投資でも投機でも超過リターンを狙う点に関して言えば、何かしらの市場の歪みを利用する事を念頭に置いているんじゃないかと思う。そう言う意味で投資も投機も同じだと思う。市場の歪みと言うのは、多分人間の有限性に起因しているんじゃないかなぁ。人間心理や反応の限界とか?大衆を食い物にする点に変わりはないか。その大衆になりたくはないねぇ。。。
貸借対照表の現金及び短期投資の行方はどこなのか…?と言う事でデータを抽出してみた。
※横軸が5期前の対資産現金及び短期投資比率
※縦軸が直近の対資産現金及び短期投資比率
※サンプル数は750くらい
※紫線は比率差異の移動平均線。線がプラスに位置するなら現金は増加傾向、マイナスなら減少傾向。
※青線は現金比率の±の分水嶺、左側に点があれば比率がアップ、逆ならダウン。
5年前財務諸表上にあった現金の類は今でも社内に残っているって事ですね。先ほどのエントリーの通り、対資本現金比率が還元性向に影響を与えていなかったので、当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。興味深いのは現金を再投資に回していない所ですかね。特に現金比率の高い企業(除金融系)は一体何をやっているんですかね?金の使い道のない高齢者じゃないんだからもっと積極的に動かしてほしいものですね。再投資するなり株主に還元するなり、ね。カードゲームで延々と“パス”をかましてるのと変わりませんね。興ざめです。
※注意:増資等の影響は一切勘定に入れていませんのでその点注意してください。
※横軸が5期前の対資産現金及び短期投資比率
※縦軸が直近の対資産現金及び短期投資比率
※サンプル数は750くらい
※紫線は比率差異の移動平均線。線がプラスに位置するなら現金は増加傾向、マイナスなら減少傾向。
※青線は現金比率の±の分水嶺、左側に点があれば比率がアップ、逆ならダウン。
5年前財務諸表上にあった現金の類は今でも社内に残っているって事ですね。先ほどのエントリーの通り、対資本現金比率が還元性向に影響を与えていなかったので、当たり前と言えば当たり前なのかもしれません。興味深いのは現金を再投資に回していない所ですかね。特に現金比率の高い企業(除金融系)は一体何をやっているんですかね?金の使い道のない高齢者じゃないんだからもっと積極的に動かしてほしいものですね。再投資するなり株主に還元するなり、ね。カードゲームで延々と“パス”をかましてるのと変わりませんね。興ざめです。
※注意:増資等の影響は一切勘定に入れていませんのでその点注意してください。
※紫点が自己資本比率と対資本総還元率(5年間累計)
※橙点が現金資本比率と対資本総還元率(5年間累計)
※サンプル数は750位
自己資本率が高いほど還元性向は高いか?現金比率が高いほど還元性向は高いか?残念ながら否。殆ど関係ない。財務状態が良いという理由だけで株を買っても、その強みがが有意に発現なる事は残念ながらなさげ。全体の傾向として金庫に金があるとか負債がないと言う理由だけで企業は還元をしようとしない。
※注意:自分の持っているデータはバイアス掛かってます。まず生存者バイアス。今現在上場している企業しか捉えていません。それと外れ値を結構除外してます(プロットしているデータのの3%-5%程度)。後者は全体の傾向を捉えるのにそんなに影響はないと思いますが、前者は結構あるかも?後、このデータと言うのも直近5年間の傾向を示しているだけなので、次の5年も有効では無いかもしれません。