ここにS&Pの各種データがあったのマッピング。
今はPER30倍とか。直近株高の水準的には2021年12月より高め。
2023年末時点ではS&P500は財務指標的には好調でも不調でもない普通の状態。
が、今はPERが高い。30倍は高い。今のEPS水準がどの程度かによるけど、仮に上記の23年末と同水準なら高い。
この水準はソフトランディングでは正当化できない。
仮に利下げで経済復活して好況になって2021年状態(ROE22%、売上利益率14%水準)になってもPER23倍水準。
実数値の下支えがないのに株価水準だけキープしてきたという感じ。実数値の代わりに期待で支えてる株価。
言ってみれば、好況になる前提の株価。そして好況になっても割高感が多少残る株価。
勿論、BPSが年々積み重なってEPSは増える。還元もある。とはいってもすぐに割高感を埋める事はできない。
年率7-9%程度。
勿論、ソフトランディングしないで飛翔していくこともありえる。その場合は1998年からITバブルまでの道のりのようになる。より高い株高。
でも、2001年にはじけて2003年に底値付ける。1998年から2003年。5年もかけた。5年分のBPS底上げされて1998年から持ち続けたのと大差ないリターン。
勿論、株高でうまく売り逃げれればいいのだろうけど、そんなスキルは持ち合わせていないし。そもそも株高状態だしねぇ。。
なのでパターン的には、ハードランディングでも、ソフトランディングからの飛翔でも、どっちにしろ買わんほうがいい。
一番マシなパターンでもトントン。下手すると大やけど。
後、1980年以降、ソフトランディングを達成できたのは1990年代半ばの一度だけ。確率にして25%。
根拠なき熱狂という言葉があるけど、まぁそれに近いんじゃないかなと思っている。
ハードランディングする可能性も、結構あるんじゃないのかな。半分くらい。
すると極端な利下げが来る。するとこれまた極端な円高が来る。株もそれなりに安くなる。
という事で、静観しておいた方がいい時期なんだろうなと思う。というか、怖いので持ちたくない。
多分、10年に1-2年くらいある、株もってない方がいい時期なのかなと思う。株価高いし、不景気来そうだし。
まぁ、待ちだなぁ。
全くハードランディングとか、織り込んでいる風に見えないけどね。株価。
だからこそ、警戒したほうがいいなぁと。
似たような状況として思い出すのはコロナの時かな、クルーズ船の乗客が下船した時。
ほぼ確実にコロナ患者混ざってるのはわかってたけど、株価は無反応だった。
で、数日して国内で感染がちらほら確認され広がっていってから株価も反応。
下船した時点でこうなるのはわかってたと思うんだけどなぁ。。今更ながら。
今回はあの時ほどの確度というか、蓋然性はないと思うけどね。