倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

恒久平和を

2019-05-03 | 日記

5/3 Fri.

 

今日は「憲法記念日」です。

日本国憲法が施行された1947年5月3日を記念し、国の発展を願う日であります。

 

折しも「令和」の新時代を迎えたこの頃、英断をもって皇位を禅譲された上皇陛下が誰よりも強く願った「平和社会」その意を受け継いで即位された徳仁天皇陛下も、朝見の儀において「~常に国民を思い、国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たすことを誓い、国民の幸せと国の一層の発展、そして世界の平和を切に希望いたします。」と述べられ、私たち国民と同様に、憲法の堅持を改めて表明されていました。

 

国民主権・基本的人権の保障・平和主義の三原則を掲げて制定された日本国憲法は、世界に冠たる素晴らしい「国の決めごと」として、今後も末永く遵守されることを願うばかりです。

 

 

 

 

 

 

 

ご挨拶回りを重ねる中、来訪先の家人の方から、今年ご逝去された 初代の後援会長のUさんのご薫陶について話しが及ぶことがあり、心に響いたところです。

U 初代後援会長は、誰よりも強いバイタリティーをもって物事に臨まれ、言いようによっては「頑固一徹」なところがある、名実共に「牽引者」であられた方で、その存在感は、未だに共通の思い出として話題に上るところです。

 

Uさんは、私に対しても「いいかクラちゃん、時代は音を立てて変わってゆくけれど、自分の中で「変わらないもの・変えてはいけないもの」は持ち続けなければダメだぞ。」と言葉を継がれ、そのうえで「その「変わっちゃいけないもの」とは「信念」だぞ。」と力強く言い切っておられたのを、昨日のように思い出すところです。

 

折しも、改憲論が盛んになりつつある昨今ですが、論者に対して、日本国憲法の主旨や目的を突き詰めたうえで、政治的思惑は抜きにして、真に国民のためになる条文を信念をもって堅持することを求めるのは、私だけではないでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

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 よろしくお願い申し上げます。 

 


振り返れば

2019-05-03 | 日記

5/2 Thu.

 

実家のオフクロと、令和からの時代遡[さかのぼ]りの母子の会話となり、話しはどうしても亡父の介護時代に及びました。

 

「どうしても家がイイ。」と言い通して家での晩年を選んだ親父の介護は、泣き笑いの連続でありました。

そんな中「笑えない笑い話」としてオフクロが、今だからこそと話すのが「親父の鼾[いびき]の間隔」です。

肢体が不自由になって以降の親父は、トイレに行くことも「ひと仕事」となり、とくに深夜の用足しは一大行事?となりました。

そのため親父の横で床[とこ]に就くオフクロは、眠ってはいるものの意識は親父の一挙手一投足にあり、些細な変化を感じ取っては その都度「大丈夫?」と念を押していたものでした。

 

そんなオフクロが、当時心底心配したのが「親父の鼾[いびき]」でした。

眠ると決まってイビキをかいた親父でしたが、晩年は、その「間隔」が極端になっていたのです。

「ガーッ、ガーッ」とかくイビキの音が、突然「ガ・・・」で止まり、その後 長いこと静寂が続いた後に「・・・ガーッ!」と再開するを繰り返しました。

その「静寂」は、長いときには2分以上に及び、オフクロはイビキが途絶える度に目が覚め「息しなくなっちゃった?」と心配して揺り起こそうとすると「・・・ガーッ!」と再開、ひと安心の連続だったとのこと。

 

どうやら親父は「睡眠時無呼吸症候群」を併発していたのでした。

 

睡眠時無呼吸症候群については、今でこそポピュラーな疾病として、治療法も一般化していますが、当時はまだ認知度は低かったものでした。

それが、いつだったか 新幹線の運転士の居眠り運転をきっかけに「寝不足の要因」として知られるようになったことも記憶の隅にあります。

 

 

睡眠時無呼吸症候群は、呼吸停止の間は安眠を妨げられているため それが寝不足の要因となっていますが、それを聞いたオフクロは、親父のイビキを気にしてしょっちゅう目を覚ますせいで「こっちの方が寝不足になったわよ。」と苦笑していたのを思い出したものでした。

 

あれから十数年、新たな元号を迎えた今日ですが、我が家の「平成」の大きな思い出は、親父を看取った約7年であったことは紛れもないところです。

 

 

 

 

 

 

 

丹波島橋から見えるアルプスの残雪も、かなり少なくなった感です。

 

 

ついこないだまでは、冬の景色を今に残していましたが。

 

 

季節も進んでいるを実感しました。