倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

光陰矢のごとし

2019-05-07 | 日記

5/6 Mon.

 

過去最大級の大型連休も最終日となりました。

平成を全うされた明仁陛下の生前ご退位に伴う国民の休日の設定により「長期化」された今年のGWは、令和元年のスタートという祝賀ムードも手伝って、大きな経済効果が期待されました。

 

 

連休を控えた頃、関西大学の宮本教授(理論経済学専攻)は、今年のGWの経済効果を2兆1,395億円と予想し「過去のGWと比べても圧倒的に経済効果は大きい」と言わしめたものでした。

 

海外渡航者も2,500万人近くに上り、渡航先も 長期日程になる欧州などが人気だったそうです。

 

国内においても、例えば 令和の「ゆかりの地」となった福岡県太宰府市の坂本天満宮に多くの観光客が訪れるなど「令和効果」のご利益も各所に施されたようです。

 

 

 

 

一方で 宮本教授は、旅行や買い物での好影響は相当大きいとする一方で「世間が浮かれる中、休みで収入が減る非正規雇用の人や、子どもを預ける場所がなく 出かけるに出かけられないといった人もあり、この大型連休が「格差を実感する休み」となってしまうのでは」との懸念も示していました。

 

 

 

長野市内においても、歩行者天国となった中心市街地を多くの観光客が訪れたり、

 

 

善光寺駐車場へ向かう「裏道」の渋滞ぶりや、

 

 

主要幹線に長い車列ができていたのが印象的でした。

 

長野市における経済効果・社会的効果も気になるところです。

 

 

 

 

そんなGWも、それぞれの生活スタイルの中で過ごされたことと思いますが、私がただただ心配するのは、主に児童生徒、ひいては社会人なりたての若者に生じる いわゆる「五月病」です。

学校や職場に長期間「空白」が生じたことにより、週明けからの日常生活にピントが合わなかったり、または今までの生活上のストレスを抱えている人は、再び「現場」に戻らなければならないという負担感が要因となり、心身に「拒否反応」を来[きた]してしまう人も少なからずいることでしょう。

 

過去最大級のGWは、同時に 過去最大級の精神的負担を招く要因になるのかもしれません。

もし周囲にそんな人がいたら、再び「日常」に良好に戻れるよう、どうか温かくお見守りいただきたいと願うところです。

 

 

 

また、前述のように「令和元年」の幕開けとなったGW明けは、何というか「スタートの号砲が鳴った」と感じる方も多いのではないでしょうか。

私もその一人です。 

 

新元号の発布にあやかり、元気にリ・スタートを切ってゆきたいと自らを鼓舞するところです。

 

 

 

 

平成31年が明け、令和にバトンタッチされ、気づいてみれば、暦は はや5月。

 

光陰矢のごとし、ですね。