倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

とにかく暑い日々/コロナ病床使用率「県平均」の〝?〟

2022-08-04 | 日記

今年の夏は、コロナ感染者発生数と記録的な猛暑(酷暑)と〝高止まりの夏〟となっています(ここに〝値上げの夏〟…これについては後日に触れます)

この日(3日)も、長野県ほぼ全域で猛暑日となり、場所によっては35℃超えの地点もあったことが報じられていました。

で…暑さの弊害の最たる「熱中症」も各地で発生、3日だけで12人が救急搬送されたそうです。

 

 

 

例えは極端ですが 今のわが国の場合、寒さによる「凍死」の事例は ほぼ耳にしませんが、暑さによる「熱中症死」は残念ながら報じられる機会が少なからずありますよね。

それだけ〝暑さ〟という気象は、私たちが思っている以上に身体にダメージを及ぼすということなのでしょう。

実は ウチのオフクロも、従前は頑(かたく)なにクーラーの使用を拒(こば)んでいましたが、数年前に「あわや…」という思いをしてから、今は恒常的に(クーラーの)リモコンスイッチを押すようになっています。

それでも 地域の高齢者宅に足を運ぶと、クーラーがあるのに電源を入れずに「暑い暑い」と言いながらウチワを扇(あお)いで凌(しの)いでいるお宅があります。

その多くは「クーラーの冷気が身体に合わねぇ」とおっしゃるものです。

が、前掲のとおり 暑さは生命にまでも悪影響を及ぼすことから、せめて今の時期の せめて暑い時間帯だけはクーラーを使っていただくよう強く勧めたい(勧めている)ところです。

こんな、暑さ如(ごと)きで体調不全や ましてや生命に響くようになるようでは 合ったものじゃありません。

クーラーを適切に使用する・暑いからといって食事を疎(おろそ)かにしない・こういうときだからこそシッカリ睡眠(昼寝を含む)時間を確保する、これらを励行して 共々にこの難局を乗り切りましょう!

 

 

で…〝難局〟といえば、言うまでもない 現下のコロナ禍であります。

8月に入っても 感染者は高止まり傾向、3日には 長野県は再び過去最多を更新するに至ってしまいました。

 

 

 

長野市においても、週明けから高止まり状態が続いています。

 

7/31日(日) 長野市におけるコロナ感染症の発生(424人/市23923~24346例)について

                              [PDFファイル]

                 ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/752527.pdf

 

 

8/1日(月) 長野市におけるコロナ感染症の発生(120人/市24347~24466例)について

                              [PDFファイル]

                 ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/752543.pdf

 

 

8/2日(火) 長野市におけるコロナ感染症の発生(465人/市24467~24931例)について

                              [PDFファイル]

                 ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/752619.pdf

 

 

8/3日(水) 長野市におけるコロナ感染症の発生(557人/市24932~25488例)について

                              [PDFファイル]

                 ↓

https://www.city.nagano.nagano.jp/uploaded/attachment/752671.pdf

 

 

 

これから「お盆帰省」も始まるという中、これから(お盆にかけて)都県を超えての感染拡大の可能性が高まることには「憂慮」の言葉しかありません。

人の交流=ウィルスの拡大 との〝コロナの法則〟に照らせば、この時期の高止まり傾向はもとより 次週以降に向けての再々々拡大は一体どうなるのか…予想だにできないところです。

 

ところで さきの識者のIさんとの意見交換の中で、都道府県内での「確保病床使用率」における疑問点に話しが及びました。

現在 例えば長野県においては、県内を4つのブロックに分け 各地域の感染状況に応じて「確保病床使用率」が公表されています。

この8/3においては、東信エリアの率が非常に高くなっていました。

 

 

 

で、ここで疑問が寄せられたのが「全県」のパーセンテージです。

8/3をみれば「全県では40%」となっています。

 

 

これを見ているIさんは「確保病床使用率に〝県平均〟を出して何の意味があるのか」とおっしゃっています。

曰(いわ)く「コロナの感染状況は 地域によって大きく状況が違うのだから、コロナ対策についても 4地区それぞれの状況に基づき行なわれるべきであって、それを〝足して4で割って現状とする〟というのでは、真の医療サービスは行なえないのではないか。この〝県平均〟に依(よ)るとするならば、例えば(高率の)東信エリアで発生した患者を(低率の)中信エリアに搬送する、というような全体的な作業が必要になってくる。この〝県平均〟は、数字のまやかしと言わざるを得ない。」とのことでありました。

このこと〝県平均〟は、行政統計上の便宜的な対応であったり、県全体で〝宣言〟を発出するときの全体的なデータとして用いられていると思われるところですが、いずれにしても 広域な長野県内において、各エリアごとの〝違い〟を的確に認識し 各エリアの状況に即した対応を取るべきと言う視点で、この〝県平均〟は、何とも課題を水で薄めたようなあいまい感を禁じ得ないところでありました。

 

コロナは、日々動き続けている。

これに振り回されないよう、より エリアごとの適切対応が待たれるところです。