錯乱坊の彷徨える日々

フィールドでの出会いに癒しを求めて…

取り込み

2016年06月08日 | 昆虫・植物
このところイボタガの幼虫がポツポツと地上徘徊を始めました。
って事で・・・
チェリーがやっている取り込み方法をUPしておきますね。

イボタガに限らずオオシモフリなんかも蛹化が近くなると木を降りて地上徘徊を始めます。
だから・・・
飼育しているとイボタガの背面は黄色く色づき飼育ケース(ケージ)の底で徘徊を始めます。
※オオシモフリスズメの背部は赤褐色へと変わります。
もちろん、この時に枝へ戻そうとしても足は枝を掴むことが出来ずに、直ぐに落下するくらい弱っているので初めて飼育される方でも直ぐに分かります。
そうなると・・・
このステージからは完全に餌を食べる事はないので、UPした画像のようにプラケースの中に十分に水を吸わせた後に固く絞ったミズゴケを半分ほど敷き、そこへ徘徊中の幼虫を投入します。

ミズゴケを入れたプラケースの中で数日管理すると幼虫の背部は再び緑色へと変わり、これまで長かった幼虫は随分と縮んで動きも鈍くなります。
この時点でイボタガやオオシモフリスズメは結構な臭気を放つ排泄物を出すので覚悟してくださいね。
って言うか、この排泄物は蛹化場所の殺菌をしているのではないかと・・・

こうなると後は蛹化を待つばかり。
園芸用のオアシスをホジホジして蛹室を作ってあげましょう。
加工方法は以前にもUPしていましたが100円ショップのオアシスを切り分けてイボタガはマドラー、オオシモフリスズメはスプーンで荒彫りし、水道水で流しながら指でスリスリして形を整えれば出来上がり。
そして、その大きさはというとイボタガで人差し指よりも少し大きいサイズでオオシモフリスズメは鶏卵ほどの大きさか、それよりも、やや大きめの穴があれば大丈夫かと・・・。
そして、フタをしないと蛹化の際にクネクネしたりしてお隣さんへ“こんにちは”と移動する子もいるので最後にオアシスで簡単なフタを作って乗せてあげましょう。

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山の神

2016年06月08日 | 魚(海・淡水)
昨年は桜島の昭和火口に張り付いてて山の神の遡上確認へは行けませんでしが、二年も続けてお休みするわけにはいくまいと無理を押して夜の川へと出かけてきましたぁ。
とは言え、時は草木も眠る丑三つ時。
目を凝らして対岸をみると白い着物を着た女性が、こちらをジーッと見るように手招きを・・・
とか、鏡のような川面から透けるような白て手がヌ~~っと出てきて足首を掴まれる・・・・
なーんて事はナイナイ。(笑

そして、本題のヤマノカミはというと、でっ・・・ デカ!
そりゃそうだ。
だって通常の遡上時期よりも一ヶ月ほど遅いんだから、その分、エサを食って大きく成長してるんですよね。
ただ、その分だけ遡上してる個体数は減ってますけどね。

じゃぁ、これが、どれくらいのサイズで遡上しているのかと言うとスケール無の画像じゃ分かんない。
って事で・・・
今朝は1cmマスのスケールを入れて撮影してみました。
時期が一月も遅れているという事もあって、今年は無理かと思っていたら今朝は20個体くらいのヤマノカミを確認することができ、その中でも大きい個体を2匹だけ選んで連れて帰りました。
おーーーい、遡上しているチビどもぉ!
今年も山へ虫採りに行くので宜しくぅ!って、山の神様へ伝えといてくれよなぁ。

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