資産1000億を目指すブログ

2065年までに1000億目標。株式投資についてつらつらと。誤字脱字錯誤に計算間違い多数。補正・修正は読み手側でして。

コカコーラへの投資は成功だったのか?

2010-12-22 20:06:57 | 投資日記
ふと思い出したのだが、バフェットのコカコーラへの投資は本当に成功だったのだろうか。

彼がコーラを買ったのはゴンズエタが社長に就任した頃だから、確か1988年頃。当時PER25倍程度だったと記憶している。それが15年余りで7倍程度となった。購入時PERで4倍程度になった。

バフェット(マンガーだったか?)は「割高株も長期的には割安になる。」と言っていたが、この水準は本当に割安なのだろうか…?

米国のインフレ率は、この期間、3%から5%程度だったと思う。そう考えると、累積インフレ率は50%から100%程度。単純にこれを割引くと、コカコーラの実質的な時価総額の増加分は3.5倍から4.5倍。15年で約4倍程度。複利で考えると年率10%程度。

後、これにインカムゲインを付け加えて考える。ROEによりけりだが、まぁ今の水準程度と考えてROE30%程度といておこう。15年で7倍程度まで本業が成長したと考えると(PBR一定を想定)、本業拡大用の資金はROEの約3割程度、残りの7割を還元したと考えて、1/PER=1/25=4%の70%は2.8%。

合計で大体12.8%程度がこの投資のリターンだったと言う事か。うーん、低くない?っておもっちゃうのは私だけでしょうか。。彼のポートフォリオの平均リターンって確かインフレ調整後でも20%近くあったと思うんだけどなぁ。。

でもま、良い投資だった事には変わりないか。
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ペパボは売った方が良いのでは?

2010-12-22 09:42:53 | 投資日記
上昇気流に乗ってさっさと売り抜けた方が良いでしょう。根拠は下記の通り。

①PBRが高すぎる
PBR6倍は危険ゾーンです。過去のデータから言えば、PBR5倍以上は十中八九、下落し、長期的に見れば80%から90%以下の水準まで"PBR"が落ちます。かたやBPSに関してはそれほどまでの成長はしません。ペパボに関しても同様だと考えます。理由は下記の通り。

②成長余地に関して
成長余地はまだあるでしょうが、競合他社が雨後のタケノコのように乱立し始めています(有報のリスク事項を確認ください)。
また、ペパボが優位性を持って客を囲える“有意な環境”は市場から消えてきています。事実、成長率は過去数年で遁減状態。また今期は目標未達の公算大です(3Qの進捗状況を参照ください)。

③利益率の減少に関して
超高収益企業(ROE25%以上)の収益率が5年後も持続する確率は極めて低いです。過去5年間に関して言えば、約85%以上の企業は利益率を落としています。確率論的にペパボも下落する可能性が高いです。また、今まで高収益高成長を牽引していたホスティング関連が伸び悩み、EC他新事業を拡張し始めています。これらのビジネスは前者のそれと根本的に違います。当然、利益率も大幅に違うはずです(有報記載の各事業に対する設備及び人員の配賦を頂ければ分かると思います)。ホスティングが偶然のヒットだった場合、それが連続する可能性は低く、利益率は今後落ちていく事が考えられます。