長野市域内で、約1週間ぶりに新型コロナウィルス感染症の陽性感染者発生が報告されました。
・11月4日(木) 1例(市1797例)
その概要は下記のとおりです。
・市(1797例目)/10歳代男性(軽症)
時 系 列 11月1日/咽頭痛⇒2日/検査⇒入院調整中
感染経路 不明
濃厚接触者 同居者3名 同居以外の4名
・11月5日(金) 1例(市1798例)
その概要は下記のとおりです。
・市(1798例目)/10歳未満女児(軽症)
時 系 列 11月3日/発熱咽⇒4日/検査⇒入院調整中
感染経路 市1797例目の同居者
濃厚接触者 同居者2名
長野市域内におけるコロナ陽性感染者は、全国傾向に副(そ)うように減少傾向にあるのは ご案内のとおりであります。
しかしながら 現にこの日レポートされたように、未だ感染者の発生は散見されていることから〝完全収束〟に至っていないのが実際のところであり、私たちは今後も 予断無く日々を過ごすべきであることは言うまでもありません。
そのうえで私はこれまでも、国をはじめ関係機関においては 今までの〝結果オーライ〟のコロナ対応を自省し、感染拡大から減少に至るまでの原因や条件を検証し、今後…とりわけ来る冬季(=コロナウィルス活性期)に備え データに基づく事前の策を講じるべきと申し上げてまいりましたが、さきの新聞記事で 政府が「秋の行政事業レビュー」の中で、新型コロナウィルス感染症対策について〝公開点検事業〟として検証する方針を固めたことが報じられたことを目にし「やっと、か。」と思いをいたしました。
記事によると、これまでのコロナ対応について「行政事業レビュー」の中で、ワクチン供給体制(遅れ)の要因の検証をはじめ、保健医療体制や地域での活動支援について検証するとのこと。
どうやら今回のレビューは、行政の視点に基づく体制やシステムにおける検証作業のようであり、これはこれで評価されるところでありますが、私は一方で コロナウィルス変異の状況変化などの医学(科学)的知見に基づく検証も欠かせないと思うところです。
なぜ、コロナウィルスは蔓延し そして減少したのか?
このことについて「何となく増えて何となく減った」というような根拠なき振り返りではなく、感染症学に基づいた具体的な検証が行なわれてこそ いずれ来る冬季への〝具体的備え〟の根拠(エビデンス)になり得るところであり、感染者数が少ない今のうちに、かかる多面的な検証作業を進めてもらいたいと願うところです。
この「レビュー」については、長野市でも独自に行なうべきと考えるところですが、側聞すれば 就任する新市長もその意向があるとのことでありますので、私の立場でもその(検証の)内容に注目してゆきたいと思っております。
なお私儀、ようやくという形で 6日(土)に2回目のコロナワクチン接種に臨むこととなっています。
これまでは、みなさまの接種申し込み殺到に伴い そういう面で遠慮していたのですが、10月を過ぎて(予約が)落ち着きをみせてきたことから さきに1回目を接種、6日に2度目の接種を受けさせていただきます。
ただ、私が接種を受けるのが 副反応が強いとされるモデルナ社製のワクチンなので、そうはいっても一抹の不安があるところです。
いずれにしても 周辺にご迷惑をかけることの無いよう心がけ接種に臨んでまいります。