資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

ごめんなさい私は間違っていました。

2010-12-03 20:59:31 | 投資日記
低PBR戦略を馬鹿にしていました。ごめんなさい。

先ほど、2002年時の低PBR銘柄のその後のリターンを分析していたのですが、いやぁ、凄いですね。これは凄い。。。後ほど追って記載しようと思います、いや、なんですかね、これ…。なにはともあれ、すげぇな…。

低PBR企業は晩年安値企業?

2010-12-03 12:44:16 | 投資日記
低PBR企業は晩年安値企業っぽい。

現在PBRが0.7倍を切っている企業を200社程用意して、以前のPBRの数値の移り変わりをグラフにしてみた。


※PBR0.7倍以下、予想PER10倍以下、自己資本比率25%以上、時価総額20億以上
※期間は10年間。
※新規上場した企業は上場前のPBR数値はなし(勿論)。
※赤い線は平均値。年度毎に平均値を上部に表示。
※細い赤い線は平均値±標準偏差。

一部企業が超高PBRを付けている、一番激しいのはテイクアンドギブニーズ。巨大な一発屋さん。その他にも高PBR企業は沢山あるが、これらも新規上場組(≒上場後こけた組)。こけた組を省けば大体低PBR銘柄は常に安い。1倍を超える事があってもこれは市場のトレンドに連動しているだけであり、あんまり意味があるとは思えない。

とはいいつつも、逆に10年前低PBR企業は常に割安と言うわけではない。恐らく、昔低PBRだったけれども、業績が良くなって市場評価も上がり今は普通のPBRだよーなんて企業もあるはず。しかしながら、あまり期待は持てなさそう。少なくとも、驚きの一発逆転的な結果は望めない気がする。現にこれだけ大量の銘柄が10年間も地を這いつくばっている所を見てしまうとねぇ。常連がずっと占拠している様な気がする。。

低PER,低PBR投資に関する素朴な疑問

2010-12-02 10:05:03 | 投資日記
低PER、低PBR企業への投資は長期的に儲かると統計的に出ているらしいんだけど、その低PER,PBR企業が値上がりした後にそのポジションを埋める企業はどこから現れるのだろうか?

5分位で市場を分けて、最下層のレイヤが底上げされてきたら、その分市場全体も株価が上がる事になる。で、最上位のレイヤが地盤沈下してきてエネルギーを相殺しあえば市場価格は上がりもせず、下がりもせずとなる。しかしながらそれがずっと続くのであれば、企業間のPER,PBR差異は極限まで縮まり、そう言う投資スキームはすぐに無くなるんじゃないかと。でも、これが長年続いていると言う事は、その、低P○Rのポジションは何者かによって埋め合わせされていると言う事になる。第四分位の層が最下層になる?いや、ならない。その層も平均よりも高いリターンを生むのでむしろ第三層よりも高い位置にくる。じゃあ第三層が最下層になる?それもない。平均程度に儲かるのだから。。そうすると全部平均的な水準になるじゃん???

一体どこなんだそれは?もしかして、循環株とそれに追従する株主によって引き起こされている現象なんじゃないのか?

景気が悪い時はとことん低いPBRで好景気になり火が付けば割かし高PBR銘柄に。その後景気が悪くなったら途端に下落してまた低PBR銘柄に、みたいな。今低PBR銘柄も大体そんな感じなのかもしれない。でもPERだったら不景気にも利益を上げてないと低PERにはなれないよね、なんでだろうな?

それとも、全分位からまんべんなく落ちこぼれ企業が発生して低PBR、低PERの最下層を作り上げるとか?
コメント (4)

超過リターン狙いの投資と投機は同じ。

2010-12-01 19:45:28 | 投資日記
投資でも投機でも超過リターンを狙う点に関して言えば、何かしらの市場の歪みを利用する事を念頭に置いているんじゃないかと思う。そう言う意味で投資も投機も同じだと思う。市場の歪みと言うのは、多分人間の有限性に起因しているんじゃないかなぁ。人間心理や反応の限界とか?大衆を食い物にする点に変わりはないか。その大衆になりたくはないねぇ。。。

BS上の現金の行方

2010-12-01 09:56:04 | 投資日記
貸借対照表の現金及び短期投資の行方はどこなのか…?と言う事でデータを抽出してみた。


※横軸が5期前の対資産現金及び短期投資比率
※縦軸が直近の対資産現金及び短期投資比率
※サンプル数は750くらい
※紫線は比率差異の移動平均線。線がプラスに位置するなら現金は増加傾向、マイナスなら減少傾向。
※青線は現金比率の±の分水嶺、左側に点があれば比率がアップ、逆ならダウン。

5年前財務諸表上にあった現金の類は今でも社内に残っているって事ですね。先ほどのエントリーの通り、対資本現金比率が還元性向に影響を与えていなかったので、当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。興味深いのは現金を再投資に回していない所ですかね。特に現金比率の高い企業(除金融系)は一体何をやっているんですかね?金の使い道のない高齢者じゃないんだからもっと積極的に動かしてほしいものですね。再投資するなり株主に還元するなり、ね。カードゲームで延々と“パス”をかましてるのと変わりませんね。興ざめです。


※注意:増資等の影響は一切勘定に入れていませんのでその点注意してください。

自己資本比率と現金比率と還元性向。

2010-12-01 09:26:13 | 投資日記

※紫点が自己資本比率と対資本総還元率(5年間累計)
※橙点が現金資本比率と対資本総還元率(5年間累計)
※サンプル数は750位

自己資本率が高いほど還元性向は高いか?現金比率が高いほど還元性向は高いか?残念ながら否。殆ど関係ない。財務状態が良いという理由だけで株を買っても、その強みがが有意に発現なる事は残念ながらなさげ。全体の傾向として金庫に金があるとか負債がないと言う理由だけで企業は還元をしようとしない。


※注意:自分の持っているデータはバイアス掛かってます。まず生存者バイアス。今現在上場している企業しか捉えていません。それと外れ値を結構除外してます(プロットしているデータのの3%-5%程度)。後者は全体の傾向を捉えるのにそんなに影響はないと思いますが、前者は結構あるかも?後、このデータと言うのも直近5年間の傾向を示しているだけなので、次の5年も有効では無いかもしれません。