なんだもん。
お早うございます、錯乱坊の爺ちゃんです。
そんなこんなで…


今から24時間前の爺さんは👆ここにいた。
そう、もののけの谷!
すっ… すみません。
嘘ついちゃいました。
正しくは熊本県の中央ある矢山岳(標高869.5m)西方の水無谷。
ここは今から約3億5.000万年前から2億8.000万年前の石灰岩で構成されているのですが…


先ずは…
この谷の奥に祀られた山の神に、二礼二拍手一礼のご挨拶。
しかーし、そんな携帯も使えないような場所へ何を目的に出かけたかと言うと… 無い。
無いというか…
友人に案内(ガイド)を頼まれたものだから私的な目的は無いだけ。
が!


その友人の胸は目的満載。
しかし、この山(矢山岳)の成り立ちを理解しないと意味がない。
そこで、この深い谷底で見られる枕状溶岩からスタートし、その山と共に形成されたサンゴ礁が基でできた石灰岩の観察なんだけど…


これが分かるかなぁ?
ある生き物の断面なんだけど…
はい!
その答えはアンモナイト。
で、その後は山道を登りながらピソライ(豆石)とか比較的大きな二畳紀(ペルム)のフズリナであるQuasifusulinaPseudoschwagerinaなどを観察。


その後は山頂へ到達し、自身が立つ位置が過去にラグーンであったことや、そこに広がる絶景を楽しむことができる。
また、標高869.5mからの眺めは九州を形成する付加体(山並み)も同時に理解することができる面白い場所でもあり機会があれは古代のロマンと合わせて訪ねて見られては如何でしょうか?


≪おまけ≫
石灰岩の上で見られたシャクガ科のキオビエダシャク。
この爺さんが意図しないところから変なものを見つけてくるのは、こんな出会いから…

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