興趣つきぬ日々

僅椒亭余白 (きんしょうてい よはく) の美酒・美味探訪 & 世相観察

一隅を照らす

2016-09-18 | 散歩、時々旅

所用で群馬県に行ってきました。

上の写真は、渋川市伊香保町にある水沢観音の本堂です。

十数年前に、この近くにあるうどん屋さんで ‘水沢うどん’ を食べ、近くの伊香保温泉にも泊まったことがあるのですが、この水沢観音までは来ませんでした。

今回は水沢寺のご本尊、十一面千手観世音菩薩 (水沢観音) に、家族みんなの健康をお願いしてきました。







      

本堂の正面右側に 「一隅を照らそう」 と書かれた大きな扁額がありました。
天台宗の教えですね。

天台宗のサイトを見ると、一隅を照らすとは、「まず自分自身を輝いた存在としましょう。その輝きが周りも照らします」 とあります。
「一隅を照らす」 にはさまざまな解釈があるようですが、わたしはわたしなりに、

「世の隅にいても、日々謙虚に、自分らしく心豊かに生きることができれば、それこそが輝きである」

ということを教えているのだと思いたい。 行なうは難し、ですが・・・。

最澄も 「それは間違いだよ」 とは言ってこないでしょう。







      

本堂のわきにある六角堂。

六道 (地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道) において、自分の業(ごう) により迷いの生死をくり返す衆生 (命あるものすべて。とくに人間をいう) を教え導く地蔵尊を祀っている。

趣きのある建物ですね。

 

 

 

       

水沢寺の境内は小ぢんまりとしていて、観光地ずれしておらず、犬を連れ散歩している近所の人までいて、好感が持てました。

 

 

 

   

近くの水沢うどんを食べさせる店の一軒、田丸屋に入りました。

お昼1時過ぎなのに、入り口にたくさんの人が並んでいました。土曜日で三連休の初日、まあ、しかたありません。

びっくりしたのは、このお店の客さばき。 3~40人 (もっとかな?) 並んでいたのに、30分ほど待たされただけでした。
広い部屋が何部屋かあって、仲居さんが何人もいて皆テキパキしていて、厨房の調理体制も整っていたのでしょう。

食事が終わっても容易に立たない客を許容し、笑顔を失わず、受注、調理、配膳、食器片づけなどの、そのキビキビとした流れは、見ていてなかなか見事なものでした。
まあ、夜よりも昼時がこのお店の ‘勝負’ なのでしょうけどね。 




   

   うどん、なかなか美味しかったです。



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