錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

今宵からスタート

2020年03月14日 | 昆虫・植物

無事に交尾も終えて、先ほどはイボタへの袋掛けも終わりました。
と、言うことで・・・
今宵からイボタガの採卵がスタートします。
いやぁ、明日の朝が待ち遠しい。
ただ、ネットにだけは勘弁してね。

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ペアリング、いってみよー!

2020年03月14日 | 昆虫・植物

さてと、前置きの話で長くなりましたが・・・・
ここからは、いよいよイボタガのペアリングでーす。
と、言うことで・・・・
確実ではないけれど羽化した当日の夕方に、なんとなくだけど仕分けした雌雄のイボタガを大型の吹き流しに5頭を入れました。
おそらくだけど3♂2♀の比率なので上手くすれば2Pair。
雌雄判定を誤ったとしても1Pairは得られるかな?って。
それを家の明かりや街灯の光が影響しない屋外に吊るす。
で、イボタガの成虫って口が退化しているので交尾から産卵までの期間が短く、メスは羽化後12時間もすると腹端から誘引線を出してオスを誘うようになります。
ただ気温が低くかったりして性熟が進まず当日中に誘引腺を出さなかったとしても、翌日の日中には準備を終えてオスを誘うようになるので羽化から2日目までが交配のチャンス。


そして、その誘引腺から出るフェロモンをオスが感知すると・・・・ 翅をバタつかせて狂います。
でもって吹き流しの中を飛び回り・・・・
這い回りながらメスを探すのですが吹き流しの中は放出されたフェロモンが充満しいるためなのか?、待っているメスを通り過ぎたりして再び吹き流しの中を飛び回るなんて事も良くあります。
だからヘタなオスは直ぐに翅がボロボロになる。
しかーし、中には要領が良いオスもいて、直ぐに行為に及ぶやつも・・・


と、言うことで・・・・
昨夜から今朝方にかけて2頭のメスが無事にペアリング。
ただ・・・・
そんなことをしなくても山に自生するイボタやネズミモチなどの若葉を時期になって探せば飼育するだけの幼虫は得られるだけど寄生されていることを考えれば、それなりに手間はかかるけど後で受ける精神的なダメージは少ないと思う。
そして、この2頭のメスを使って今宵から強制採卵が始まりますよーーーー

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羽化したイボタガの仕分け

2020年03月14日 | 昆虫・植物
ちょうど24時間前の昨日のこと、『イボタガ キタ――(゚∀゚)――!!』なーんて記事をUPした。
すると・・・
ご覧いただいている皆さんから多くの“いいね”と“応援”の後に“続き希望”を頂いた。
いやぁ・・・
本当に励みになります。
と、言うことで話の続きへと移りたいところなのですが・・・・・
その前にイボタガの場合は厄介な問題に直面します。
それは雌雄の判別。
これがヤママユの仲間とかだと触角の違いで直ぐに雌雄の同定ができますが、このイボタガの場合は触角に見られる違いは殆どない。
ならば翅形や大きさか?
いやいや、それも個体差があって直ぐには判断に困る。
ならばお腹の膨らみや形を見れば分かるだろ!
はいはい、そのとおり・・・
だけど羽化して間もない個体は雌雄ともにお腹がパンパンに膨らんでいるんですぅ。
ただ、それでも見慣れれば何となくだけど分かるようになる。
しかーし、それが確実かと問われると難しい。
そこで・・・・


この画像で比較して見てください。
上がオスで下がメス。
オスの翅に比べるとメスの翅の方が地色が濃い。
そして、腹部に見られる帯の幅がオスは太くて明瞭に見られるけれど、メスの方は細くて全体的に黒っぽく見える。
※但し、これは背部側だけの特徴で裏側では大差はない・・・・ と、言うか微妙。
だからCherryは上記の内容に腹部の膨らみ方や形状などを合わせて雌雄の判別をしているのですが、それでも判別を誤ってしまうことがあるんですぅ。
まぁ、そんな厄介なイボタガの雌雄判別ですが、それらしい個体を仕分けして5頭も用意すれば最悪でも1♀くらいは混じります。
って事で、ここからが本題であるペアリングの話に移るのですが・・・・・ ここから先は次なる記事へと続きます。

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