錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

2年ぶりの再会

2023年05月02日 | 昆虫・植物
この時期の石垣島には先のイワサキクサゼミの他に美しい緑色をしたツマグロゼミなるセミがいる。
で、そのツマグロゼミは先島諸島の島々に広く分布するセミなのですが、お隣の宮古島では絶滅のおそれのある地域個体群として大切に保護されている。
そんなツマグロゼミですが既に羽化を済ませた殻は良く見かけられるものの、肝心のセミはというと……  ? ?
どこ ?
なーんて感じで鳴き声はしても見かける機会が少ないレアなセミなのです。
で、その中でも最もレアな個体がオレンジ色をした突然変異の変色個体。
と、言うか…
この爺さんですら、その美しい姿を拝むことが思うように出来ません。
確か最後に出会ったのは一昨年(2021年)の5月を最後に昨年なんて1匹も出会えなかった。


でもぉ、そんなオレンジ色をしたツマグロゼミと何としても再会したい。
その一念から、今年も出かけてきましたよ。
暗~い闇に包まれた、それはそれは怖い山中へ…
周囲ではリュウキュウコノハズクがコホー コホーと鳴き、インドクジャクが闇の中でミャオーなんて大声で鳴くものだからドキッ!とさせられるという正に肝試し。
と、言うか…
足元にも気を配らないと毒蛇のハブが待ち構えていますから、冗談抜きで命がけの肝試しなんだなあ。
でも、それを恐れることなく山へと足を踏み込む!👈馬鹿だから ww
そして!


キタ――(゚∀゚)――!!
闇に照らし出されたオレンジ色のツマグロゼミ… なんと美しい。
で、その出会う確率はノーマルタイプ 128匹分の1匹。
※2021年のデータですよ
そんなレアなツマグロゼミが目の前で翅を伸ばしているじゃないですかぁ。
やっぱ標本とかよりも実際に見た色が格段に美しいし、その神々しさから手を伸ばすことすら忘れて見入ってしまう。
ならば俺も!なんて猛者は、どうぞどうぞ…
遠慮なく頑張ってください。
ただし、その背負うリスクを覚悟のうえでね。


と、言うか…
この爺さんは “ いたよ! 釣ったよ! 採ってきたよ! ” とUPしているのだから誰にでも出来ると思わるかもしれないけれど実際は 蛇の道はヘビ みたいなもので、そう簡単な話じゃないんですよ。
特に夜の行動は常に危険と背中合わせ…

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