錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

古い標本箱

2024年09月11日 | 昆虫・植物

ここに2つの標本箱(ドイツ箱)がある。
こんにちは錯乱坊のジイちゃんです。
さて、話は戻って…
ここに写る2つの標本箱のうち右の箱は、今から50年ほど前のもの
嘘つけ、その頃の下敷きは白いペフ板じゃなくてコルクだよ!
なーんてご指摘される皆さん…… 正解です!
でもぉ、コルクは見た目が悪い。
レトロ感はあるけど… 心のつぶやき
だから今風に白いペフ板を上から貼っているんですよ。


いや、そんな事よりも…
学生の頃のジジイは立派な木製のドイツ箱なんて手が届く代物ではなく、当時に流通していたプラスチック製のドイツ箱を購入していた。
まぁ、高価な木製の標本箱なんて物を買う💰お金(小遣)はありませんでしたからね。


ただ、この安いプスチック製の標本箱の利点は内側の左右に溝が設けられ、そこに防虫剤のナフタリン(当時は樟脳なんてものもあった)などを仕込まれるように作られていたんですよ。
しかーし、逆に見えないと防虫剤が切れていることに気付かず、標本は何時しか虫に食われて針だけが虚しく刺さってたなんでこともあったんだなぁ……
いや、その前に見かけは同じでも木製のドイツ箱とは似て非なるもので、フラスチック製の標本箱は標本を喰らう虫や湿気もオールフリー。
だから、ずーーーーーーーっと空の箱だけが収蔵庫の隅に積まれていたのですが標本を整理する序に👇こんなものに使っちゃいました。


流石にラミネート加工した写真や防虫処理した石灰藻に石ころ(化石)なんて代物は標本を食い荒らす虫は太刀打ちできませんからね。
で、この箱を展示室の壁面に固定すると… 使えない箱も廃棄せずに済む。


捨てればゴミ、活かせば資源
そんなことから僅かばかりのオツムを使って爺は箱のリサイクル考えたんだけど…
何時も3日坊主で終わる、このジジイが今も虫屋をやっていることに我ながら驚いている。

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