低PBR企業は晩年安値企業っぽい。
現在PBRが0.7倍を切っている企業を200社程用意して、以前のPBRの数値の移り変わりをグラフにしてみた。
※PBR0.7倍以下、予想PER10倍以下、自己資本比率25%以上、時価総額20億以上
※期間は10年間。
※新規上場した企業は上場前のPBR数値はなし(勿論)。
※赤い線は平均値。年度毎に平均値を上部に表示。
※細い赤い線は平均値±標準偏差。
一部企業が超高PBRを付けている、一番激しいのはテイクアンドギブニーズ。巨大な一発屋さん。その他にも高PBR企業は沢山あるが、これらも新規上場組(≒上場後こけた組)。こけた組を省けば大体低PBR銘柄は常に安い。1倍を超える事があってもこれは市場のトレンドに連動しているだけであり、あんまり意味があるとは思えない。
とはいいつつも、逆に10年前低PBR企業は常に割安と言うわけではない。恐らく、昔低PBRだったけれども、業績が良くなって市場評価も上がり今は普通のPBRだよーなんて企業もあるはず。しかしながら、あまり期待は持てなさそう。少なくとも、驚きの一発逆転的な結果は望めない気がする。現にこれだけ大量の銘柄が10年間も地を這いつくばっている所を見てしまうとねぇ。常連がずっと占拠している様な気がする。。